小学校高学年から中学生頃の「思春期」は、頬やおでこにニキビがポツポツできてきたり、女子はメイクなどのスキンケアに興味を持ち出したり、そんな時期ですよね。
思春期の子供を持つお母さんは「そろそろ洗顔料使わせるべき?」「化粧水や乳液は?」そんな疑問を抱くかもしれません。
この記事では、子供の洗顔料いつから使うべきか、化粧水や乳液について、日焼け止めを塗った後の洗顔について紹介します。
目次
子供の洗顔料って何歳から使うもの?使わないとダメなの?
小学校高学年頃になると、顔ににきびができたり鼻の毛穴がポツポツしてきたりして、今までみたいに水だけの洗顔じゃダメかな?そんな風に感じるお母さんは多いのではないでしょうか。
そもそも洗顔はどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
- 洗顔のメリット
肌の汚れや古い角質や皮脂を落として、肌の生まれ変わりを助ける - 洗顔のデメリット
皮脂やバリア機能が落ち過ぎて乾燥することで皮脂がより出てくる、ニキビの原因になる
肌にはもともとバリア機能が備わっていてあらゆる刺激から肌を守るようになっています。
子供のうちはこのバリア機能のおかげで洗顔などのスキンケアをしなくても肌はつるつる。
これが成長するにつれて少しずつ崩れ、肌トラブルを招くようになっていくのです。
それを防ぐために洗顔料は必要なのですが、特に目立った肌トラブルがないのであれば洗顔料は使う必要はありません。
「ちょっと顔がべたつくようになってきたから」この程度では洗顔料はいりません。
肌には清潔を保つために必要な皮脂もあるため、トラブルがないのに洗顔料で洗い流すと大切なバリア機能まで洗い流してしまい余計にトラブルを引き起こす原因になってしまうのです。
洗顔料を使う目安は?!
「洗顔料は〇歳から」という定義はありません。目安としては、
- ニキビができ始めたら
- メイクをし始めたら
こんなところです。
大切なのは肌の様子をよくチェックすること。
初めて洗顔料を使うときは低刺激のものや無添加のものを選びましょう。
洗顔料が必要かどうか、どんな洗顔料が良いのか、わからないときは薬局の美容アドバイザーや皮膚科の先生に相談することをおすすめします。
まだ思春期ではない小学校低学年やそれ以下の子供には洗顔料は必要なし。
小さい子供の肌トラブルは、小児科や皮膚科で処方される塗り薬や保湿剤を使うようにしましょう。
子供は化粧水や乳液も必要なの?
まだ10代になりたての子供の肌にも化粧水や乳液は必要なのでしょうか。
この頃の子供の肌トラブルについてお話します。
思春期の子が起こしやすい肌トラブルで最も多いのは、やっぱりニキビです。
この頃は体が子供から大人へと変化していくため、ホルモンバランスが乱れて顔の皮脂が過剰に増えることからニキビができやすくなってしまいます。
誰もが通る道ではありますが、今まで何もトラブルがなかった分、本人もお母さんも悩んでしまいますよね。
ニキビを撃退するにはやはり洗顔が大切。
しかし、ニキビが気になる、早く治したいからとむやみに洗顔をすると必要な皮脂まで奪われてしまうかもしれません。
ニキビの原因は乾燥もある?!
ニキビの原因は皮脂だけでなく、実は乾燥も原因となってしまいます。
洗顔で必要な皮脂まで洗い流したことが原因で肌は乾燥し、肌は乾燥を防ごうとして余分な皮脂を分泌します。
これもニキビの原因となります。
このニキビの二大原因を防ぐために、正しい洗顔、化粧水、乳液で保湿をすることが必要となってきます。
とはいえ、10代の肌には「洗顔+保湿」の最低限のスキンケアで問題ありません。
大人のように数種類を重ねてぬったり、使い分けたり、高いものを使ったり、そんな必要は全くありません。
ドラッグストアなどで1000円前後で買えるようなシンプルな化粧水で十分。
特に、低刺激、無添加のものがおすすめです。
アルコールフリー、美白成分などもこのころは必要なし。
ニキビが気になる人はニキビの素となる「アクネ菌」に効果のある薬用化粧水を選ぶといいでしょう。
子供の洗顔で日焼け止めを塗ったときはどうしてる?
紫外線から子供の肌を守るために日焼け止めを使うこともあるでしょう。
日焼け止めを塗った時は、洗顔料で洗い流すようにしましょう。
小学校高学年や中学生なら、先ほど説明したとおり刺激の少ない洗顔料で洗い流せばいいのですが、洗顔が必要ない幼児や小学校低学年ぐらいの小さい子供の顔はどうやって洗ったらいいのかわからない人も多いかと思います。
おすすめは、「ベビー用の全身シャンプー」や「赤ちゃんの肌にも使える」とうたっているボディソープなど。
顔の肌は他の部分に比べて繊細なので、とにかく肌をいたわって優しい成分のものが安心です。
赤ちゃんにも使える無香料・無着色・低刺激クレンジングオイルもおすすめ。
少しだけだから・・・といって大人用のクレンジングや洗顔で洗うのはおすすめしません。
また、日焼け止め選びも大切。肌への刺激が少ないSPFの低いものや、お湯で洗い流せるものだとより安心ですね。
まとめ
子供の肌は繊細なので、肌トラブルがない限りは洗顔料や化粧水のようなものは不要です。
思春期を迎えて、ニキビが気になりだしたときに考え始めるぐらいでいいと思います。ただし、メイクや日焼け止めを塗った時は洗顔料で洗いましょう。
初めは低刺激のものを朝だけ使ってみて、必要ならば回数を増やすのがいいでしょう。肌をこするようにゴシゴシ洗いはNG。
泡で優しく洗うようにお母さんが教えてあげてくださいね。