最近の子供は、遊ぶ時間がないほど忙しい子もいるんですって…。
みんなが、みんなとは言わないけれど、塾やピアノ、書道に英語なんてのは普通だそうです。子供の時間なんて限られているから、毎日予定がぎっしりになっちゃいますね。子供がやりたいなら、問題ないですけど、親が無理矢理ってなると問題ですね。
そこで今回は、子供の習い事は掛け持ちをいくつまでさせていいのか、何個ぐらいやらせるのが妥当か、習い事に行きたがらなくなったときはどするべきか。などについてご紹介します。
目次
子供の習い事って掛け持ちさせても大丈夫?
子供が進んでやりたがるような習い事なら、掛け持ちさせても問題ありません。
いくつかの習い事を掛け持ちするのは、子供にはもちろん負担がかかりますが、同時に親にも負担がかかってきます。
当然、費用はかかるし、送迎などで時間的の拘束も多少されます。
それでも子供自身が進んで通って何より楽しそうにしていれば習い事の掛け持ちはいい事です。
いろんな習い事をすることで、それぞれの場所での立ち振る舞いや、いろんな人に出会ったり、限られた時間の有効活用の仕方など、たくさんの経験から学ぶことも多いなど、いい所もあるのではないでしょうか。
ただし、あまりにもハードスケジュールになると、子供が心身ともに疲れてしまいます。
そこは、親が管理をしてあげてきちんと休憩時間や休みなどを作ってあげることも大事なことです。
親が子供に強要する習い事の掛け持ちは止めた方が良いですね。
- 親が将来の為にと思って、いろんな習い事に通わせたとしても、子供自身にやる気がなければ身につくことは少なくなります。
- 無理矢理、たくさんの習い事をさせてしまうと、子供が疲れてしまったり、友達と遊ぶ時間もなくなり、ストレスがたまってしまいます。
それに、小さなうちは、いろんな習い事をするよりも、遊ぶことのが重要だとされています。
小さいうちにしっかり遊んで、心を育ててからでも、習い事をするには遅くありません。
子供にたくさんの選択肢を持たせることは問題ありませんが、その中から何をやるかは、子供自身が決めないとあまり意味がないということは覚えておいた方がよさそうです。
*習い事の掛け持ちをすることでのメリット
- 多彩な技術が身につく
習い事をすることで、学校や日常生活では教わらないような、様々な技術を身につけられます。
掛け持ちによって、その種類が多いほど、子供はより多くの技術を身につけられます。 - 達成感や自信に繋がる
いろんな目標や目的を持って習い事に望んでいるので、その目標や目的が多ければ多いほど、達成感を味わえる場面も多くなります。
習い事の数だけ、多くの自信を持つことができるようになります。 - 将来の選択肢が増える
様々な体験をすることで、将来の可能性は広がります。
できることがたくさんあれば、自分がやりたい事を考えるときの選択肢が増えてゆきます。
たとえ職業として関わらなくても、趣味という財産にはなります。 - 人との接し方を学べる
習い事で出会う先生や生徒は、学校では出会う事のない人が多くなります。
異なる年齢の子供や大人と関わることで、普段学校では学べないような関係性も築くことができます。
その為、いろんな人と付き合えるような柔軟な人付き合いができるようになります。
*習い事を掛け持ちする事でのデメリット
- 時間が足りない
子供にとっては、遊ぶことも大事なことです。
いろんな習い事を掛け持ちしてしまうと遊ぶ時間がなくなってしまいます。
習い事の移動する距離や時間にも違いは出てきますが、家に居る時間が少なくなり家族との会話も減ってしまう恐れもあります。 - 体力、精神の負担になる
たくさんの習い事によって子供自身が疲れてしまうこともあります。
学校生活や日常生活が疎かになってまで習わなければいけない事なのか、よく考えたほうがいいかもしれません。
また、子供が気づかないうちに精神的な負担になっていることもあるので、体力的な問題と同時に精神的にも親が気にかけてあげる必要があります。 - お金がかかる
習い事にもよりますが、平均して月に5,000円~10,000円ぐらいかかります。
2個、3個様々な習い事をすればそれだけのお金がかかります。
月謝の他にも、交通費や試験代、発表会費などがかかったりと何かと雑費も必要になります。子供は成長とともにお金が必要になるので、将来の事も考えてのお金の使い方をしたほうがいいですね。
子供の習い事はいくつまでが妥当?
あくまでアンケート結果ですが、小学生の習い事の平均は1.8~1.9個という結果なので、1個か2個ぐらいと思われます。
こうやってみると、意外と少なく感じます。
習い事を全くしていない子供もいるので、平均した結果がとのくらい意味をもつのか疑問ですが、学校にも月曜日から金曜日まで通っているので、無理をしない程度に通うとしたら、2個が妥当になるのではないでしょうか。
さらに、土日に習い事を1つするとしたら小学生が掛け持ちできる習い事は3個が限度です。
それ以上掛け持ちすると、子供にとって大切な友達と遊ぶ時間がなくなります。
習い事の掛け持ちは、2〜3個がベストだと思います。
小さな子供のうちは、2個でも十分と言えます。
いろんな習い事に手を出しても、中途半端になるだけなのでよく吟味して習い事を決めた方がよさそうです。
1日に習い事の掛け持ちは1個まで
共働きの両親の場合、平日に習い事に通わするのは難しくて土日にまとめて複数の習い事に通わせることもあるようです。
しかし、子供は平日には体や頭をたくさん使って集団生活をしているので心身が疲れています。
土日までフル活動させてしまうと子供にかなりの負担になります。
しっかりと休む事も子供にとっては大事なことなので、休みだかといって習い事を掛け持ちするのではなく、習い事は1個にして上手に休息をとる事も大切です。
遊んでいるうちに出てくる好奇心や疑問点などは、習い事だけしていても出てくるものでもありません。
そういった無駄かもしれない時間こそ、子供には必要なのかもしれません。
子供の習い事に行きたがらないときはどうする?
まずは、なぜ行きたくないのか理由を聞いてあげることです。
・友達はできるのに自分だけできない。
・先生やコーチが怖い又は先生 が変わってしまった。
・もっと違うことがしたい又は遊びたい。
・特に理由はなく行きたくない。
など、様々な理由がありますが話を聞いて子供の理由ごとに対応してあげることが大切です。
子供が習い事に行きたがらないに対処するポイントは?!
子供が習い事に行きたがらないのには理由があります。
それらに対処するにはしっかり子供の気もちに寄り添う事が大切ですよ。
子供がパパママは味方だと感じる対応ができると良いですね。
子供の意見は否定しないで最後まで聞く。
まずは、子供の話を最後まで聞いてあげて子供の気持ちを否定するような言葉は発しないで下さい。
否定されればされるほど意固地になってしまい、その後の説得が難しくなってきます。
子供が話したことを理解して、繰り返して言ってあげると共感してくれたと感じて、行きたくない理由も言ってくれるかもしれません。
その理由を聞いてから対処しても遅くはありません。
結果ではなく、過程が大事だと諭す。
結果が出てしまう習い事などでは周りの友達や自分を比べて、自信をなくしてしまう子もいます。
自信を失くして行くのも嫌になっている子供には、結果だけでなく頑張っていた過程を褒めてあげることが大切です。
先生を変えてみる。
習い事によっては、進級してクラスが変わったり担当の先生が変わることはよくあります。
子供からすると、初めから教わっていた先生には思い入れがあるので先生が変わってしまうと、「今の先生は嫌だから行きたくない」と言い出す子も出てきます。
実は、先生やコーチが嫌で習い事に行きたがらない子は結構多いんです。
そんな場合は、子供に合った先生を探してあげて下さい。
なかなか難しいことですが、どこか良い妥協点を見つけて行けるようにしてあげて下さい。
一回くらい休んでも大丈夫。
一度休ませてみて、様子をみてみるのもアリです。
その際には、次に行く日は決めてからお休みさせて下さい。
一度休みを取ったことで気持ちも落ちついて、もう一度行きたがるかもしれません。
どうしても行きたがらないなら辞める事も考える。
子供がどうしても行きたくないなら辞めることも考えた方が良さそうです。
子供自身にやる気がなければ、習い事をしている意味がありません。
しかし、やりたくないからといって中途半端で投げ出すのは良くないので、子供と目標を設定してそれがクリアしてから辞めることです。
その目標達成してから辞める方が、子供も今までやってきた事は無駄ではなかった事を学ぶことができます。
行きたがらないからといって辞めることをすぐ考えるのではなく、子供と一度じっくり話し合ってから決めて下さい。
まとめ
子供に習い事をさせるのは、親が出来なかったことを託すみたいなところも多少なりともあったりします。
子供の将来の為と思いつつも、結果がでないと苛立ったり怒ったりしたら元も子もありませんよね。習い事の掛け持ちは、まずは子供のやる気をみてから判断した方が良さそうですね。
その上で、親が子供の様子を見極めて、どの習い事をどのぐらいするのか決めてあげればいいかもしれませんね。
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