子供は何歳から助手席に座れる？ジュニアシートは要る？エアバッグの影響はないの？

子供が助手席に座りたがるなんて事ありますよね。では、子供は何歳から助手席に座らせてもいいのか悩みますよね。
実は何歳からという明確な基準はありませんが、いくつか注意すべきことがあります。
ここでは、子供は何歳から助手席に座れるか、その時ジュニアシートはいるか？エアバックの影響はなどお伝えします。

子供は何歳から助手席に座れるの？基準とかある？

子供は何歳から助手席に座れるのでしょうか。

明確な規定はありませんが、助手席に子供を座らせるのは危険が伴います。
詳しくは後で説明しますが、必要でなければ助手席に座らせるないのが良いです。

子供を助手席に乗せるのに基準ってある？

子供が助手席に座る事に関して法律的な基準はありません。

ただ、車のシートベルトは「身長140cm以上」の人が装着することを想定して設計されているので、6歳になっても140㎝に満たない子供はシートベルトだけでは危険です。

もし140㎝未満の子供がジュニアシートなしでシートベルトのみで乗車し急な衝撃を受けたとき、シートベルトからすり抜けてしまう可能性があります。

子供を助手席に座らせるのは身長が140cmを超えて以降の方が安全ですね。

子供が助手席に座るときはジュニアシートは要る？

先ほど説明した通り、車のシートベルトは身長140㎝以上の人が装着することを想定して設計されています。

なので、結論から言うと、

ということになります。

法律上6歳を過ぎればジュニアシートの着用義務はありませんが、子供の安全のためには年齢よりも身長で判断することが重要です。

ジュニアシートって？

ジュニアシートとは、チャイルドシートが窮屈になった子供向けに作られた車用の補助椅子でチャイルドシートよりもすっきりしたデザインのものが多いのが特徴です。

個人差はありますが、だいたい3～4歳ごろにチャイルドシートからジュニアシートに替える人が多いようです。

ジュニアシートには、背もたれつきのものや、背もたれなどはなく座る部分だけのもの（ブースターシートといいます）、背もたれが取り外せてブースターシートにもなるものなどさまざまなものがあるので親子で安心して使えそうなものを選ぶといいでしょう。

メーカーによって多少異なりますがジュニアシートは「体重15〜36kg、身長100〜140cmくらいの子供」が対象になるものが多いです。

「3歳、身長100cm以上、体重15kg以上」を迎えたらチャイルドシートからジュニアシートに切り替えるのを考えてみても良いかもしれません。

子供が助手席に乗ったときのエアバッグの影響って？気をつけることは？

エアバッグは、車が一定の衝撃を感知すると風船のように膨らんで、ハンドルやダッシュボード、ドアやガラスなどにぶつかるのを防いでくれます。

身体を守ってくれるエアバッグですが、基本的には大人の体を守るものとして作られています。
ですので骨格が完成しきっていないうえ胸部が弱い小さい子供がエアバッグの衝撃を受けることは危険です。

命を守るはずのエアバッグで大きなけがをしたり、最悪の場合心臓にダメージを受けたり窒息死したりする可能性もあります。

助手席にエアバッグが装着してある車の場合には、チャイルドシートを後部座席へ設置して座らせた方が安心です。

実際に数年前、助手席に乗っていた3歳の子供が、エアバッグに胸部を圧迫され死亡してしまう事故がありました。

こういった事故を防ぐために、何か理由がない限りは（大きな荷物を運ぶために後部座席に座れなくなっているなど）小さい子供は後部座席に座ることをおすすめします。

どうしても助手席に子供を乗せなければいけないときは、必ずジュニアシートを使用し縁石に乗り上げるなどの運転ミスもできるだけないように心がけましょう。

まとめ

6歳未満の子どもを車に乗せるときはチャイルドシートやジュニアシートに乗せて走行しなければいけないと法律で義務付けられているので、助手席であっても後部座席であってもジュニアシートは必須です。

6歳を過ぎていても身長140㎝に届かない場合はシートベルトの基準に満たしていないので、140㎝を超えるまではジュニアシートに乗せましょう。

ただし、助手席に子供を乗せるのは万が一の時に開いたエアバッグの衝撃が心配。エアバッグは大人の体を守る設計になっているので未発達な子供には衝撃が強すぎます。

エアバッグは、事故の衝撃だけでなく段差に乗り上げた際にも開くことがあるので、出来るだけ助手席に乗せるのはやめた方が良いです。

子供の安全をしっかり守って、ジュニアシートを正しく使ってドライブを楽しんでくださいね。