使用済みのペットボトル…ついつい保存して、繰り返し使いたくなってしまいますよね。
ところが、「ペットボトルの使い回しは衛生的に良くない」という声もよく聞きます。
では、ペットボトルを使い回しするのは、どのくらいならOKなのでしょうか。
又、ペットボトルを衛生的に洗いたい時、キャップの臭いが気になる時はどうしたら良いのでしょうか。
ペットボトルって繰り返し使える?どのくらいならOK?
基本的には、衛生面を考えると、ペットボトルを繰り返し使うのはNGです。
現に、ペットボトルの各メーカーも、「繰り返し使わないように」と呼びかけています。
使用済みのペットボトルには雑菌が繁殖しやすく、食中毒などを引き起こしやすくなるからです。
これを避けるために、漂白剤や熱湯などでペットボトルを消毒している人もいるようです。
ところが、ペットボトルは使い捨て用の素材でできているので、あまり丈夫ではありません。
そのため、ペットボトルは本来、消毒に向いていない素材なのです。
これらのことから考えると、やはり、ペットボトルを繰り返し使うのは避けた方が良さそうです。
でも、「どうしても使いたい」という場合は、「何回まで」とリミットを決めることをオススメします。
具体的な回数としては1~2回程度、多くても3回まででやめておいた方が良いでしょう。
それ以上使うと、口を付けた部分からどんどん雑菌が繁殖するので、不衛生です。
雑菌は、口を付けた回数に比例して繁殖していくので、何回も繰り返し使うのは危険ですよ。
ペットボトルの洗い方のおすすめは?
さて、ペットボトルを繰り返し使う場合、衛生面を考えて、しっかり洗ってから使うようにしましょう。
ペットボトルを洗う際は、見た目を綺麗にすることももちろんですが、最優先すべきは殺菌です。
1番簡単にできるペットボトルの洗い方は、薄めたお酢を使った洗い方です。
- 台所にあるお酢に、2倍の量の水を入れて薄めてください。
- 薄めたお酢の液を、ペットボトルの半分くらいまで入れ、フタをしてシェイクします。
- お酢の液を捨てて、お酢の匂いが完全に消えるまで、水で洗い流してください。
- 洗ったペットボトルを日当たりの良い場所で完全に乾かしたら終了です。
乾かす際は、私もやっている方法ですが、食器乾燥機を使うとラクですよ。
ちなみに、お酢の匂いが嫌いなら、お酢の代わりに重曹を使った洗い方もオススメです。
重曹を使う場合は、重曹小さじ1につき、100ml程度の量の水で薄めることがポイントです。
洗い方の手順はお酢の時と同じなので、こちらの方法でも簡単に洗えます。
お酢も重曹も、殺菌効果がかなり優れているので、ペットボトル洗浄にはとても向いています。
ペットボトルの匂いを消す方法は? キャップが臭い時は?
さて、きれいに洗ったつもりでも、ペットボトルやそのキャップに匂いが残ることもありますよね。
ペットボトルの匂いは、「重曹+お酢+水」の液で漬け置き洗いすると消えますよ。
- 重曹とお酢をそれぞれ大さじ1くらい用意し、それを混ぜて、500mlくらいのぬるま湯で薄めます。※この時のぬるま湯は、50℃前後の温度のものを使うことがポイントです。
- この液を、ペットボトルの中いっぱいに入れ、そのまま2~3時間放置してください。
- 液を捨てて、水でしっかり洗い流し、ペットボトルを完全に乾燥させたら終了です。
一方、ペットボトルのキャップが臭い時は、この漬け置きに加えて、こすり洗いもプラスしましょう。
漬け置き洗いで使ったものと同じ液を使い、古い歯ブラシなどで、キャップをこすり洗いしてみてください。
匂いが気になる箇所は、特に念入りにこすり洗いするといいですよ。
そして最後は、しっかりすすいで完全に乾燥させると、大半の匂いは消えているはずです。
まとめ
ペットボトルは使い捨て用の素材なので、基本的には、繰り返し使わないようにしてください。
もし使い回しする場合は、1~2回程度、多くて3回くらいに留めておいてくださいね。
そして、使い回しする時は、殺菌のために、お酢や重曹を使って洗い、完全に乾燥させましょう。
匂いが気になる場合は、「重曹+お酢+ぬるま湯」で漬け置き洗い・こすり洗いするといいですよ。