蓋がついていて、少し残したとしても取っておけて便利なのがペットボトルです。
持ち運びもできるし、最近では凍らせたりもできるものもあります。そんなペットボトルにも賞味期限や消費期限があります。
そこで今回は、ペットボトルの賞味期限と消費期限ってどうなってるのか、ペットボトルの賞味期限の見方ってどんな風に見る
のか。ペットボトルの賞味期限は開封した後はどのくらいなのか、注意することなどについてご紹介します。
目次
ペットボトルの賞味期限と消費期限ってどうなってるの?
ペットボトルの賞味期限と消費期限ってどうなのか考えたことがありますか?
私は普段あんまりペットボトルの賞味期限って確認したことないですが、非常用に水をストックする場合は消費期限なんかもしっかり知っておく必要がありますよね。
賞味期限と消費期限の違い
そもそも賞味期限と消費期限の違いは何なのかをまずは知っておく必要があります。
全ての食品がそうだとは言いきれませんが、基本的には「保存があまりきかないものは消費期限」で「保存がきくものは賞味期限」を表記している場合が多いです。
この2つの違いとして、
「賞味期限」は、きちんと定められた方法で保存して、未開封の状態なら美味しく食べる事ができる期限です。
多少、期限を過ぎても食べる事ができます。
どちらも、大幅に期限が過ぎている場合は、食べるのは控えて下さい。
このように安全に食べられる期限と、美味しく食べられる期限という違いがあります。
よく「賞味期限が少しくらい切れても問題はない」と言われていますが、間違った事ではありません。
しかし、賞味期限を過ぎているのには変わりはなく、劣化は否めないので、あまりおすすめはできません。
しかもこれが消費期限なら尚更、口にするのは止めておいた方が良いです。
消費期限は、期限が切れたものは口にしないのが正解です。
ちなみに、記載されている保存方法を見ると、常温と記載されているものもあります。
この常温という温度を、暖房や冷房も付けていない室温だと思っている人が多いようですが、正確には15℃〜25℃くらいとされています。
なので、真冬の部屋で冷たくなったり、真夏の部屋で温まったものは、常温保存にはなりません。
もちろんこれは、ペットボトル飲料だけの事ではなく、常温保存と記載されている食品にも同じ事なので、期限と同じくらい温度にも注意をして下さい。
ペットボドルのように保存がきく飲み物にはだいたい賞味期限が記載されています。
なので、ペットボトルは記載されている賞味期限を多少過ぎても飲んでも大丈夫なものになっています。
ペットボトルの賞味期限の見方って?
ペットボトルの賞味期限記載は、キャップのまわりに記載されている事が多いです。
キャップが黒くて記載が見えにくい場合は、容器の上部やラベルに記載されていることもまれにあります。
実際に期限を確認してみると、4桁や6桁の数字で表示されています。
最初の2桁は、西暦の下2桁を表していて、残りの数字は月日を表していることになります。
例えば、「1807」と記載されている場合は、「2018年7月」となります。
「180701」と記載されている場合は「2018年7月1日」となります。
4桁の場合は、日にちが省略されている事が多くなりますが、その場合は末日までの期間と考えます。
数字だけの表記だと分かりにくいということもあるので、多くの飲料メーカーが年、月、日表記を含めた漢字表記
に移行していこうとしています。
ペットボトルの賞味期限は開封後ってどのくらい?注意することは?
一概に開封後のペットボトルの賞味期限と言っても種類によって異なります。
種類別開封後のペットボトルの賞味期限は?
ミネラルウォーター
開封後のミネラルウォーターを常温に置いた場合は、1日が限度といわれています。
常温で置いて、飲む前に沸騰させれば1週間くらいなら飲むこともできますが、体の事を想うなら早めに飲み切った方が安全です。
開封後に冷蔵庫で保管すれば、細菌の繁殖を抑えることもできるので、1週間以内に飲み切るぐらいでも大丈夫です。
清涼飲料水
多くの飲料メーカーが推奨している開封後の賞味期限の目安は、キャップをしっかり締めて冷蔵庫で保管した上で2〜3日以内となります。
どちらも、口をつけて飲んでしまった場合はその日のうちに飲み切って下さい。
また、糖分が入っている飲み物は、開封後時間がたつと中身が発酵して容器が膨らみ、キャップが飛んだり、容器が破損してしまう危険性があるので注意して下さい。
ペットボトル開封後の注意点
賞味期限は、「定められた方法で保存した場合」の期限になるので開封するとその条件は適用されなくなり、開封後は賞味期限による安全性は保証されなくなります。
水や飲料に含まれているさまざまな原材料は、空気に触れると劣化が進んでしまいます。
口をつけて直接飲むと、唾液が入り口の中の細菌がペットボトル内に侵入して増殖してしまいます。
これは、直接口をつけて飲んだ場合にだけではなく、ストローで飲んだ場合も同じ事が言えます。
細菌が増えたとしても見た目では、わからないです。
多くの細菌が最も繁殖しやすい温度は、10〜45℃です。
特に、人の体温を含む30~37℃は最も繁殖しやすい温度になります。
常温で置いておくと、このぐらいの温度になります。
また、夏の日差しの下や車内に放置した場合の温度は30℃を超えます。
そのため繁殖はさらに加速します。
繁殖を避けるためにも、なるべく直射日光の当たらない涼しい場所や冷蔵庫で保管することが大切です。
ただし、開封した後の劣化は冷蔵庫に入れておいても進みます。
劣化が進んでいくと、濁って変色したり、異臭がしたり沈殿物が出てきたりと、見た目にもわかりやすい変化が起きてきます。
でも、細菌の繁殖は、体に悪影響を及ぼしてしまう大変な事態なのに、見た目や臭いに変化はなくわかりづらいです。
口にする前には、十分な注意が必要です。
また、ペットボトル飲料の表示に「開封後は必ず冷蔵庫に保管してお早めにお飲みください。」と記載してあるものが良くあります。
ここに記載されている「お早めに」とはどのくらいの期間を指しているかです。
口をつけて飲む場合
手で持つ事のできるペットボトル飲料の場合は、だいたい口をつけて飲んだりします。
当日のうちに飲み切るのが理想的です。
もし少しの時間、保管する場合もできるだけ冷蔵庫や日の当らない涼しい場所で保管して下さい。
取り分けて飲む場合
大きいサイズのペットボトルとなると、直接口をつけて飲まないで取り分けて飲む場合が多くなります。
その場合は、2〜3日以内に飲み切るのが理想的です。
保管の時には、必ずしっかりキャップを閉めて冷蔵庫で保管して下さい。
飲料水の劣化は、条件などによって異なってくるので確実な事は言えませんが、多くの飲料メーカーでは、2~3日を目安としています。
健康な人は、1日に口から摂る飲料として1.2~1.5Lを補給することが必要とされています。
なので大きいサイズのペットボトルをその日のうちに飲み切る事が目安になります。
まとめ
ペットボトル飲料は、長持ちすると思っていましたが、やっぱり開封してしまうと早めに飲んでしまわないとよくないって事ですね。
2,3日ぐらいなら全然気にせず飲んでました^_^;
でも何も知らないで1日置いた飲み物を飲んでると思うと、ちょっと危険すら感じます。
さすがに冷蔵庫などに保管して置けば、口を付けて飲んでも2,3日たったぐらいで具合が悪くなるほどという事はないですが、基本的には避けた方がよい。
車に置きっぱなしにしてたなど、保存の状態が悪い時は特に気を付ける必要がありそうですね。