人形供養の風習は、人形には魂が宿っているとの信仰から来ています。
人形や玩具などを、ただゴミとして捨てるのではなく、供養してあの世に送り出すという気持ちは、優しい感情から出ています。ですから、人形やぬいぐるみの供養は日本人の優しさから出来たゆかしい習慣なのです。
しかし、具体的なやり方や費用が分からないという声はよく耳にします。その知識をお伝えしましょう。
人形供養のお布施に使う封筒の選び方と書き方!
人形供養のお布施に使う封筒は白い封筒を使います。間違っても香典袋などを使ってはなりません。
お札はなるべくなら新札を用意しましょう。それがお布施のマナーというものです。しわしわのお札や折れ曲がったお札でのお布施では、供養される人形も浮かばれないというものです。
前にも書いたように、宅配便などで受け付けてくれるお寺もあります。その場合も白い封筒にお布施とか人形供養料と書いて人形を入れた箱に同封します。けっしてお札を裸のまま入れてはいけません。供養してくれるお坊さんに失礼に当たります。
人形供養のお布施の仕方と費用は?
お布施は人形を持ち込む際に白い封筒に包んで渡します。費用はそれぞれの施設によって違い、500円というところもあれば、一万円というところもあってさまざまです。なかには、無料というお寺もあります。
料金が決まっている場合はそれに従えばいいので簡単ですが決まっていない場合は困ります。一体いくらくらい包めばよいのか悩む人も多いと思います。お布施というのはもともと施主の気持ちを包んだものですから金額にこだわることはないのです。
しかし、ものごとには相場というのもあり、あまり少ないと恥をかくのではないかと心配する向きもあると思います。
お寺によって料金が決まっていない場合は、だいたい二千円から三千円を包めばいいでしょう。あまり高額になりますと負担が大きくなりますし、かといって少ないのも考えものです。
人形供養の方法はどうするの?
人形供養の方法は、人形供養をやっている神社仏閣に人形や使わなくなった玩具などを持ち込み火で焼いてもらいます。
人間と同様火葬にするわけですね。お寺ではお坊さんがお経を唱えてくれて、人形をあの世へと送ってくれます。ただゴミとして捨てられるのではなく、こうして看取られる人形は、ご主人様に愛された幸せな一生を送った人形だといえましょう。
なかには、ゴミとして廃棄物扱いにするお寺などもあるというので、供養する施設を選ぶ時には、よく供養の内容を確認することが必要です。お寺によっては、供養の実際の場面を公開しているところもあります。
お寺を選ぶには、なるべくなら自宅の近くがいいのですが、遠隔地のお寺などに供養をお願いする場合は、宅配便などで送ってもかまいません。お寺によってはガラスケースに入れたままでもOKというところもあります。
具体的にお寺を選ぶには、ネットで「人形供養」と検索すれば、いろいろなお寺や神社がでてきます。中には費用も出ているサイトもあるので、参考にするといいでしょう。
まとめ
人形供養は、日本のゆかしい風習であり、人形や玩具への優しさや愛情がこもった行為です。一度やってみれば簡単ですが、初めての場合だといろいろと戸惑うことや悩むこともあるでしょう。そんな時は、お寺のお坊さんや経験者に相談すればよいのです。
ネットで人形供養と検索すると、多数の人形供養専門のお寺のサイトがヒットします。そこには、費用ややり方も詳しく書かれています。要らなくなってゴミとして捨てるには忍びない人形やぬいぐるみ、おもちゃなどがあったら、ぜひ一度調べてみましょう。
数百円から数千円の費用で、愛していた人形の供養が出来るならば安いものです。
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