小学生の頃に、宿題で音読をした人も多いと思います。
慣れないうちは、時間がかかったりうまく読めなくてイライラしたりと、そんな経験をした人も少なくないはず。親になっても、子供の音読の宿題に付き合うのは意外と大変だったりします。でも親のフォローは必須だと思うので、適当にじゃなくてしっかり子供の音読付き合ってあげてると良いですよ~
そこで、今回は子供が音読を嫌がったり苦手な理由や、苦手を克服させる方法。小学生に音読が推奨される理由やその効果などについてご紹介します。
苦手だった音読の宿題も、あっという間に片付けられるようになりますように…
目次
小学生が音読を嫌い、苦手って感じるのはなぜ?
低学年の子は、
- 読むために文字を追いかけるのが疲れる。
- 読む事に必死で、話の内容がわからなくてつまらない。
高学年になっても、
- 自分の興味のある内容でないとつまらない。
- ただ文字を追っているだけでやりがいがない。
宿題として出されている小学校は多いはずなのに、出されたら嫌な宿題とされています。
音読は、どうしてもマンネリになりがちで、親も適当に流してしまう傾向にある為にいい加減になりがちです。
子供的にも、プリントやドリルなどと違ってやっても形に残らないので達成感が得られず、あまり好きにはなれないようです。
この辺親がどうフォローするかにかかってそうですよね。
音読が苦手はどうやって克服させればいいの?
大人でも苦手を克服するには、苦労します。小学生となると尚更です。そこで、克服させる為に親子でできる事を紹介します。
多少間違っても注意しない
親はどうしても、完璧にできるまでやらせようとしてしまいがちです。しかし、音読はとても高度なことをしているのです。
大人でも間違える事がある事を、まだ未熟な1年生が間違ったとしてもまったく問題ありません。
そこで一番やってはいけないことが、間違える度に注意をする事です。
子供は一生懸命読んでいます。
まずはその行為を認めて、音読の時間を楽しむ時間としていくことが大切です。
間違えた言葉を理解させる
間違えたりする時は、意味がわかっていない場合が多いのです。小学生で言葉の意味を理解しながら読んでいる子は、ほとんどいないでしょう。
しかし、1つの言葉を理解できないので文章全体がわからなくなってしまったり、読む事自体が嫌になってしまったり、国語が嫌いになってしまったりすることがあります。
辞書などで言葉がきちんと理解できれば、スムーズに音読もできるようになります。
少し時間もかかって大変ですが、辞書や事典がいつでも手に取れる場所に置いてある環境づくりをしてあげるのも大切です。
音読のやり方を工夫する
音読というと、子供が読んで親が聞くというパターンが出来上がっています。宿題で同じところを親の前で読むのは子供にはとても苦痛になるのです。
そこで、たまには親が先に読んであげて聞かせてあげるのも良い方法です。
低学年となると、同じ事をやり続けるのは苦手だったりしますので、親と交互に読んだり、一方的に子供が読むのではなく、親も一緒に楽しんで読んだりすると、子供もマンネリ化せず楽しくできるはずです。
飽きさせないで最後までやらせる事が大切です。
苦手を克服するのは、大変ですが焦らずゆっくり子供と向き合ってあげて下さい。
小学生に音読が推奨すれる驚くべき効果とは?!
最近では、脳科学の分野でも音読の効果が明らかになっています。
いろんな作業をしている時の脳の状態を測定した結果、最も知的な活動をつかさどっている「前頭前野」が、「音読」や「計算」、「漢字の書き取り」をしている時が、一番活発に働くという事がわかってきました。
音読をすることで脳を活発に働かせ、前頭前野を鍛えることができるのです。また、音読は脳を活発に働かせるだけでなく、知識や記憶を定着させるのにも効果的なのです。
運動をする時もいきなり体を動かすのではなく、ストレッチなどして準備してから運動をした方がより、動きやすくなるのと同じで、勉強の前に音読を行うことで前頭前野が活発になり、脳全体がウォーミングアップされて、普段以上に学んだ事が身につくという事です。
つまり、勉強をする前の準備運動として「音読」をすることで、その後の学習の効果がより高まるということが明らかになったのです。
まとめ
小学生の頃の宿題の音読は、めんどくさいイメージしかありませんでした。
こんなに、頭に良いならちゃんとやっておけばよかったです。
やっぱり、宿題に出すだけの事はあるんですね。何でも、無駄な事ってないんだなと実感しました。