お椀に入れられたおそばを何杯食べる事ができるかを競うわんこそばは、岩手県に行くなら是非、体験してほしい遊び心溢れた食文化のひとつです。
食べた杯数を競うだけではなく、給仕さんとの掛け合いを楽しむ事ができるのもわんこそばの魅力です。
そこで、今回はわんこそばについてご紹介していきます。
わんこそばは、平均何杯食べられるのか。最高記録って何杯くらいになるのか。わんこそばを100杯食べたらカロリーってどのくらいになるのか。旅行の目的に、わんこそばを100杯食べるなんて事も目的に加えててみて下さい♪
目次
わんこそばって平均何杯ぐらいみんな食べてるの?
あくまで、調べた中での平均ですが、男性は60~80杯、女性は30~60杯が平均的な量になります。
お店によっても多少変わってきますが、わんこそばは10杯食べたらかけそば1杯食べたのと同じぐらいだとされています。
つまり、男性は6~8人前、女性は3~6人前のかけそばを食べてるのと同じという事になります。普通のお蕎麦屋さんに行って、かけそばを3人前以上食べる事ってなかなかないですよね。
では、なぜわんこそばだと3人前以上を食べることができるようになるのでしょうか。
その理由として考えられるのは、わんこそば1杯が1口で食べられるサイズになっているという事と、わんこそばに挑戦するぞという意気込んだ気持ちが関係してきているとされています。
一口の量が少ないと、このくらいなら食べられるではと心理的にも楽になり、普段以上に食べることができるようになります。
また、わんこそばに挑戦しているんだという心理も働き、普段では発揮されないような力を出す事ができ、必要以上に食べることができるような体になるようです。
わんこそばをたくさん食べるコツ
せっかくならたくさん食べたいって思いますよね。わんこそばをたくさん食べるためのコツもお伝えしちゃいますね。
水分は極力とらない。
水分をとりすぎると、胃の中でおそばが膨らんできてしまいます。
その為、苦しくなってきてだんだんペースが落ちてきて、たくさん食べる事ができなくなってしまいます。
わんこそばの場合、つゆも一緒に入れてくるので、つゆも飲まないようにして水分もなるべくとらないようにすると良いです。
テンポよく食べる。
テンポ良く食べるというのは、結構大事な事です。
人間は食べ始めて20分たつと、満腹中枢が働いてお腹がいっぱいになってしまいます。
その為、20分の間にテンポよく食べ続けることができたら、わんこそばをたくさん食べる事もできます。
食事は抜かない。
わんこそばをいっぱい食べたいからと言って、食事は抜いてはいけません。
実は、胃を空っぽにしておくというのは逆効果になってしまいます。
食事を抜いてしまうと、胃はお休みモードになってしまい急にたくさんおそばを食べようとしても入っていきません。
なので、わんこそばを食べる前でも、食事の時などは普通に食べるようにすると意外といつも以上に食べることができます。
食事を抜かない…これは盲点ですよね。食べ過ぎない程度に食事はとっておくのがベストって事なんですね。
わんこそばの最高記録って何杯なの?
岩手では、花巻市と盛岡市で2つの大きなわんこそば大会が行われています。
花巻市「わんこそば全日本大会」の記録は?!
花巻市で毎年行われているのは、「わんこそば全日本大会」です。この大会は、制限時間である3〜5分の中で何杯食べたかを競う大会です。今年で60回目になる歴史のある大会です。
今までの大会最高記録はなんと、258杯です。
・1杯:10g
・判定方法:食べたおそばの杯数
歴代記録
・記録保持者:不明
・記録:258杯(2580g)
盛岡市の「本わんこそば選手権」の記録は?!
岩手県盛岡市で1986年に始まったのが、「本わんこそば選手権」です。花巻市のわんこそば全日本大会よりは歴史は浅くなります。
こちらは、制限時間が長く設定されています。その為、記録が出やすくて歴代記録はちょっと信じられないぐらいの量になっています。
※過去には時間無制限の時もあり、今のルールでは15分となっています。
・1杯:15g
・判定方法:食べたおそばの杯数
歴代記録
・時間無制限(上限60分):男性、中嶋博文さん559杯
(8385g)
・時間45分:女性、菅原初代さん480杯(7230g)
・ルール変更後時間15分:岸義行さん451杯(6765g)
1996年に時間無制限で記録を持つ中嶋博文さんの559杯が、盛岡市の全日本わんこそば選手権では、最高記録となっています。
ルールが変更された後の最高記録では2000年に、岸義行さんが451杯で最高記録とされています。
花巻市の大会は早食い要素が強くなっており、盛岡市の大会は大食い要素が強い大会となっています。
わんこそば100杯食べたらカロリーってどのくらいなの?
わんこそばとは、岩手県の花巻市、盛岡市に伝わるおそばの事です。
つゆに絡めた一口大のおそばをお椀に入れて、食べ終わるたびにどんどん給仕さんが次のそばを入れてきます。
もう、食べられないという時は、蓋を閉めることで給仕さんに伝えるというのが基本のスタイルです。
- わんこ(お椀)で食べる
- 給仕がつく
- 温かいそばを使う
これが、わんこそばの定義となっています。
普通のおそばとは、器からして違いますが、わんこそば10杯がかけそば1杯とほぼ同じ量となっています。
なので、わんこそば 100杯だとかけそば10杯分ということになります。
わんこそばの100杯分のカロリーは約1,000キロカロリー だとされています。
おそばって結構ヘルシーな食べ物と認識されていると思います。
普通のかけそばを10杯食べたと考えると、わんこそば100杯食べて1,000キロカロリーになってしまうのは仕方ないかなとは思います。
しかし、1000キロカロリーを消費するのは大変な事です。
食べた後は苦しいでしょうが、しっかり動いて消費させましょう。
まとめ
わんこそばが、岩手発祥だとは知りませんでした。わんこそばの定義もきちんとあって、歴史の古さを感じられますね。
簡単にはできないとは思いますが、わんこそばを食べるなら100杯越えには挑戦したいものです。
でも食べた後は動けなくなってしまいそうですが…。
給仕さんとの掛け合いも楽しみの一つになりそうですね。
岩手に行ったら是非、本場でのわんこそばを体験してみたいものですね。
わんこそばの値段の相場や都心で食べられるわんこそばのお店についてはこちらも見てみる。