人付き合いとは、なかなか難しいものですよね。合う人もいれば、合わない人もいます。
でも、誰かに出会うというのは、少なからずその人とは「縁」があったから出会ったわけです。その縁は、大事にしていきたいですよね。しかし、中には合わずに縁を切りたい人もいます。
そこで今回は、縁切り神社に参拝したら縁を切りたい人と縁が切れるのか。縁切り神社で効果を得るにはきちんとした参拝方法があるのか。絵馬を書きたいけど書き方などあるのかについてご紹介します。
目次
縁切り神社に参拝するのは効果があるのか?
神社のご利益などは人それぞれで、感じ方も違うので効果があるとは、一概には言えません。
ただ、強い気持ちを持ってお参りに行けば願いは叶いやすくなります。
信じない人の願いを叶えてくれる神様はいませんよ(笑)
でも、縁切り神社に頼る前にまず考えてみて下さい。
自分に起こる出来事というのは、自分が招いている出来事なんですよね。
人間関係も同じで、縁を切りたいぐらい嫌な人になってしまった人でも元は縁あって出会ったのに、縁切りするぐらいの関係になったのは、お互い様なんです。
人間、持ちつ持たれつみたいな所がありますよね。
自分は、悪くないと思っても人間関係の場合は、嫌なことはお互いに作り出しているものです。
人間関係がこじれたのも、半分は自分に責任があるんですよ。
縁切り神社に行くのはその辺を冷静に考えてからでも遅くはないですよ。
何にも考えず、相手ばかりが悪いと思ってしまっているような人は、縁を切ったとしても幸せになれる確立は低いのではないでしょうか。
余程、相手に非があって近くにいると不幸が降りかかってくるような人との縁を切るなら良い方向に行けそうですけどね。
縁切り神社の効果的な参拝方法は?
縁切り神社の参拝も、普通の神社に参拝するやり方と変わりありません。
本殿にお参りをしたら、お札や絵馬など書いて納めます。
それぞれの神社によってやり方が違うの事もあるので行く前に調べておくと安心です。
ご祈祷などは、予約制の場合もあります。
こちらも事前に調べておきましょう。
神社の基本的な参拝方法
これは縁切り神社に限らずどこの神社で参拝する際にも基本となるので覚えておくと良いですね。
- 入口でお辞儀
鳥居の下をくぐる際には、お辞儀をします。必ず道の中央は避けて下さいね。本殿に行くまでに何本かある場合は、その都度お辞儀をしながら通ります。 - 参道を歩く
参道は真ん中を避けて歩かないといけません。参道の中央は、神様が通ると言われています。神様の邪魔にならないように、端を歩きます。 - 身なりを整える
手水舎で手と口を清めます。汚れを落とすというよりも、お清めをするというのが近いので、しっかり洗う必要はありません。 - お賽銭を入れる
お賽銭は、お祈り・願い事をする前に入れて下さい。投げつけたりしないで優しく入れて下さい。もし鈴などがある場合は、入れてから鳴らします。 - 二拝二拍手一拝二拝二拍手一拝が拝礼の基本です。
- 神様に2回お辞儀をする。(二拝)
- 胸の位置で両手を合わせ、2回手を打ちます。(二拍手)
- 胸の位置で両手を合わせて、お願事をする。
- お願い事が終わったら神様へお辞儀をする。(一拝)
ちなみに、お願い事をする時には自己紹介をしておくと、神様が迷わずに来てくれると言われています。 - 御朱印など
記念に御朱印などを貰うなら、最後に貰います。御朱印はその神社を参拝した印なので、記念になります。
縁切りに行ってるのだから、御朱印など貰う余裕はないかもしれませんが、そのくらい気持ちに余裕を持って行くのも大切です。
縁切り神社の絵馬の書き方は?
絵馬にお願い事を書く時は一つだけにして下さい。
せっかく来たんだからと、たくさんお願い事をする人は欲張りだと見なされて神様はお願いを叶えてくれません。
縁切りをしたいのであれば、縁を切りたいと強く願いながら書くのみです。
結構、間違えやすいのですがお願い事をする時には言い切る様に書くとより、効果があると言われています。
「〜と縁が切れますように」じゃなくて「〜と縁を切る」の方が良いですね。
それだけ強い想いなんだと、神様に知らせないといけないですからね。
絶対書いてはいけないのは、「命令口調」の願い事です。
絵馬は、神様に奉納するものなので上から目線はありえません。
一文字一文字に気持ちを込めてゆっくりと丁寧に書きましょう。
絵馬に自己紹介を書くのを忘れずに…
お願いばかりに気を取られがちですが、参拝と同じく自己紹介を書くのも忘れてはいけません。
お願い事と住所と名前を書いて下さい。
ただ、絵馬はぶら下げておくので、知らない人に見られる場合があります。
なので、住所と言っても住んでいる県ぐらいまでで良いとされてます。
名前もフルネーム全て書かないでイニシャルでも大丈夫になっています。
そして、絵馬に書く時には、黒の油性ペンが必須です。
願い事が雨で消えてしまわないようにする為です。
絵馬を書く予定がある場合は、神社に付属の物がある場合が多いですが念の為、黒マジックを持参して行くと良いですね。
怨みを書きなぐるのはNG
縁切り神社にぶら下がっている絵馬を見ると、怨みで溢れる想いが書き殴られている絵馬が多くあります。
「〜と縁が切りたい」なんて甘い願いを書く人はごくわずかです。
ほとんどの人は、相手を不幸に陥れる内容を書いている場合が多いです。
かなりの想いは込めて書かれているので願いは叶いそうですが、これからの自分の幸せを願うなら、怨みを書き殴るのは止めておいた方が良いですよ。
憎しみを込めて切った縁は、また別の悪い縁を呼んでくる恐れがあります。
つまり、今現在の嫌な人との縁を切る事はできますが、今のままだと自分自身が悪い縁を寄せつけやすいという事を肝に命じておかないといけません。
今のままだと、縁切りしても縁切りしても次々と縁を切りたくなるような人が寄ってきてしまいます。
それでは、幸せとはなりませんよね。
それに…神様も前向きな縁切りは協力したいけど、後ろ向きな恨みつらみだらけの人の願いは聞き届けたくないと思うかもしれませんしね(-_-;)
でも、自分が幸せになるよりも、本当に縁を切りたい人と縁が切れたらそれで良いならいいんですけどね。
できることなら、人に気を送るよりも自分自信をしっかり見つめ直した方が幸せになれますよ。
まとめ
縁結びは可愛いらしいけど、縁切りってなんとも物騒な響きですよね。
負のパワーってあまり良い物じゃないですから。
縁切り神社に置いてくるのも良いかもしれませんね。
縁を切ったら、帰りに縁結びの神社にも寄って帰りたいですね。