幼稚園の役員になってしまうと、忙しさが倍増するので、できれば断りたいというのが本音ですよね。
でも、後先を考えない断り方をしたがために、トラブルに巻き込まれることもあります。
又、役員決めの際に起きるトラブルも、ママたちを悩ませる頭痛の種です。
ここでは、幼稚園の役員決めのトラブルや、円満に断るための方法をまとめました。
目次
幼稚園の役員決めのトラブルってどんなものがあるの?
ではまず、幼稚園の役員決めのトラブルにはどのようなものがあるか、具体例を見ていきましょう。
役員が決まらずミーティングが長引く!
1番よくあるトラブルは、「役員が決まらないので、ミーティングがなかなか終わらない」というものです。
1~2時間以上話し合っても役員が全く決まらず、出席者全員がイライラする…というパターンですね。
特に、仕事を抜け出したり、休んだりしてミーティングに出席しているママなどは、イライラがピークに達してしまいます。
あまりにも決まらないと、園長先生まで出てきて、半ば強引な形で決めざるを得なくなるケースもよく聞きます。
ミーティング中に感情的になる人が…
次によくあるトラブルは、「ミーティング中に感情的になってしまう人もいる」というものです。
幼稚園の役員は、誰もが「できればやりたくない」と考えていますよね。
この「やりたくない」という思いが強すぎて、感情をあらわにして断ろうとする人もいます。
あの手この手で理由を考え、最後は怒り出したり、泣き出したりする人も決してゼロではありません。
ミーティングでこのような態度を取る人がいるために、周囲が気分を害してしまうこともよくあるのです。
幼稚園役員の断り方は?
どうしても幼稚園の役員をやりたくなければ、周りの人が納得する理由で断らなければなりません。
そこで、断る際は、「どんな理由で断るのか」を、誠意をもってきちんと伝えましょう。
ちなみに、断りやすい理由としては、「病気がちで自信がない」「要介護の家族がいる」といったものです。
健康の問題と家族の問題は、幼稚園の役員を断る上では1番出しやすい理由です。
ただ、周りに納得してもらう必要があるので、「両立がどれだけ難しいか」を具体的に説明する必要があるでしょう。
ここで大切なことは、「本当に大変なんです」と情に訴える言い方はNGだということです。
周りに同情を求めるような言い方をすると、反感を買い、かえって断れなくなります。
そして、もう1つ大切なことは、「お手伝いはします」という誠意を見せることです。
役員を断るからと言って、何もせずにラクをすると、今後の人間関係が苦しくなります。
なので、軽い作業を手伝ったり、たまにはお菓子を差し入れたりといった気遣いは見せるようにしましょう。
幼稚園の役員決めに欠席するとどうなる?
さて、「役員になりたくないから役員決めには欠席する」という考えの人もいるようです。
でも、よほどの事情がない限りは、役員決めのミーティングには出席しましょう。
なぜかと言うと、今後、幼稚園内で保護者や先生からの信頼を失ってしまうからです。
そうなると、ママ自身も今後の人間関係に支障が出ますし、場合によっては、子供が巻き込まれるケースもあります。
親の無責任な態度が噂として広まると、子供がいじめにあったりする可能性があるのです。
又、幼稚園によっては、役員決めに欠席してしまうと、知らない間に、何かの役員にされてしまう事例もよく聞きます。
この場合、後から抗議しても聞き入れてもらえないため、やはり欠席は避けた方が良いでしょう。
とはいえ、突発的な事情ができて、欠席せざるを得なくなる場合もありますよね。
その場合は、必ず幼稚園に連絡を入れ、謝罪した上で欠席してください。
そして、「欠席、尚且つ役員もできない」という場合は、委任状を誰かに託すと良いでしょう。
委任状は、欠席届の代わりになる上に、書面で出した確かな意思表示になります。
もちろん、委任状を誰かに託したら、その後、誠意をもってお礼に伺ってくださいね。
まとめ
できれば引き受けたくない幼稚園の役員ですが、断り方については慎重になりましょう。
周りの人が納得してくれて、しかも気分を害さない断り方を考えなくてはなりません。
ここを適当にやり過ごしてしまうと、ママも子供も、今後の人間関係で苦しむようになります。
ひと手間あって少し面倒ですが、今後のためにも、誠意をもって断るようにしてくださいね。