親不知を抜いた方が良いって言われたけど、歯を抜くのってそうでなくてもあんまり気持ちの良いものではないですよね。
その上親不知ってすごく痛いとか、めちゃくちゃ腫れるなんて聞くと出来れば抜かないで済ませらないかなんて思っちゃいますよね。でも歯医者で抜いた方が良いって言われる場合は、親不知が生えてきていて虫歯になっているとか、横向きに生えてきていて他の歯に影響があるとか何かしら抜いた方が良い理由があるんですよね。
そこで今回は親不知の抜歯後の痛みがどのくらいなのか、どのぐらい腫れるのか、費用はどのくらいかかるのかなど、親知らずの抜歯に関わる気になる事についてお伝えしていこうと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
親不知の抜歯後って痛みはどれくらいなの?
親不知抜いた方が良いって言われたけど、痛いって聞くし…なんて躊躇している人も多いのではないでしょうか。
親知らずを抜歯する時、個人差はありますが「腫れ」と「痛み」は生じます。
上に生えている親知らずを抜歯の場合は腫れにくく、痛みもひどくないない事も多いそうです。
確かに上の歯は虫歯になりそうだからという理由で抜いたんですが、別に特別痛いとかもなく全然腫れたりもしませんでした。
でもこのときは普通の抜歯と変わらずで、めちゃめちゃ痛かったとかそういう事はなかったです。
でも下の歯は横向きに生えていたのもあってめちゃめちゃ痛かったんですよね(・_・;)
上が意外と大丈夫だったので余裕でしょ~なんて思ってた分衝撃でした~。
一般的にも下に生えてくる親知らずの抜歯ですと多少の腫れはもちろん、痛みも伴います。
抜歯後きちんと処置をしていれば、だいたい3日~10日前後で腫れや痛みが引いてきます。
腫れの度合いについてですが、その時の体調や体質が影響してくるほか、抜歯後の処置も影響してきます。なぜ腫れや痛みが生じるのか簡単なメカニズムを紹介します。
例えば親知らずが横向きに埋まって生えている場合は歯茎を切開する必要があるので、それを縫合しなくてはいけません。
縫合には2種類あり、傷口を完全に閉じるように縫合するか少しだけ隙間を作って縫合するかです。
ただこの縫合の仕方次第で腫れ方が変わってきます。
では2つはどのように違うのか見てみましょう。
親不知を抜いた後の縫合の仕方とは?
①完全に縫合するやり方
傷口を完全に閉じる縫合ですが、抜歯したところから血液やリンパ液が流れ、その血液やリンパ液が行き場をなくし、鎖骨あたりまで腫れてくる事があります。
この方法はわりとスタンダードだそうで、抗生剤の服用量が少なく、消毒は軽いうがいで済みます。ですが大きく腫れてしまう事が多いです。
②少しだけ隙間を開けて縫合するやり方
少しだけ隙間を開けて縫合するとそこから血液やリンパ液が循環するので腫れは完全に縫合するやり方よりは大きく腫れたりする事は少なくなります。
しかし、傷口からの感染症を防ぐ為にかなりの量の抗生剤を服用しなければならないのと、傷口の消毒も自分でこまめにしなればいけません。
どちらの方法で抜歯するかは、主治医と十分に話し合いましょう。
痛みが生じた場合どうする?
痛みが生じた場合は基本的に安静にしているのが良いです。
抜歯後はなるべくストレスをかけず、傷口をむやみにいじったり、力を加えないようにする事も大切です。
また抗生剤や痛み止めを処方される事が多いので、薬を使うという方法もあります。
抜歯後は腫れや痛みが出やすいので、安静にしている事が大切なのですね。
親不知を抜歯したあとの腫れ具合ってどれくらい?
やっぱり抜歯をした後に気になるのは腫れ具合や痛みですよね。
親知らずの抜歯後の腫れや痛みのピークはだいたい2〜3日くらいだと言われています。
多くは日帰りで済みますが、症状によっては1~2泊入院措置をとるようです。
手術中は麻酔が効いている為痛いという事はないようです。
手術した後も麻酔の効果が残り、痛み止めを処方されることが多いのですぐ痛み出すという事もあまりありません。
しかし歯茎やあごの骨にダメージを負う為、落ち着くまでにしばらく安静の時間が必要です。
人によってそれぞれ違いますが、抜歯から2〜3日頃までが痛みや腫れのピークと言われているので、だいたい1週間ほどあれば落ち着く人がほとんどです。
腫れは個人差が大きく、特に下顎の抜歯は腫れやすいです。
あごだけでなく首の方まで腫れが広がるようなら至急歯科で受診しましょう。
また抜いたところだけでなく、今まで親知らずに圧迫されていた隣の歯も同時に痛む場合もあります。
その場合は1週間〜1ヶ月程度様子を見て下さい。
傷口や歯の並びが治まるにつれて痛みがなくなるようなら問題ありませんが、なかなか治らないという場合はきちんと歯科で診てもらいましょう。
だいたい1週間〜1ヶ月痛みがあることが多いようです。
無理をせず安静にして治るのを待ちましょう。
親不知の抜歯費用って高いの?
腫れや痛みももちろん気になりますが、やっぱり気になるのは抜歯をする費用ですよね。相場はどのくらいなのでしょうか?
親知らずの抜歯費用
親知らずの生え方にもいくつか種類があります。生え方によって抜歯する金額が変わってきます。
①まっすぐに生えている場合
金額は親知らずの生え方にもよるようです。まっすぐに生えた親知らずの場合はだいたい2,000円程度で抜歯出来ます。
②横向きに生えている場合
横向きに生えている親知らずの場合は歯茎を切ったりする作業がある為3,000円程度と金額が変わってきます。
③埋まっている場合
歯茎などに埋まっている親知らずの場合だと歯茎や骨を切ったりなどの作業がある為4,000円程度になるそうです。
その他の費用
併せて他にかかる費用もあります。
①歯石を取る費用
親知らずを抜歯する時は口の中が清潔な状態でなければいけません。
何故かと言うと抜歯した後に細菌が入りやすくなってしまうので腫れや痛みの原因になってしまうからです。
そのため、口の中に歯石などがある場合は歯石を取ってから抜歯を行います。
歯石が少ない方は3,000円程度だそうですが、歯石が多かったり、歯周病に感染されている方は何回かに分けて通院をしなくては行けないので3,000円〜になるでしょう。
②レントゲンの費用
親知らずの抜歯の時はまず口全体を見る事が出来るパノラマレントゲンを撮ります。
こちらの費用は1,500円程度となっています。
しかし場合によっては親知らずが歯茎の深いところにあったり、大きな神経の近くにあったりします。
その場合はCTレントゲンで撮影をし、抜歯後に異常が出ないか安全を確認してから抜歯を行います。こちらのCTレントゲンの費用は3,000円程度です。
親知らず抜歯は保険適用するの?
親知らずの抜歯をするにあたって気になるのが保険適用になるかどうか。どのような場合だと保険適用になるのでしょうか?
①保険を適用できる場合
病名がつくものは保険診療となる場合が多いです。
「水平埋伏歯」、「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」、「埋伏歯(まいふくし)」など。
② 保険が適用にならない場合
親知らずの抜歯をするだけではなく、歯の矯正治療を伴う場合だと保険適用外になってしまいます。
保険が適用にならないと、まっすぐ生えている親知らずの抜歯で5,000円以上します。
さらに骨を大幅に削る必要のある場合は2万円以上はかかる事も。
保険を適用するにはきちんと検査をする必要があります。
検査を受けて病名がつけば保険適用になりますが、検査をしないで親知らずを抜いてしまうと保険適用外になってしまいます。
また、親知らずの抜歯手術は、医療保険の手術給付金の対象となっている可能性があります。
保険会社によって異なるようですが、
- 「骨に問題が生じている為抜歯しなければならない」
- 「親知らずの生え方が異常で骨が破壊されている」
- 「骨の修復手術を伴う」
といった抜歯手術に対しては給付の対象となっているところがあります。
保険会社がが診断書をもとに保険適用になるかを判断します。
なので気になる事があるのであれば歯医者さんではなく、保険会社に聞きましょう。
まとめ
いろんな人が悩まされている親知らず
抜くとなると痛みがあるのは不安という人もいるとおもいます。でも上の歯ならそれほど心配なくてもOK!
下の歯も多少は腫れますがまた痛みが出るかもとビクビクしながら親不知と向き合うなら抜歯も良いのではないかと思いますよ。
そして抜歯をするならやっぱり安くやりたいですよね。
もし親知らずの抜歯を考えているのであれば、一回自分の保険会社に確認をとったり、口の中を清潔にしておくのが良さそうですね。
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