食・料理

夜梅干を食べちゃダメは迷信?!他にも毎年作らないと?失敗したら?!

夜に梅干しを食べちゃダメなんて聞いた事はありませんか?

昔の人は、何か伝えるにしても少しおもしろおかしくした方が伝わりやすいと考えたのか、迷信として伝わっている事が数多くあります。でもちゃんと意味を知ると納得するものも多いんですよね。

そこで今回は、夜に梅干しを食べちゃダメって言われるけど何でそんな事言われているのか。梅干しは一度作ったら毎年作らないといけない理由は何なのか。梅干しを作るのに失敗したら不幸になるってどういう事かなど梅干しにまつわる迷信についてご紹介します。

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夜梅干を食べちゃダメは迷信なの?なぜ言われるの?

夜に梅干しを食べさせないようにと言われてきたものでは、「梅干しを夜食べると禍を招く」などと言われています。

なぜ、梅干しを夜に食べさせないようにしてきたかというと、それは梅干しに含まれる塩分が関係してきます。
昔の人が漬けている梅干しは塩分濃度が高く、食べると喉が渇きます。

そのせいで、眠りが妨げられて寝不足にならないように夜に食べてはダメ!と言われていたのが今に伝わっているんですね。

それ以外にも、子供の場合は喉がかわいてたくさん水を飲む事でおねしょをしやすくなってしまうからという意味もあるんですって…
なるほど納得ですよね。

また、健康面からも体の中の塩分濃度が高まるので病気になりやすくなってしまうとされていました。

じゃぁ梅干しは夜食べない方が良いの?

夜に梅干しを食べては行けないというのは意味を聞くと迷信だから気にしないで片づけていいのかな?とか思いますよね。

でも、最近の梅干しはそこまで塩分濃度が高くないので食べすぎなければ夜や寝る前に食べても問題ないです。
昔は常温で長期保存できるぐらいの塩分濃度が高かったですから、確かに食べすぎは健康にはよくなさそうです^_^;

ただこれは科学的な根拠があるわけじゃないので、曖昧なこととして迷信とされてるんですね。

梅干しにまつわるその他の迷信

他にも梅干しにまつわる迷信がいくつかあるのでご紹介しますね。

  • 梅干を捨てると女の人が下の病気になる。
  • 梅干に虫がわくとその家の誰かが死ぬ。
  • 地鎮祭後に梅干をたべると良い家ができる。
  • 梅はその日の難逃れ。

など昔の人は、梅干しを引き合いに出していろんな注意を促してきました。
それだけ、梅干しが身近にある食べ物で使いやすかったのかもしれないです。

迷信と言われていることには、隠れた意味がきちんとあって、そのまま伝えたのではなかなか伝わらないので迷信としてわかりやすくしている事が多くあります隠されている迷信の意味を考えるのも楽しいかもしれないですね。

迷信の逆を行く?!まさかのダイエット法って

そんな中、この迷信を覆すようなダイエットが登場しました。その名も「寝る前梅干しダイエット」です。

もちろん食べる梅は、減塩梅干しです。
梅干しに含まれるクエン酸で代謝を上げて痩せるダイエットです。

クエン酸や塩分の摂りすぎは良くないので、梅干しは1日2個が良いとされています。
夜ごはんの時と、寝る前に梅干しを1個食べるだけです。

すぐに効果は期待できないですが、ダイエットは継続が大事なので、普段の生活にちょっと付け足すぐらいだと続けやすいので試してみるのもおすすめです。

でも間違っても塩分濃度が高い梅干しではやらないように気を付けてくださいね( ´艸`)

梅干しを毎年作らないといけないって言われる理由は?

梅干しは一度作り出したら毎年作らないといけないと言われる事がありますが、実は毎年ではなく3年とい割れることが多いようです。

「梅干しを作り始めたら三年は続けて作らないと災いが降りかかる」なんて言われるとちょっと気になりますよね。

でもこれもやっぱりあいまいな伝わり方をしているので、3年は…の後については3年作ったら終わらせても良いのか、それとも3年たっても梅干し作りを続けていくのかについて詳細にはわからないんです^_^;

オイオイって思いますが、まぁやっぱりこれも迷信で、悪い事って気になるので「災いが起こる」という部分が一人歩きして伝わったって所ですね。

ではなぜ「3年」なのかですが、これにはちゃんと理由があるんです。

梅干しを漬けると言っても、初心者が最初からうまく漬ける事はできない。
でも三年も続けて漬ければだんだんと上達しておいしい梅干しができる様になる。

つまり、たとえ最初から上手く出来なくてもすぐに作るのを止めてしまわないようにするために言われてきた事とされています。
教訓みたいなものですかね(笑)

なので、「毎年漬けないと災いが…」というのが気になって梅干しを漬けられないという人も気にせずチャレンジしてみてくださいね。

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迷信だからと侮るなかれ!大事な言い伝えも…

こうやって見てくると昔から伝わる事って迷信が多いのかな?気にしなくても良いのかな?なんて思えてきますよね。

でもとっても重要な事を伝える為に言われてきた言い伝えもあるんです。

それが、梅干しの種の中身は食べてはいけないというものです。
梅干しの種の中には天神様がいると言い伝えられてきました。

天神様を食べるなんて罰当たりはしちゃダメって事ですね。

なぜ天神様と言われていたかは、菅原道真が梅干しが好きだったからです。
菅原道真を敬して天神様と呼んだ人々が後から梅干しの種の中身を天神様と呼ぶ様になったとされています。

なぜ梅干しの種は食べちゃダメなの?

梅干しの種の中身は、生のままだと猛毒で、食べてしまうと胃の中で青酸カリと同じような成分の毒が作られてしまいます。

なので、昔の人達はこの種の中身を食べないようにする為に、種の中には天神様がいて食べるとバチが当たるという事にして食べるのを防いでいました。

えっマジで…うっかり種噛んじゃった事あるけど…なんて人も居るかもしれませんね。
でも大丈夫なんで安心してくださいね。

これはあくまで生梅の種の中身を食べた場合に限った話です。
加工して梅干しになった状態の種の中身には、毒はほとんど残っていないので食べても害がないレベルになっていますから…

普通に梅干しを食べて、うっかり種の中身を食べてしまってもあまり気にする事はありません。
このように、危険から身を守ってくれる言い伝えもあるので、言い伝えだからと無下にはできませんね。

梅干し作るの失敗したら不幸になるって本当?

昔の人は、不幸や不吉な事が起こる前触れだと恐れていました。

梅干しを漬ける上での失敗とは、カビを生やしてしまう意味として使われます。
昔の人が作る梅干しは、最近市販で売られているようかはちみつ梅干しのような甘さはなく、塩分濃度がかなり高めなものが一般的でした。

梅は腐りにくいという先入観からか、カビが生えるというのは想定しておらず、そんな滅多に起きる事がない事が起こるのは、何か悪い事が起きる前触れかもしれないと、信じられて恐れていました。

ただ、少し違う解釈をすれば梅干しがカビてくれた事で不幸な事を知らせてくれたので、梅干しが身代わりとして人には不幸は起こらないと解釈してる人もいるようで、考え方によっていろんな捉え方もあるようです。

でも、今の時代に当てはめると一般家庭で高濃度の塩分で梅干し作りをしている人は少ないですよね。
この言い伝えを真正面から捉えると、塩分を少なくして漬けた梅干しはカビが生えやすいので、今はかなり不幸な人が増えてしまいますね。

確かに、カビが生えて食べられないのは不幸なので、図らずも遠からずといった感じです。
言い伝えは昔の人からの忠告として覚えておいて、梅干しにカビが生えないようにする事が大切です。

梅干しのカビが縁起が悪いのかって話はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
⇒ 梅干しのカビは縁起が悪いって本当?カビ防止方法や捨て方は?

まとめ

梅に関連する言い伝えや迷信は数多くありました。

どれもきちんと意味のある事だったんですが、個人的にはものすごく回りくどいので本当の意味が伝わらないというか、少し薄れてしまってるな~と感じました。

でも、今までちゃんと言い伝えられてきてるという事は意味のある事なんですよね。

今回取り上げなかったものや、梅以外の迷信もいろいろあるので機会があれば意味なんかを知るとちょっと面白いのではないかと思います。

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