中学生になると、学校がお休みの時期や卒業旅行シーズンにお友達との思い出作りや、さまざまな経験を積むために、中学生だけでの旅行や一人旅を計画することもあるかと思います。
旅行にはさまざまな交通手段がありますが、比較的リーズナブルでもあり、また、夜のうちに移動し朝から活動できるため、夜行バスの利用を検討することもありますよね。
でも、そもそも夜行バスに中学生1人で乗る事はできるの?
補導される心配はない?
同意書は必要な?
そんな疑問もわいてくると思います。
中学生が夜行バスを利用するときに気になることや疑問に思うことをまとめてみました。
夜行バスに中学生1人で乗る事ってできるの?
結論から言うと、中学生が1人で夜行バスに乗ることは可能です。
2013年8月より、国土交通省は「新高速乗合バス」という制度を開始しました。
乗合バスとバスツアーが一本化することになったこの制度改正によって、夜行バスも一般的な乗合バスと同じように子供だけでの乗車ができるようになりました。
ただし、夜行バスを利用する場合でも、ツアーと夜行バスでの移動がセットになっている、
いわゆる「ツアー」の場合は、中学生や未成年だけでは参加できないものが多いです。
例えば、スキー+夜行バスでの移動など、目的と移動がセットになっているのが、ツアーです。
ツアーは団体旅行扱いとなるため、保護者の同伴が必要となります。
単純に移動に夜行バスを使う場合にはOKということで、ツアー参加との違いを理解しておきましょう。
制度の改正があったとはいえ、中学生だけでの夜行バスの利用に不安があるときには、バス会社の公式サイトに未成年のみの乗車が可能と記載されているバス会社を選んだり、前もって確認をしてみるとよいでしょう。
バスツアーに中学生だけで参加する時の注意点などはこちらも見てみる。
夜行バスの時間に中学生1人って補導されたりしない?
中学生1人での乗車が可能なことはわかりました。
夜行バスが出発するのは深夜なので、深夜に1人で外を歩いていると、警察に補導されるのではないか?という心配もありますよね。
警察に声をかけられる事はあるかもしれませんが、その時にはきちんと状況を説明することができれば大丈夫ですよ。
バスの乗車券があれば提示し、夜行バスに乗る目的を伝え、親の同意を得ていることも伝えましょう。
必要があれば親と連絡をとって、直接事情を説明してもらいましょう。
また、より安心で安全なのは、夜行バスの乗り場までは親に付き添って来てもらうことです。
目的がきちんとあるとはいえ、やはり深夜に出歩くことは危険なことに遭遇する可能性もあります。
家族に相談しながら、夜行バスでの旅の始まりを、安全に安心して送り出してもらってくださいね。
夜行バスに中学生1人で乗るときは同意書っている?必要なものは?
結論から言うと、中学生が1人で夜行バスを利用するのに、同意書は特に必要ありません。
書類として同意書を提示する必要はありませんが、親の「同意」は必ず必要です。
また、年齢を確認できるもの、保険証のコピーなどが必要なこともあるため、事前に確認しておきましょう。
保険証のコピーは、旅先での病気やケガの心配も考慮して、必須ではなくても、準備しておくことをオススメします。
決まりとして他に必ず必要なものは特にありません。
夜行バスに乗るのが初めてのときは、事前にイメージをしてみたり、乗ったことのある大人に話を聞いてみましょう。
普段は布団で休む一晩をバスの中で過ごすイメージをしてみましょう。
熟睡とまではいかなくても、翌日のためにしっかり休むことが大切です。
そのために必要なものを準備するといいですよ。
光や周りが気になる人は、目や顔を覆えるものを、音が気になる人は、耳栓やイヤホンなど、必要があれば持参しましょう。
また、座席の指定ができる場合には、出来るだけ前の方の席を取ることがおすすめです。
体調不良や、何かトラブルになってしまったときなど、乗務員さんとコンタクトを取りやすいのは前方の席です。
事前のちょっとした対策で、万が一の時に困らないで済むようにできるといいですね。
まとめ
中学生が1人で夜行バスを利用するときに、気になることや疑問に思うことをまとめてみました。
親としっかりコミュニケーションを取りながら、安全で安心できるような夜行バスでの移動を計画してみてくださいね。
素敵な旅になりますように!