赤ちゃんは胃が発達していないため、ささいなことですぐに嘔吐してしまいます。
でもいきなり大量に嘔吐してしまったら、お母さんはびっくりしてしまいますよね。
赤ちゃんが大量の嘔吐をする場合病気が原因という可能性もあります。
そこで赤ちゃんの大量嘔吐の原因やその対処法についてお話していきます。
目次
赤ちゃんが大量に嘔吐する原因は?
赤ちゃんが大量に嘔吐してしまった場合、考えられる原因がいくつか挙げられます。
まず最も考えられる原因として挙げられるのはウイルス感染です。
ウイルス感染で嘔吐した場合、他にも特徴的な症状が見られます。
これについては、後ほど詳しく説明していきたいと思います。
次に考えられるのは、胃がまだ未発達であるということです。
赤ちゃんの胃はまだ未完成な状態なので、胃に入ったものが逆流しやすいのです。
それにより少しでも多くミルクを飲むとそれが逆流して嘔吐してしまいます。
又ミルクを飲んだ後少しりきんで排泄をすることもありますよね。
これも胃を刺激してミルクを逆流させ嘔吐に繋がります。
次に考えられるのは、「いきなり体勢を変えてしまったこと」です。
ミルクを飲んだ後、げっぷをさせようとして、赤ちゃんの体勢を変えることがありますよね。
実はこれが赤ちゃんの胃に刺激を与え、嘔吐させてしまうことがあるのです。
他にも車酔いで嘔吐することもありますし、頭を打って嘔吐することもあります。
更に「少しでもストレスが溜まると嘔吐する」という赤ちゃんもいます。
このようにささいなことで嘔吐してしまう赤ちゃんの体はとてもデリケートだということがわかりますね。
嘔吐の症状から考えられる病気とは?
では次に病気が原因での嘔吐について説明していきたいと思います。
胃や腸がウィルスに感染したことが原因で起きる嘔吐
ウイルス感染が原因で嘔吐した場合、「下痢の症状を伴う」ということが特徴です。
場合によっては、腹痛や発熱を伴う場合もあります。
いずれにせよ、この場合嘔吐だけの症状が単発で現れることは少ないようです。
脳炎や髄膜炎が原因の嘔吐
脳炎や髄膜炎は赤ちゃんがかかりやすい病気の中でもかなり厄介なものです。
これらは、ウイルスや細菌感染によって、脳や髄膜が炎症を起こす病気です。
脳炎や髄膜炎にかかると嘔吐の他にもけいれんや高熱の症状を伴います。
場合によっては意識を失うこともあるので、早めに病院へ連れて行く必要があります。
この病気を放置すると、後で重度の障害を持つようになったり死に至ったりするケースもあります。
又もちろん風邪をひいた時も赤ちゃんが大量に嘔吐するケースは珍しくありません。
この場合は、嘔吐の他に、咳や鼻水・くしゃみなどの風邪特有の症状を伴います。
なので、他の病気に比べて比較的判断しやすいかもしれませんね。
初めての事態にめちゃくちゃ焦りましたが、落ち着いて~と言い聞かせ、それ以外の症状がないかチェックして様子見しました。
結局しばらくしてまた量は少なかったけど吐いたので病院へ行きましが軽い胃腸風邪という事でした。
突然の事態に焦りがちですが、まずはママが落ち着く事重要ですよ。
吐いてしまった時の対処法は?
そうはいっても焦りますよね。
赤ちゃんが実際の大量嘔吐してしまった時はどう対処したら良いのでしょうか。
まずは赤ちゃんを横向きにして寝かせてあげてください。
仰向けに寝かせると、嘔吐したものを喉に詰まらせることがあるので危険です。
又うつ伏せに寝かせるのも、胸が苦しくなってしまうのでNGです。
そして嘔吐した後の衣類などは赤ちゃんから遠ざけてあげてください。
嘔吐物の臭いで更に吐き気をもよおしてしまうことがあるからです。
そして嘔吐の他に何か症状があるようなら、早急に小児科を受診してください。
急を要する病気であった場合、手遅れになると大ごとになります。
嘔吐の他に症状がなければ、そのまま休ませて様子を見ましょう。
もし赤ちゃんの状態が落ち着いてきたら、少しずつ水分を補給してあげてください。
もし何か食べさせる場合は、スープなどの流動食にしましょう。
まとめ
赤ちゃんは基本的にちょっとしたことですぐに嘔吐してしまいます。
なのでもし嘔吐の他に何も気になる症状がなければ病院に行く必要はありません。
赤ちゃんを横向きにして休ませ、落ち着いてきたら水分や流動食をあげてください。
その場合は、大量に与えず様子を見ながら少しずつあげてくださいね。
逆に、嘔吐の他に何か症状がある場合は、そのまま放置しては危険です!
このような場合は自然に治ることはないので早めに小児科を受診してください。