電子ピアノを配送したいと思っていても、普通の配達より料金がかかりそうで、配送方法に悩みますよね。
良く調べず業者に依頼すると、相場より高くお金がかかってしまう可能性があります。
今回は、費用を抑えるために必要な、電子ピアノの配送方法や相場をお教えします。
目次
電子ピアノの配送方法ってどんなのがあるの?
電子ピアノの配送方法は複数あり、
- 宅配業者に依頼する
- 引っ越し業者に依頼する
- ピアノ専門の業者に依頼する
と大きく分けて3つの方法があります。
キーボード型の場合は、スタンドを解体すれば、コンパクトになり運びやすくなります。
規定サイズ内のダンボールに入れば、手軽に宅配業者に頼むことができます。
しかし、精密機械でもあるので取り扱いには注意が必要です。
解体できない電子ピアノの場合は、布をかぶせるなどして、そのまま梱包することになります。
引っ越し業者やピアノ専門店では、梱包から発送、設置まで問題なく請け負ってくれますので、お任せして大丈夫です。
宅配業者のこんなサービスも要チェック!
宅配業者の場合は、家具・家電の配達サービスを利用できる可能性があります。
解体できない電子ピアノでも、サイズや重さがサービス規定に収まっていることは多いため、大きさの面では問題ないです。
しかし、電子ピアノを「家具・家電」として扱ってくれるかどうかは、業者によって異なりますので、事前に確認することが大事です。
また、ヤマト運輸では、ピアノなどの楽器を専門輸送するサービスも行っています。
だた、配達という形ではなく、業務提携している業者に輸送を任せる形になるので、料金などが割高になる恐れがあります。
電子ピアノを配送する料金の相場は?
配送料金の相場は配送業者によって変わり、宅配業者、引っ越し業者、ピアノ専門の順で高くなっていきます。
宅配業者の場合
わかりやすいように例を使って説明します。
キーボード型の場合
キーボード型の場合は50kg未満として考えます。ピアノの梱包した時の大きさを、幅140cm、奥行き40cm、高さ30cm程度と考え、配送元を関東からとします。
有名な宅配業者の相場は、
- 佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便:3,795~6,985円
- ヤマト運輸のらくらく家財宅急便:7,535~18,865円
となっています。さらに、離島など一部の地域にはさらに料金が加算されます。
配送先にもよりますが、10,000円以下で済む可能性が高い配送方法です。
解体できない電子ピアノの場合
次に、解体できない電子ピアノで考えます。
重さを40~80kgとし、家具・家電として扱ってもらえた設定とします。
梱包サイズを幅150cm、奥行き50cm、高さ90cm程度と考えます。
解体ができないので、そのままの形で運送業者に梱包してもらいます。
- 佐川急便の大型家具・家電設置輸送サービス:14,663~18,810円(設置料金5,720円込)
- ヤマト運輸のらくらく家財宅急便:10,945 ~29,095円
こちらも、20,000円以下で済む可能性が高いですが、佐川急便は法人の場合だけ受け付けているので注意が必要です。
引っ越し業者
引っ越し業者の場合は、距離で相場が変わっていきます。
- ~10km:13,000円
- ~20km:13,200~14,300円
- ~30km:15,400~17,300円
- ~40km:17,500~17,600円
- ~50km:19,200~ 22,100円
- ~80km:24,200 ~27,300円
- ~100km:31,500円
となっています。
時期によっても値段が変わってくるので注意が必要です。
引っ越し業者のオプション料金は?
さらに、ここからオプション料金がかかる場合があります。
これは、配送元や配送先が1階以上の場合、階段やエレベーターでは持ち運べず、クレーン者が必要な場合などにプラスされるものです。
オプション料金の相場は
- 階段作業:3,000円~(階数が増えるにつれ金額が上がる)
- エレベーター作業:1,000~2,000円
- クレーン作業:10,000円~
- 手吊り作業:10,000円~
となっています。
宅配業者よりやや高いですが、引っ越し業者はピアノの扱いに慣れているので、配送から設置までスムーズです。
ピアノ専門の業者
ピアノ専門の業者に頼むのが安心安全なような気がしますが、金額の相場はというと、業者によって差があり、15,000~50,000円と幅があります。
引っ越し業者の料金プラス1,000円~20,000円かかると見積もったほうが良いでしょう。
割高ですが、ピアノのプロフェッショナルなので、安心して配送を依頼することができます。
電子ピアノの配送で安いおすすめはどこ?
解体できるキーボード型の場合は、宅配業者に任せるのが一番安いです。
有名な配送業者では、佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便がおすすめです。
しかし、精密機械なうえに、自分で包装する必要があるので、荷物の扱いに不安がある方は別の方法を検討したほうが良いでしょう。
解体できない電子ピアノの場合、宅配業者の家具・家電の配達サービスがお得です。
ヤマト運輸のらくらく家財宅急便が一番安いのですが、家具・家電として扱われない場合や、ヤマトホームコンビニエンスの専門輸送サービスを勧められる可能性があります。
事前にヤマト運輸に確認しおくと良いでしょう。
宅配業者が使えなかった場合、次に安いのは引っ越し業者です。
引っ越し業者や時期によって値段が変わるので、引っ越し見積もりサイトなどで見積りを比較することをおすすめします。
電子ピアノ1点からでも受け付けてくれる業者は意外と多いですよ。
普通の配送とは異なるので、配送先としっかりコンタクトをとることが重要です。
まとめ
電子ピアノの配送料金は幅が広いですが、相場を知っていると業者の比較がしやすいですよね。
電子ピアノは、グランドピアノやアップライトピアノとは異なり、配送中に音がずれる心配はありません。
しかし、機械でもあり楽器でもあるので、配送中の事故や破損は避けたいところです。
どの方法で選ぶかは、料金と安全さを兼ねて考えることが大切でしょう。