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大晦日に入籍手続きってできる?デメリットや年末調整はどうなるの?

大好きな人と念願叶った結婚。記念に1年の最後の日に入籍したい方もいらっしゃると思います。
しかし、役所や銀行が休むことが多い大晦日に、入籍の手続きなんてできるのでしょうか?
今回は、大晦日の入籍手続きの仕方や、デメリットがあるのか、年末調整はどうすればいいのかをお教えします。

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大晦日に入籍手続きってできるの?休日扱い?

結論から言いますと、大晦日に婚姻届の提出は可能です。
しかし、注意点が多いので気をつけなければいけません。

平日の場合、役所の戸籍課や市民課で婚姻届を提出します。
基本的に、その場で職員が確認し、婚姻届や持ち物に不備が無ければ受理されます。

しかし、年末年始や休日では役所は開いていないため、役所の守衛室や巡視室など、時間外に受付をしてくれる場所に提出をする必要があります。

気をつけなければいけないのは、あくまで「預かってくれる」だけということです。
守衛室の人が簡易的なチェック(押印の有無など)をしてくれる自治体もありますが、担当の人がしっかりと確認するわけではありません。

書類の確認がされるのは、役所が開庁される休日明けの平日ということになります。

書類に不備が無ければ、届出した日が入籍日となります。
休日に出したからと言って、入籍日が変わるわけではないのですね。

しかし、不備があった場合は入籍日が変わってしまう恐れがあります。
軽度の誤字などの不備では、役所から連絡が来て、職員が修正してくれる自治体があれば、自分で役所に行って修正しなければいけない自治体もあります。

軽微な不備であればいずれの場合も、修正後は届出日にさかのぼって受理してくれます。

ただし、重大な不備をの場合は、手続きが行えなず再提出が必要で入籍日が変わってしまう恐れがあります。

自治体によって対応が変わるので、事前に、婚姻届を出す予定の自治体のHPをしっかり確認しておきましょう。

大晦日の入籍のデメリットは何?

大晦日の入籍のデメリットは少なからずあります。

例えば、先述したように、

  • 婚姻届に不備があってもすぐに訂正ができません。
  • 開庁が年始の休み明けになってしまうので、すぐに役所の職員が不備に気づくことができず、訂正までに日数がかかってしまいます。
  • 氏名変更手続きができない。
  • 入籍と同時に結婚式をするのは非常識と思われる。
  • 結婚記念日が嫌な日となってしまう。

一番大きいのは3つ目の氏名変更手続きができないことでしょうか。

大晦日の入籍だと数日間身分証明書がなくなる?!

また、結婚に伴って自分の苗字を変える方は特に注意が必要です。
大晦日は様々な施設が休みなので、すぐに氏名変更の手続きすることができません。

役所はもちろん、銀行も休みなので、銀行口座の変更ができませんし、警察署や免許センターも休みなので、運転免許証の変更もできません。

一見すると「急いで準備する必要がない」と、そこまでデメリットだと思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、気をつけなければいけないのは「身分を証明するものが無い」ということです。

年末年始のたった数日間でも、何が起こるか分かりませんし、出かけた先で、身分証明書の提出を求められることもあるかもしれません。

年末年始は施設やサービスの会員登録をしないようにし、運転は別の人に代わってもらうなど考慮する必要があります。

入籍=結婚式にしたい場合は迷惑…

また、入籍と結婚式を同日に行いたい場合もあるかと思います。
大晦日は忙しかったり、家族で過ごしたりと前もって予定を立てている人が多いです。

そんな中、結婚式に招待されて、「正直迷惑…。」と思う方も多いのだそうです。

どうしても同日に結婚式を行いたい場合は、二人だけの挙式にするのもおすすめです。
長期休みの場合は、二人だけの国内リゾートウエディングもおすすめですよ。

結婚記念日=嫌な日になってしまう事も…

他にも、パートナーの家族によっては、「年末年始は親戚で集まっている」という家族もあるでしょう。逆に、自分の実家にパートナーを招く予定の方もいらっしゃると思います。

家族付き合いが苦でなければよいのですが、こういう集まりが苦手な方にとっては
「結婚記念日=嫌な日」
となってしまう可能性もあるので、気をつけましょう。



大晦日に入籍する場合年末調整ってどうなるの?

パートナーが配偶者控除・配偶者特別控除の対象の場合、再度年末調整が必要となる場合があります。控除の金額が変わってしまうからです。

12月末となると源泉徴収票が手元にあるかと思います。
これは、会社での年末調整が終わった場合に発行されるものです。

手元にある源泉徴収票では未婚の時の状態で作成しているので、配偶者控除などが加味されていません。そのため年末調整をやりなおす必要があります。

翌年の1月31日までは年末調整のやりなおしが可能です。

基本的には、会社に再度依頼をすればやりなおしをしてくれますが、手間や日数がかかり、応じてくれない会社もあるそうです。

その場合は自身での確定申告が必要になります。

名字が変わっている場合、源泉徴収票の氏名が確定申告時と異なっていますので、住民票など、氏名が変わったことを証明する書類を提出する必要があります。

少々面倒ですが、大晦日に入籍することによって税金が戻ってくる可能性がありますので、
上手く利用すればお得だとも言えますね。

まとめ

大晦日の入籍は受理の手続きがスムーズではなく、平日に入籍するより手間が多いです。

しかし、一年の締めくくりが結婚記念日だと幸せな気持ちで年が越せますし、
年末年始が休みの夫婦は、大切な日を毎年一緒に過ごすことができますね。

婚姻届の内容と持ち物の確認だけは念入りにして、素敵な結婚記念日にして下さいね。

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