食・料理

梅干しの賞味期限常温だと変わる?開封後は?切れたのを食べても良い?

梅干しって冷蔵庫に何気なく入っていたりします。

梅干しをお家で漬けている人なんかは、常温で保存していますよね。クエン酸効果で腐りにくいとも聞いたりするし、本当のところどうなのかいまいちわかりません。

そこで今回は、梅干しの賞味期限は、冷蔵保存と常温保存だと違ってくるのか。開封後の賞味期限てどのくらいになってしまうのか。梅干しの賞味期限が切れた場合でも食べても良いかについてご紹介します。

スポンサードリンク

梅干しの賞味期限って常温保存だと違う?

梅干しを常温保存できるかは、梅干しの塩分濃度によって決まります。

スーパーなどで売られている梅干しの場合は、はちみつ入りだったり調味料が入っていて減塩になっていたりするものが多いです。
調味されて食べやすくなっている梅干しは、塩分濃度が10%以下の場合が多く常温保存はできません。

最近では塩分が高いのは健康に良くないとされて、減塩されて塩分濃度の低い梅干しが一般的です。
スーパーなどで売られている梅干しの容器の裏などに記載されているのも梅干しとは書かれておらず「調味梅漬け」「調味梅干し」などと書かれています。

塩分濃度の低い梅干しは冷蔵庫で保存して、開封後はなるべく早めに食べ切るようにした方が良いです。
調味された梅漬けなどは、未開封の状態で冷蔵庫に保存しても、3ヶ月~6ヶ月ぐらいになっています。

短かいものだと、1ヶ月も持たないなんて梅干しもあります。
一方で自家製や、昔ながらの製法で作られたものすごく酸っぱくてしょっぱい梅干しは長期保存ができます。

昔ながらの作り方で漬けてある梅干しは、塩分濃度が30%前後であることが多く、これだけ塩分が含まれている場合は、涼しく風通しの良い場所に置いておけば賞味期限も無く、常温で保存できます。

梅干しは昔から保存食としても食べられていた食品なので何年も保存できるようになっています。
賞味期限がない梅干しというのは、昔ながらの塩だけで漬けた白干梅に限りますが、この梅干しは常温で保存しておいても問題はありません。

むしろ、白干梅は干してすぐ食べるよりも長い年月熟成させた方が味がまろやかになって美味しくなります。

梅干しの賞味期限って開封後はどうなるの?

昔ながらの方法でつけている梅干しは、賞味期限とは無縁なので市販で売られているような減塩の梅干しを美味しく食べられる期間はどのくらいかです。

調味されている梅干しは、減塩の梅干しがほとんどで、いろんな味がついているものが売られています。
添加物が入っていても冷蔵庫の中で保存していたとしても、昔ながらの製法で作られている塩分濃度の高い梅干しよりも、腐りやすくなっています。

腐敗菌は、甘いものを好んでくるので、はちみつ漬けは菌がつきやすくなります。
塩分濃度が低いとさらに劣化しやすくなります。

そもそも、賞味期限は開封しないで食べられる期間なので開封してしまうと、密閉状態ではなくなり空気に触れてしまうので、賞味期限は関係なくなります。
なので、調味された梅干しを開封した場合は、しっかり密閉した容器に移し替えて記載のある賞味期限よりも前に食べきるようにするというのが良いですね。

そして梅干しは、作り方によっても呼び名が変わります。

梅干し→昔ながらの塩漬けして干したものを梅干しと言い、白梅干しとも呼ばれたりします。
調味梅干し→味が付いていて調味されてるもの。
梅漬け→カリカリ梅みたいなもの

梅干しとひとくくりになっていますが、大まかには3タイプあります。
この中でも市販で売っているほとんどが、「調味梅干し」です。

そもそも梅干しには定義があって、梅と塩としその3つの食品以外の食べ物や調味料が入っているものや、干している工程を施していない場合は「梅干し」とは名乗れない決まりになっています。

なので、梅干しとして売られている商品の裏面を見て買うのが良いかもしれません。

スポンサードリンク

梅干しの賞味期限が切れてても食べても良い?

添加物が入っていても塩分濃度の少ない梅干しは、長期保存はできません。

未開封の状態でも確実に味は落ちています。添加物も食品と一緒に劣化してしまいます。
賞味期限を大幅に過ぎてしまったら、見た目が大丈夫そうでも食べるのは止めておいた方が良いです。

添加物は、保存を長くさせる為に入っているものですが、長く置いておく事で刺激物に変化してしまう可能性もあるんです。
なので、漬けられている梅干しならなんでも長く保存できるというのは、誤った考えです。

賞味期限がないとされているのは、塩分濃度が最低でも20%以上あるような塩分濃度高めな梅干しだけになります。
しかし、塩分濃度の高い梅干しも保存状態が悪いと腐ってしまうので、保管場所などには気をつけて下さい。

もし、市販されている梅干しを賞味期限内には食べるきる事が出来ないと感じたら、冷凍してしまうというのも一つの方法です。
市販の梅干しは、梅酢や調味料などで調味しているのでしっとりしている場合が多く、まとめて保存袋に入れて冷凍すると、梅干しの粒同士がくっついてしまいます。

そうなってしまうと、一粒ずつ取り出すのが難しくなって梅干しが崩れてしまう場合もあります。
取り出すのに手間取っていると、他の梅干しも溶けてしまい溶けた梅干しをまた冷凍するという事を繰り返していると、味や質が落ちてしまいます。

大きめの梅干しなら一粒ずつ、小粒ならだいたい食べる分だけを小分けにしてラップに包んで、密閉袋に入れて冷凍して下さい。
そのまま食べる事も考えて、冷凍前に種を取っておくのもおすすめです。

種を取ると形がくずれてしまうので、ペースト状にしてから冷凍しておいても使う時には手間が省けて便利です。
冷凍した梅干しでも時間の経過とともに品質は低下するので、1ヶ月を目安に食べきって下さい。

食べたい時に食べたい分だけ解凍して使えれば賞味期限を気にせずに食べる事が可能になります。

まとめ

漬けてある梅なら保存がきくと思っていたので、ちょっとびっくりですね。

やっぱり、添加物を加えて市販で売っているものに賞味期限があるのは当然ですよね。
確かに昔は、冷蔵庫なんて無いのだから知恵を使わないと保存する事が出来ないですからね。

昔の人の知恵には驚かされます。

梅干しの賞味期限についてはこちらの記事もおすすめです。
⇒ 梅干しの賞味期限ってどれくらい?書いていない時は?腐るとどうなる?

スポンサードリンク