梅干しは、賞味期限がかなり長い食品ですが、具体的にはどのくらい持つのか気になったことはありませんか?
実は市販の梅干しには、賞味期限が書いていないこともあります。探したのに見つからないって事ありますよね。この場合、賞味期限はいつまでだと考えたら良いものなのでしょうか。そして、長持ちするという梅干しでも、腐ってしまうことはあります。
今回は梅干しの賞味期限についてや、古い梅干しが食べられるかどうかの判断基準についても触れていきます。
目次
梅干しの賞味期限ってどのくらい?
梅干しはかなり日持ちするとは言うものの、さすがに何年も何十年もなんて事ないよね?どうなの?という気持ちわかります(´艸`*)
でもたま~に十年物の梅干しとかテレビで見ると、えっそんなに長く食べられるものなの?なんて驚いたりしますよね。
ネットで探してみると実際に売ってますしね。
では、梅干しの賞味期限は、具体的にはどのくらいなのでしょうか。
実は、梅干しの賞味期限は、漬ける時の塩分の濃度と保存状態・添加物の有無によって大きく変わります。
今の梅干しは、賞味期限が大体1年くらいというものがほとんどです。
でも、添加物が少なく、少ししょっぱい梅干しの場合は、2~3年くらい持つ場合もあります。
ところが、昔の梅干しは、何十年、ものによっては何百年と日持ちするものもあるんです!
昔の梅干しは、減塩ブームの今と違い、かなり塩分の濃度を濃くして漬けられてきました。
確かに子供の頃におばあちゃんが漬けた梅干しはしょっぱくって、あんまり好きじゃなかったですね(~_~;)
でも昔ながらの知恵というか、保存食として長く食べれるように考えられたものだったんですね。
それに加え、今のような添加物も一切加えられておらず、保存環境も良かったんです。
そのため、代々受け継がれるくらい、長く日持ちする梅干しが作られていたんです。
今も昔ながらの作り方で作ればかなり日持ちする梅干しが作れるかもしれませんね。
保存環境なんかも整える必要がありますけど…
それにしても現代の方が技術も進んでなんでも便利に長く食べられるようになったのかな~と錯覚しますが、昔ながらの製法ってやっぱり凄いんだな~、添加物が入る事で長く持たないとかあるんだなと変なところに感心しちゃいました。
でも梅干しってなんで賞味期限が書いてなかったりするんでしょうね?
梅干しの賞味期限が書いてない時は?なぜ書いてないの?
さて、市販の梅干しには、パッケージに賞味期限の記載がないものもあります。
この場合、どのくらい日持ちすると考えたら良いのでしょうか。
賞味期限が書いていない梅干しは、大体1年くらいが賞味期限だと考えてください。
先ほどもお話したように、今の梅干しの賞味期限は約1年程度です。
市販のものであっても、それに関しては変わらないと考えて良いでしょう。
特に、市販の梅干しは減塩されてあり、保存などのために、多少の添加物は使われています。
そのため、極端に長く日持ちするとは考えない方が良いと思います。
賞味期限が書いていない梅干しと書いてある梅干しがあるのはなぜ?
1年で賞味期限が切れるなら書いといてよ~って思っちゃいませんか?
賞味期限が書いてない=かなり長く日持ちするというイメージでした。
では、市販の梅干しの中に、賞味期限が書いていないものがあるのはなぜなのでしょうか。
実は、長期保存ができる食品には、賞味期限を書かなくても良いとされているのです。
そのため、ある程度長く日持ちする梅干しも、賞味期限が書かれていないものが存在します。
昔の製法の梅干しは、日持ちすることが暗黙の了解だからです。
でも、賞味期限が書かれていないからと言って、確実に長持ちするというものでもないのです。
特に、昔の製法で作られていない梅干しは、塩分が少なく、添加物が入っています。
そのため、賞味期限が書かれていなくても、「1年程度しか持たない」と考えた方が良いでしょう。
ただ、あくまでも目安であって本当に食べれないのかというとそうでもない…
捨てるのもったいな~いって人は食べられるかの判断基準も覚えておくと良いですね。
梅干しって腐るとどうなるの?食べられるか判断するには?
では、梅干しが腐ると、どのような状態になってしまうのでしょうか。
チェックポイントは大きく3つ
- 表面に白い綿状のカビが生える
- 形がぐしゃぐしゃに崩れる
- 鼻をつんざくような酸っぱいにおいがする
梅干しが腐ると、表面に白い綿状のカビが生えてきます。
ただ、カビが生えている箇所が一部であれば、カビを取り除き、漬け直せば食べられます。
でも、カビが梅干しの表面全体に広がっている場合は、食べるのをやめましょう。
又、梅干しが腐ると、形がぐしゃぐしゃに崩れてしまいます。
梅干しは元々柔らかいものではありますが、皮や表面には、ある程度の弾力がありますよね。
その弾力がなくなり、ぐしゃぐしゃに形崩れしていたら、食べない方が良いでしょう。
更に、鼻をつんざくような酸っぱい匂いがした場合も、腐っていることが多いです。
梅干しには酸っぱい匂いが付き物ですが、漬けている時と明らかに違う異臭がする場合があります。
この匂いを嗅ぎ分けるには、日頃から梅干しの匂いを知っておく必要がありますね。
市販の梅干しなら賞味期限は1年ぐらいなので、それも目安に考えると良いですね。
家で漬けた梅干しなら作り方や保存方法によって多少前後するので、食べられない梅干しの見分け方も知っておくと安心ですよ。
まとめ
梅干しは、1年くらい日持ちしますが、昔ながらの製法のものはもっと長く日持ちします。
塩分が多く、添加物が使われていなければ、何十年・何百年と日持ちする場合もあります。
梅干しなど、長く日持ちする食品には、賞味期限を記載する義務がありません。
そのため、市販の梅干しには、賞味期限が書かれていない場合もあります。
でも、長く日持ちすると言っても、腐ることはあるので、その見分け方を知っておくことは必要です。
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