野菜や山菜など旬のもので作る事ができるかき揚げ。プロでもない限り、サクッと揚げるのはなかなか難しい料理ですよね。
かき揚げを家で作るのは、結構ハードルが高い感じがします。手間をかけて頑張って作った割にはそんなに美味しくなかったりするとかなりショックですよね。
そこで今回は、かき揚げの揚げ方のコツはおたまなのか。揚げる時にバラバラにならない方法や、おたまにかき揚げがくっついてしまう時はどうすれば良いのか。王道のおたまの使い方など紹介します。
目次
かき揚げの揚げ方のコツはおたま?これでバラバラにならない!?
まず、失敗しないでかき揚げを作るには、揚げる前の準備が大事です。
かき揚げを揚げる前の準備で必要なのは?!
このポイントをしっかり抑えておくと美味しいかき揚げが出来ますよ^^
*具材の大きさを揃える。
いろんな食材を一緒に、油にいれて揚げるのがかき揚げです。
均一に火を通す事を考えて材料を切ると、全体にちゃんと火が通って、中が生状態になってしまう事を防げます。
材料が、野菜だけなら火の通りにくいものは小さめに切って下さい。
肉や魚と一緒に揚げる時には、野菜は小さく切るか他の材料を大きめにして、全体に火が通るように考えて切って下さい。
火が通らないの心配して小さく切りすぎると、まとまらずにバラバラになってしまうので大きさには気を配って下さい。
*打ち粉をする。
小麦粉や片栗粉をまぶして、具材全体に打ち粉をして混ぜます。
片栗粉は、食感を良くしてくれるので加えると良いですよ。
あまり混ぜすぎず、具材の表面に粉がかかるくらいで大丈夫です。
*溶き卵を加えてふんわりと混ぜる。
天ぷらみたく衣を作ってつけるのではなく、溶き卵は打ち粉をまぶした後に加えます。
大事なのは、混ぜすぎない事。
混ぜすぎると小麦粉のグルテンが発生してベタついてしまいます。
ちょっと、粉っぽいかなと思うぐらいで混ぜるのを止めておいて下さい。
*形作ってから油の中に入れる。
かき揚げを作るのには、深めのフライパンがオススメです。
油の量は3センチぐらい。
この時にバラバラになるのを防ぐのには、あらかじめおたまに具材をのせて滑らせる様に入れると形良く仕上がります。
*中に空気が入るように穴を開ける。
油に入れたら落ち着くまでは触らないで下さい。
形が出来上がったらひっくり返しながら揚げます。
中まで火が通るように、菜箸で2~3箇所穴を開けるように刺して下さい。
かき揚げをバラバラにしないコツ
次にかき揚げを揚げるときにバラバラにしないコツをお伝えしていきます。
ポイント①
かき揚げの材料をボウルに入れます。
ボウルに入れた材料に小麦粉と片栗粉をまぶして溶き卵を入れて、サックリ混ぜます。
小麦粉と片栗粉でバラバラになるのを防ぎます。
ポイント②
バラバラにならないためには、実は火加減が一番重要なんです。かき揚げを揚げる適温は、185~195℃です。
これより温度が高すぎると具材の水分が勢いよく蒸発しまう事でバラバラになってしまいます。
温度は、とても重要です。
垂らした衣が、鍋の底についてすぐに浮き上がってきたら適温です。
逆に油の温度が高すぎると、垂らした衣は鍋の底につくことなく、跳ねるように浮き上がってきます。
必ず適温の状態のを見極めて、かき揚げを揚げるようにしましょう。
ポイント③
おたまを使って入れます。
フライパンの中心には入れずに、必ずふちから入れて下さい。
フライパンの側面から添わせる様に入れると崩れにくくなります。
入れる時に、少しバラけてしまったら菜箸でたぐり寄せて形作って下さい。
きちんとした手順で作れば、バラバラにならずにかき揚げが作れます。
かき揚げをおたまで揚げたらくっつく?どうすればいい?
小麦粉や片栗粉を使っているためグルテンが発生して、おたまに乗せるとくっついてしまう事があります。
又、お家にあるような一般的なおたまは中央がへこんでいる事もあり、材料が中央に集まり少し分厚くなり滑りが悪くなってしまいます。
おたまにくっつかないようにするには、具材をのせる前におたまを油にくぐらせておくと、滑りやすくなります。
なるべく、グルテンを発生させないためにも具材と衣は冷蔵庫に冷やしておいて、揚げる直前に混ぜると粘つきが出ずらくなるのでくっつきにくくなります。
そして、かき揚げ用の穴あきのおたまや、テフロンのおたまなども販売されています。
おたまにくっつかない様に入れるやり方。
粉をまとわせたさ具材をおたまに乗せたら、油に入れます。
その後におたまを外す時には、ゆっくりと揺らしながら外す事が大切です。
速くても遅くてもダメなので、慎重に行って下さい。
たくさん作れば慣れるので、うまくなるにはそこが一番の近道です。
かき揚げの作り方、おたまを使うならこれが王道!
一般的なおたまはもちろんですが、穴あきのおたまや、レードルを使うと具材がまとまって揚げやすくなります。
そうすると、サクサクのかき揚げに仕上がります。
おたまを使ってかき揚げを作るやり方は、くっつかないように揚げるやり方と同じです。
くっつかないように揚げる事ができれば、かき揚げ作りもかなりの上級者です。
王道おたま以外のかき揚げを揚げる方法は?!
そして、王道おたまとはまた違った揚げ方としては、クッキングシートやしゃもじや平たいスプーンで作業するなんて人もいます。
かき揚げ専用のレードル
もっと本格的な作り方になると、かき揚げ専用のレードルも売っています。
これは、形も作りやすいし、くっついてバラバラになる恐れもありません。
かき揚げを作る事が多いなら購入してみるのもいいかもしれません。
プロと変わらない仕上がりのかき揚げが出来上がります。
クッキングシート
クッキングシートはあらかじめ適度な大きさに切っておいて、その上に形作ってから入れるので、慌てなくてすむので気持ち的に楽にできます。
しゃもじや平たいスプーン
しゃもじや平たいスプーンは、平らな面に具材を乗せて滑らせる事ができるので油に入れるのが簡単です。
入れるのは簡単ですが上手にやらないと、バラける恐れがあるので少し慣れてきたら挑戦してみてもいいかもしれません。
かき揚げ作りも、道具を揃えてやれば失敗も減ってゆくと思います。
機会があったらいろんなやり方で作ってみて下さい。
まとめ
揚げ物の中でも、かき揚げは難易度が高いので嫌煙してしまいがちですが、コツさえわかれば意外と簡単なのかもしれません。
ただ、それには何度も自分で作ってみる事が大事になってきそうです。
まずは、慣れる事です。
いろんなやり方で作ってみて、自分に合った方法を見つけて美味しいかき揚げを食卓に並べましょう。