長年タオルを使っていると、いつの間にか臭くなっていることがあります。
これでは、気持ち良くタオルを使うことができませんよね。
特別汚したわけでもないのに、なぜこんな臭いがするようになるのでしょうか。
そこで、タオルの臭いの原因や、臭いを取る方法についてお話していきます。
又、タオルが臭くならないようにするためには、どうしたら良いかについても触れていきます。
目次
タオルの臭いの原因って何?
ではまず、タオルの臭いの原因についてお話していきたいと思います。
タオルの臭いの原因は、蓄積した雑菌です。
汗、皮膚の膜や角質、髪などの雑菌が、タオルに付着してしまうのです!
又、石鹸やシャンプーの残りカスにも、雑菌が生息しています。
なので、手や体、髪を洗うと、どうしてもそれらの残りカスがタオルに付着します。
これが蓄積すると、雑菌だらけになってしまうのです。
「でも、洗濯すれば落ちるのでは?」と思ってしまいますよね。
ところが、タオルの臭いの原因になる雑菌は、洗濯だけでは落ちないのです。
この雑菌は1度付着すると、どんどん繁殖していきます。
そして、もっと厄介なことに、かなりの生命力を持っています。
なので、少し洗っただけで全てを除去することは、とても難しいのです。
タオルの臭いの取り方 おすすめは?
では、タオルの臭いの原因となる雑菌を除去するには、どうしたら良いのでしょうか。
ここでは、雑菌を除去するための、おすすめの方法を紹介します。
タオルを熱湯消毒する
まずおすすめしたい方法は、「タオルを熱湯消毒する」という方法です。
やり方は、「臭いのついたタオルに、熱湯をかける」という簡単なものです。
臭いの原因菌は、高温の環境では生きていけないと言われています。
なので、熱湯をかけて、高温の状態を作ってしまいましょう。
但し、湿気があると、再び繁殖し始めてしまう習性を持っています。
なので、熱湯消毒後は外に干して、完全に乾かすようにしてくださいね。
タオルを、重曹で煮詰める
次におすすめしたい方法は、「タオルを、重曹で煮詰める」という方法です。
まず、鍋にお湯を沸騰させてから、その中に大さじ2杯程度の重曹を入れます。
その中にタオルを入れ、20分ほど煮詰めましょう。
その後、水をかけて冷ましてから固く絞り、外に干して完全に乾燥させます。
重曹には、優れた殺菌効果があると言われています。
それに加えて、漂白剤ほど成分が強くないので、人体に悪い影響もありません。
どうしても臭いが取れない場合は…
ちなみに、どうしても臭いが取れない場合は、重曹ではなく漂白剤がオススメです。
この場合はどのようにするのかと言うと、
1.タオルを軽く洗っておきます。
2.50℃くらいのお湯の中に、酸素系の漂白剤を「しみ抜き」と同じ分量だけ入れます。
3.その中にタオルを入れ、1~2時間放置します。
4.後は水でしっかりすすぎ、洗濯機に入れて洗濯しましょう。
漂白剤は成分が強いので、タオルが少し傷んでしまいます。
なので、柔軟剤を入れて洗濯機で洗うようにすると良いでしょう。
タオルが臭くならない方法ってある?
さて、タオルが臭くならないようにするためには、雑菌の繁殖を防ぐ必要があります。
そこで、日常的にできる、雑菌繁殖の予防方法を紹介します。
定期的に洗濯機をキレイにしておく
まず必ず行いたいことは、「定期的に洗濯機をキレイにしておく」ということです。
洗濯機の洗濯槽の中は、湿気が多くジメジメしています。
なので、カビや雑菌の温床になってしまうことがあるのです。
そのような中でタオルを洗濯したら、臭いの原因菌が付着してしまいますよね。
なので、定期的に洗濯層の中を掃除し、雑菌の繁殖を防ぎましょう。
イオン系の消臭剤を使う
それと併せてオススメしたいのが、「イオン系の消臭剤」です。
タオルを洗濯したら、乾く前のタオルにイオン系の消臭剤を吹きかけてみてください。
これを習慣にすると、雑菌が繁殖しにくいタオルになります。
但し、普通の消臭剤を使ってしまうと、一時的な効果しかないようです。
なので、必ずイオン系の消臭剤を使うようにしてくださいね。
まとめ
タオルが臭くなる原因は、タオルに繁殖した雑菌です。
この雑菌はすぐに繁殖する上に、生命力が強いことが特徴です。
普通の洗濯だけでは除去できないので、熱湯や重曹、漂白剤などで消毒する必要があります。
又、雑菌を繁殖させないためには、洗濯機の中を清潔にしておくことも大切です。
そして、洗濯後のタオルが乾く前に、イオン系の消臭剤を吹きかけることもオススメです。