青森のお祭りと言えば、ねぶた祭りです。ねぶた祭りの楽しみ方は何だか知っていますか?ほとんどの人は、恐らく青森市内を大迫力で通る張りぼての人形だと認識しているかもしれません。それももちろん正解です。けど、ねぶた祭りはもう一つの楽しみ方があります。
ねぶた祭りの山車が青森市内を通り抜ける際に踊って盛り上げる部隊がいます。その部隊の名前は、「ハネト」と呼ばれています。ねぶた祭りを見た事がある人はご存知かもしれませんが、ねぶたの山車を「ラッセラー、ラッセラー」と盛り上げている人たちのことを「ハネト」と言います。
ハネトとは、跳人と書いて、ハネトと読みます。先述の通り、踊って盛り上げる人です。このハネトですが、実は観光客でも参加できるって知ってました?通常、伝統的なお祭りですと、決められた人しか参加できなかったりします。例えば、京都の祇園祭や岸和田のだんじりは、選ばれた人しか参加できません。
けど、伝統的なお祭りではありますが、ねぶたは、誰でも参加できる超参加型のお祭りなんです。今回は、ねぶた祭りのハネトとして参加する方法や衣装などについてご紹介します。
ねぶたのハネトに当日参加する方法ってあるの?
では、ハネトとしてねぶたに参加するにはどうしたらいいでしょうか?
答えは、すごくシンプルですが、ハネトの衣装を着て、運行スタート前までに運行コースに待機するだけです。ねぶたの団体に所属してなくてもハネトの衣装さえ着て、運行スタートのコースに入れば参加できるのです。
ハネトのルールも至ってシンプルです。運行委員の指示に従って、みんなが楽しめるように明るい祭にするように努めることです。
他には、ねぶた出発の10分前にスタート地点に集合する事と花笠を被った正装をする事、逆戻りや途中からの参加はせず、花火や爆竹、一升瓶、空き缶などを投げたりするような危険行為はしない事、緊急車両が出動した際は、速やかに協力する事です。
東北三大祭りの一つとされてる伝統的な青森のねぶた祭りにこのルールを守るだけで参加できるのなら参加してみようと思えますよね。では、ハネトの正装はどんなものでしょうか?
ねぶたのハネトの衣装の着方は?衣装はどうする?
ねぶた祭りのハネトの衣装は、どんなものがあるかまずご紹介します。
ハネトの衣装は、頭に花笠、肩にピンクや赤などのタスキをかけ、白地を基調とした浴衣を着ます。
足元は白足袋とぞうりを身につけます。ぞうりは脱げないように豆しぼりと呼ばれる藍色の水玉模様の手拭いでぞうりを縛ります。
正装の着方は難しいですが、レンタルした際やハネトの着付けをしてくれるお店もあるので自分で出来ない場合はお店で着付けてもらえるので心配は要りません。
ちなみにハネトの正装衣装は、インターネットやデパートなどで買うこともできますし、貸出もやってるのでレンタルすることも可能です。
だいたいの相場ですが、購入すると一式約10,000円程で、レンタルは4,000円〜5,000円程とされています。
ねぶたのハネトにスニーカーで参加しても良い?
ねぶた祭りのハネトは、踊り跳ねて祭りを盛り上げる役割を担います。そのため、踊り跳ねるのに普段履かないぞうりでは、足が痛くなるかもしれません。
そのため、スニーカーを好む人がいますが、ハネトはスニーカーを履いていいのでしょうか?
基本的にはぞうりと藍色の水玉模様の手拭いでぞうりを縛る豆しばりが基本とされていますし、推奨されています。ただ、最近はスニーカで参加している人も多いですし、初心者はスニーカーをお勧めされたりします。
それでも見栄えとしてはやっぱり、浴衣にはスニーカーよりぞうりがいいですよね。
ただ、最近の傾向としてはスニーカーも受け入れられているようです。
無理して草履で参加するよりも、踊りを目いっぱい楽しむためにスニーカーという選択もありだと思いますよ~!
また見た目とか考えちゃうとせっかくならばっちりハネトの衣装で決めたいのもわかりますけどね(笑)
まとめ
日本の伝統的なお祭りとしては珍しい誰でも参加できるのがねぶた祭りです。
誰でも参加できるのでお祭りに参加するのに見る側ではなく、踊る側で今度、参加してみてはどうでしょうか?
ハネトの衣装だけ用意して置けば、飛び入り参加が出来ちゃいますよ。
レンタル衣装があったり、着付けもしてくれたりと様々なサービスがあるので興味がある人はぜひぜひ!
踊ったことがない人には突然下駄なんかは辛そうですが、スニーカーで参加なんかもOKというのが嬉しいですよね。
ねぶた祭りでいつもと違った楽しみ方をしてみてくださいね♪
ねぶた祭りについてはこちらの記事もおすすめです。
→ ねぶた祭りの掛け声ってどんな意味なの?見どころと楽しみ方とは?!