1歳の赤ちゃんを連れてバス旅行に行きたいという人はたくさんいるようです。
ところが心配なのは、「乗車が可能なのか」ということです。
安全面や他のお客様への影響を考えると、乗れるかどうか不安ですよね。
ここでは、高速バスに1歳児を乗せることができるのかどうかについてお話します。
又、1歳児を乗せる場合の注意点についても触れていきます。
高速バスに1歳の赤ちゃんを乗せるのは大丈夫?!
ではまず、高速バスに1歳児が乗車可能かどうか、乗車規定を見ていきましょう。
ほとんどの高速バスでは、1歳児の乗車は可能となっています。
車内で保護者が抱っこしていれば、運賃は無料です。
但し、赤ちゃんの分の席を1席確保する場合は、料金が発生します。
でも、バス会社としては、「1歳児の乗車はあまりオススメできない」というのが本音のようです。
その大きな理由は、高速バスの座席には、チャイルドシートが付いていないからです。
そのため、万が一事故が起きた場合、赤ちゃんの安全の保障ができないのです。
保護者が赤ちゃんをずっと抱っこした状態でシートベルトをしていれば、問題ありません。
でも、長い時間この状態をキープしているのは、体力的につらいですよね。
このようなことから考えると、1歳児の高速バスの乗車は、あまりオススメはできないと言えます。
昼夜運航でも変わる!?
どうしても1歳児を高速バスに乗せたい場合は、昼運航のものをオススメします。
夜運航高速バスは、できる限り避けた方がいいという意見が大半です。
では、なぜ1歳の赤ちゃんを夜運航の高速バスに乗せるべきではないのでしょうか。
その理由は、「夜は寝ているお客様が多いから」というものです。
夜運航の高速バスの中では、大半のお客様が寝ています。
そんな中、急に赤ちゃんが泣き出してしまったら、他のお客様が起きてしまいますよね。
1歳と言えば、夜泣きを卒業できていない子も多いので、いつ泣き出すかわかりません。
又、早くバスから降りたくて、赤ちゃんがぐずる場合もあります。
そんな時はあやすしかありませんが、周りではお客様が寝ています。
なので、声や音を出すあやし方は、できるだけ控えなければなりません。
その結果、お互いに気を遣ったりして疲れてしまいますよね。
そして何より、どこにも逃げられない赤ちゃんにとっても、かなりストレスです。
このようなことから考えると、夜運航の高速バスに1歳児を乗せるのは避けた方が良いでしょう。
どうしても乗らなければならない場合は、昼運航のバスを利用しましょう。
赤ちゃんを、高速バスに乗せる時の注意点
では、どうしても1歳児を連れて高速バスに乗らなければならない場合、何に気をつけたら良いのでしょうか。
まず、「トイレが付いている高速バスを選ぶ」ということです。
1歳の赤ちゃんは、まだおむつをしているので、いつお漏らしをするかわかりません。
でも、もし粗相をしてしまっても、トイレがあれば、そこでおむつを替えられますね。
バスの座席で赤ちゃんのおむつを替えることは、避けなければなりません。
バスの車内は密室ですから、臭いが充満してしまい、周りの人に迷惑です。
なので、「トイレが付いている」という点は、絶対に外せないポイントです。
次に、「タオルやウエットティッシュをたくさん持って行く」ということです。
赤ちゃんが粗相をしてしまった場合、座席や洋服などが汚れてしまいますよね。
それをそのままにしておくわけにはいかないので、拭くものを持って行きましょう。
こんな時、タオルやウエットティッシュなどを多めに持って行くと、とても便利です。
特にタオルは、捨ててもいいような、使い古したものでOKです。
最後に、「赤ちゃんが喜ぶおもちゃやお菓子を、多めに持って行く」ということです。
小さな子供は、長い時間乗り物に乗っていると、退屈してぐずり出します。
そんな時、赤ちゃんの気を紛らわす物があれば大丈夫です。
そこで、赤ちゃんが喜びそうなお菓子やおもちゃを、多めに持って行きましょう。
そして、赤ちゃんが飽きてしまった時に、少しずつ出してあげてください。
そうすれば、ご機嫌でバスに乗っていることができるというケースが多いようです。
まとめ
1歳の赤ちゃんが高速バスに乗ることは、基本的に禁止ではありません。
でも、周りの人への影響や安全面を考えると、オススメできるものではないようです。
どうしても1歳児を連れて高速バスに乗る時は、昼運航のバスに乗りましょう。
そして、注意すべきことの確認や事前準備も、忘れずに行ってくださいね。