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湯島天神梅まつりは見所いっぱい!神輿渡御は見逃せない!

梅の花の開花は、春を告げる風物詩の一つです。

梅まつりは桜の花見に先立つ春のイベントとして人気があります。中でも江戸三大天神の一つである湯島天神の梅まつりは、毎年たくさんの参詣客を集めています。

初詣に続いて春の到来を梅の花で感じてみませんか。

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梅まつりの由来

湯島天神は正式の名称を湯島天満宮といい、学問の神様である菅原道真を祀った神社です。菅原道真は梅をこよなく愛し、「東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春なわすれそ」という歌を残しているほどです。

そこで菅原道真を祀る天満宮では、境内に梅の木を植えることになったのです。湯島天神の梅の木は約300本八割は白梅で、湯島の白梅として江戸時代から梅の名所として有名でした。

湯島天神では、昭和33年から毎年梅まつりを開催し、今年で60回になります。

湯島天神梅まつりの楽しみ方!

梅まつりの期間中、土日祝日にはいろいろなイベントが繰り広げられますが、なかでも見逃せないのが神輿渡御です。上野松坂屋前から湯島天神まで神輿が練り歩きます。揃い白装束で身を固めた氏子が担ぐ神輿は、夏祭りの神輿とは違った趣きがあり、スキップするように踏む足並みは迫力があります。

他にも、野点やカラオケコンクール、薩摩琵琶、生花展、物産展、奉納演芸などのイベントが繰り広げられています。
奉納演芸では、湯島天神白梅太鼓、おはやし、日本舞踊、かっぽれ、三味線、講談、落語、ベリーダンスなどが演じられています。

土日祝日は混み合いますが、こうしたイベントをいっしょに楽しむのもいいでしょう。

また、梅まつりの期間中は境内に屋台が並びます。冬場なので食べ物屋の屋台が多いので、B級グルメを楽しむにはもってこいです。

天神様は学問の神様として信仰されています。2月は受験シーズンなので、受験生はお参りに行くといいでしょう。最近では、各種の資格試験を受ける人にも人気があります。お参りして合格を祈願し、絵馬を奉納すれば試験に臨む自信がつきます。

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梅の開花状況や混雑は?

梅まつりの期間は例年2月の始めから3月の始めまでです。開催期間が旧暦のデータを基にしているので、梅の開花の状況によってずれることもあります。

早咲きの品種は1月下旬ごろから咲き始めますが、梅の見頃の時期は、2月15日ごろから2月25ごろになります。ただし、気象条件によっては、少しずれることもあります。

遠方から行くなどして、詳しい開花状況を知りたい人は、湯島天満宮に直接電話で問い合わせるといいでしょう。

電話番号は、03-3836-0758です。

梅まつりの期間中には、合計約45万人の参詣客が湯島天神を訪れます。とはいっても、一ヶ月の間に分散されるので、それほど混雑するわけではありません。さすがに土日祝日には混み合いますが、それでも梅を鑑賞できないほどではありません。しかし、ゆっくりと梅を眺めたいなら、2月15日から26日の土日は避け、平日に行くことをおススメします。

湯島天神梅まつりでは、期間中17時から19時まで梅のライトアップが行われます。
夜の梅園は、しっとりとした雰囲気でとても幻想的です。日中に比べて夜は人出も少ないので、カップルにはおススメです。寒く感じる冬の夜でも、熱々カップルには平気でしょう。

湯島天神へのアクセスは、電車の場合、東京メトロ湯島駅3番出口から徒歩3分、JR御徒町駅北口から徒歩8分です。車の場合は、首都高速神田橋出口から都道452号線を経由して2キロメートル約5分、同じく首都高速上野出口から都道452号線経由で2キロメートル約5分です。

ただし、湯島天神の駐車場は収容台数約20台と狭いので、周辺のコインパーキングなどを利用する必要があります。

まとめ

春の訪れを実感するには、梅の花を眺めるのが一番です。まだ寒い2月に咲く梅の花は、桜とはまた違った風情があります。

受験生ならずとも梅の花を眺めて春を感じるひと時があってもいいのではないでしょうか。

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