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箱根駅伝に年齢制限はある!?出場資格や関東だけな理由は?

箱根駅伝と言えばお正月の風物詩ですよね。

箱根駅伝を見ないとお正月を迎えた気がしないなんて人も居るぐらいですが、箱根駅伝についてよ~く知っているという人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は箱根駅伝の雑学、選手の年齢制限や出場資格、留学生が走れる区間や、出場校が関東だけな理由をご紹介します。

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箱根駅伝に出場する選手に年齢制限はあるの?

今は年齢制限がありません。予選会を含む箱根駅伝の4回出場が制限事項です。

ですから、4年生の時点で出場回数が3回以下なら、留年してから走ることも可能です。
2017年の駒澤大学の藤山修一選手は、留年して箱根駅伝を目指したランナーです。

また3回以下なら、社会人から大学生になった人でも、大学生から社会人になってまた大学生になった人も出場できます。
社会人から学生になった人では、中村祐二選手が有名です。

平成4年までは28歳という年齢制限があって、そのため駒沢大学の大八木弘明選手は4年生の時に出場できませんでした。

箱根駅伝1校で留学生は何人まで出れるの?

箱根駅伝では本戦も予選会も、出場する留学生は1校あたり1名までの制限があります。

これは、ケニア出身などの留学生が多数走ると、日本の駅伝としての興味がなくなってしまうという理由から制限されているんですよ。

箱根駅伝に限らず実業団の駅伝大会にも、同様の制限があります。
だいたい1チームあたり2名程度という大会が多いです。

留学生が出場する大学としては、山梨学院大学、日本大学、第一工業大学、拓殖大学などがあげられます。

山梨学院大学は、最初の頃は大学に留学した選手を使っていましたが、その後は付属高校から進学した選手をそのまま出場させるようになり、現在はまた元のように戻っています。

実業団でも同様の制限があります。

何区を走るとか制限はあるの?

実業団駅伝では、大会によってインターナショナル区間というのを設定し、それ以外は外国人選手の出場を制限している場合もあります。

箱根駅伝では、このようなインターナショナル区間は設定されていません。
これは大学生の場合、天候や心身などのコンディションによって、必ずしも留学生と勝負にならないというわけではないからです。

エントリーは、正選手10名と補欠選手6名の計16名で、そのうち留学生はエントリー2名・出場選手1名という制限があります。

留学したばかりでは、日本語を話せない選手もいます。
言葉の違いで苦労して大学を辞める選手もいるんですよ。

2017年の選手だと、山梨学院大学のオムワンバ選手は一年生の時はほとんど話せなかったのですが、今は片言での会話が可能になりました。

日本大学のキトニー選手もインタビューの時は英語が多いのですが、日常会話くらいは日本語が話せるといいます。
拓殖大学のモゼ選手なども1年生の時はほとんど話せませんでしたが、3年も日本にいると話せるようになりました。

山梨学院大学では日本語を習得する能力があるのを条件にして、留学生を受け入れていますので、みんな日本語を話せます。

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箱根駅伝の大学はなぜ関東だけなの?

箱根駅伝は、正式名称を「東京箱根間往復大学駅伝競走」といって、関東学生陸上競技が主催し読売新聞社が共催する大会なのです。

箱根駅伝はあくまで地方大会で全国大会ではありません。
それで関東以外の大学は出場できないのです。

本戦の出場校は20校で、前年の大会で10位までに入った大学がシード校として、優先的に出場できます。
それ以外の大学は、秋の予選会で上位に入った大学が出場します。

その他に各校の優秀な選手を集めた関東学生連合チームが、オープン参加します。
自分の所属する大学が弱小チームでも、個人的に速いランナーは箱根駅伝に出場できます。

今行われている駅伝の中で4番目に長い距離を持つ駅伝で、駅伝の中では最も人気の高い大会です。
1987年からテレビ中継され、新年の風物詩となっています

なお「箱根駅伝」という言葉は、読売新聞東京本社の登録商標になっており、他の営利事業には使えなくなっています。

箱根駅伝は、出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに大学三大駅伝といわれ、この3つの大会で優勝した大学は、三冠といわれています。

しかし、箱根駅伝は全国大会ではなく地方大会であるため、関東以外の大学は三冠を達成することはできません。
なんか大学三冠なのに理不尽な気もしますね。

また、箱根駅伝で10位以内に入ると、その年の秋の駅伝シーズンの開幕となる出雲駅伝に出場することができます。

まとめ

箱根駅伝は、1月2日と1月3日に開催されるお正月恒例の人気スポーツイベントです。

コタツに入ってお屠蘇を飲みながら見るのもよし、沿道まで出て選手を直接応援するもよし、どちらも楽しめます。
箱根を走ってオリンピック選手に成長したランナーも多くいます。ひいきの大学や選手を作れば、他のレースへの興味も増します。

もうすぐ100回を迎える歴史のある駅伝なので、ぜひ毎年観戦したいものです。

でも…外出もしたい。そんな人はネット配信を利用しちゃいましょう( ´艸`)
Hulude箱根駅伝の中継見れちゃいます。
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まだまだある箱根駅伝の疑問はこちらも参考にしてみてください。
⇒ 箱根駅伝の疑問!繰り上げスタートでもシード権は獲得できる!?

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