美しく咲いているクリスマスローズの花も、4~5月に終わりの時期を迎えてしまいます。
そして、花が終わった後は、きちんと手入れをすることで、来年の美しい開花が期待できます。
ここでは、クリスマスローズの花が終わった後の、正しい手入れの仕方についてまとめました。
更に、クリスマスローズの植え替えのやり方や、豆知識などもお話していきます。
目次
クリスマスローズの育て方で花が終わったらどうすればいいの?
クリスマスローズの花が終わったかどうかは、花のおしべを確認すると見分けられます。
おしべが茶褐色に変色し、大きくなって落ち始めてきたら、花が終わったというサインです。
さて、クリスマスローズの花が終わったら、花茎を切り落とす作業が必要になってきます。
この時、花茎は根元から切るのではなく、根元から4~5cmほどのところから切りましょう。
切り取った花茎は、花瓶などに入れておき、部屋に飾ってしばらく楽しんでください。
そして、土に残った茎ですが、6月頃に入ったら、根元から抜いてしまいましょう。
この茎が土に植えられたままの状態になっていると、茎がそのまま土の中で腐ってしまいます。
暑くなる少し前の時期であれば、ちょっと引っ張っただけでも、茎はすぐに抜けるので簡単ですよ。
更に、枯れて落ちてしまったおしべは必ず拾って、土の上に残らないようにしてください。
枯れたおしべがそのままになっていると病気の原因になり、次の年の花に悪影響が出てしまうからです。
クリスマスローズの育て方で植え替えは必要なの? やり方は?
クリスマスローズを育てる場合、必ず必要になるのが植え替えという作業です。
- まずは、風通しの良い日陰に植え替え用の鉢を置き、中にクリスマスローズ用の土を入れます。
直径18cm以下の小さい鉢なら、鉢の3分の1くらいの量の土をそのまま入れます。
一方、直径21cmくらいの大きめの蜂の場合は、そこに軽石を敷いてから土を入れてください。 - この時、土は少し湿らせておきます。
- 植え替える株の1~2回りくらいの大きさを、株の個数分掘っておきます。
この作業は、植え替え当日ではなく、植え替える前日に行っておいてください。 - 株を植える時は、植えた株がぐらぐらしないように、しっかり土で固定しましょう。
- 鉢の縁から2~3cmくらいのところまで土をかけます。
植え替える株が複数個ある場合は、株同士の間隔を50~60cmくらい空けて植えてください。
尚、植え替え前までに使っていた土は、苦土石灰や腐葉土を混ぜて、1週間くらい寝かせてケアしましょう。
更に、翌日は必ず水をたっぷりやるのですが、鉢の底から流れるくらい、水をしっかりやりましょう。
クリスマスローズの植え替えの時期は? 鉢植えと地植えどっちがいいの?
クリスマスローズの植え替えは、花が終わってからではなくクリスマスローズを育てるプロセスの中で行っていきます。
クリスマスローズの植え替えは、葉や茎がすくすく成長する前のタイミングで行います。
具体的な時期としては、クリスマスローズを植えた後、10~12月くらいの時期に行うのが理想です。
1月に入っても大丈夫ですが、遅くとも3月中には植え替え作業を完了させたいところです。
クリスマスローズは地植えと鉢植えどっちがいいの?
さて、クリスマスローズを育てる場合、地植え・鉢植えどちらを選ぶかで、少し悩みますよね。
クリスマスローズは基本的にどちらでも良いのですが、私は個人的に地植えをオススメします。
なぜかと言うと、成長し土の中で根がいっぱいになると、根腐れを起こしやすくなるからです。
植え替えをこまめに行えば鉢植えでも問題ないのですが、何度も植え替えをするのも大変です。
その点、地植えにしていれば、根が土の中でのびのびとできるので、何度も植え替えをする手間が省けます。
まとめ
クリスマスローズは、花が終わった6月くらいに茎を抜いてしまうと、来年も花を楽しむことができますよ。
そして、本来クリスマスローズは地植えの方がオススメですが、こまめに植え替えすれば鉢植えでもOKです。
この場合、風通しの良い日陰に鉢を置き、正しいやり方で植え替えをしてくださいね。