クリスマスローズは、開花まで待つ日々が長く、何と、花が開くまで2年くらいかかります。
でも、3年近く経っても花が咲かない場合、ちょっと心配になってしまいますよね…。
ここでは、クリスマスローズの花がいつまで経っても咲かない原因や、対処法をお話します。
又、クリスマスローズを育てる際の、ベストな置き場所についても触れていきます。
目次
クリスマスローズの花が咲かないのはなぜ?
クリスマスローズの花がいつまでも咲かない原因は、いくつかのことが考えられます。
- 鉢の中で根詰まりを起こしている
- 肥料が切れてしまう
- 育てる環境が悪い
クリスマスローズが咲かない原因1 根詰まりを起こしている
まず、1番よくある原因は、「鉢の中で根詰まりを起こしている」というものです。
鉢でクリスマスローズを育てている場合、この根詰まりがよく起きてしまうのですね。
そのため、1~2年ごとに、秋くらいのシーズンに植え替えを行う必要があります。
植え替えを行う目安としては、鉢がパンパンになってきたと感じたり、土の表面に根が出てきてしまったタイミングです。
クリスマスローズが咲かない原因2 肥料切れ
又、鉢ではなく、庭に植えた場合、肥料が切れてしまうと花が咲かなくなります。
クリスマスローズは、花が咲くまでに2年くらいかかる植物なので、その間、たくさんの肥料が必要です。
花が咲くまでの間に、肥料が全て吸いつくされてしまうと、開花しづらくなってしまうのです。
そのため、定期的に追肥を行い、常に肥料が豊富にある状態を維持しておくことが大切です。
クリスマスローズが咲かない原因3 育てる環境が悪い
更に、育てる環境が悪い場合も、クリスマスローズの花は開きづらくなります。
クリスマスローズは繊細な植物なので、合わない環境で育てるのはNGです。
具体的にどんな環境が良いかについては、後ほどお話していきますね。
クリスマスローズが葉ばかり茂る時はどうすればいいの? 葉切りする?
クリスマスローズの花が咲かない時、「葉ばかりが茂っている」という状態になっていることもあります。
この状態になる原因は、「葉ばかりに栄養が行き過ぎている」というものです。
つまり、肥料が葉の生育にばかり使われてしまい、花が咲くために使われていないということです。
そのため、肥料を奪ってしまう余分な葉を、思い切って葉切りしてしまう必要があります。
クリスマスローズは基本的に、葉が4~5枚くらいついていればOKとされています。
なので、元気な葉は残し、黄色くなった古い葉・カサカサして固くなった葉は切り落としましょう。
クリスマスローズの葉切りのタイミングは?
この葉切りですが、花が咲く前のシーズンである、12月下旬~1月いっぱいの間に行ってください。
そして、もし花が咲いたら、花が終わった後のシーズンである5月にも葉切りすると、来年も芽が出ますよ。
クリスマスローズの置き場所はどこがいいの?
さて、先ほど、「クリスマスローズは、合わない環境で育てるのはNG」と触れました。
では、クリスマスローズの置き場所はどこが良いのかについてお話したいと思います。
クリスマスローズは、寒い環境に強い反面、暑い環境や乾燥した環境が苦手です。
そのため、直射日光が当たる場所や、湿気が少ない場所に置くのはNGですよ。
かと言って、多湿すぎる環境も向いていないので、「適度な湿気が必要」くらいに考えてください。
逆に、寒い場所では問題なく育つので、日陰に置いておくのはOKです。
でも、極端に寒い環境ではなく、「少し肌寒い程度の半日陰」くらいの場所が理想です。
但し、生育期である10~5月は光合成が必要なので、少し日当たりの良い場所においてください。
そして、年間を通して、風通しの良い場所で育てるということも大切なポイントです。
又、常に適度な湿気が必要なので、鉢を室内に入れ、その部屋に加湿器を回すこともオススメです。
でも、暖房が入っている部屋だと乾燥していますから、クリスマスローズには不向きです。
屋外で育てている場合は、加湿器を回すわけにはいかないので、水やりをこまめに行ってくださいね。
まとめ
クリスマスローズが2年を過ぎても開花しない場合は、根詰まりが1番の原因と考えられます。
他には、「肥料不足」「不向きな環境で育てている」ということも、原因として考えられます。
クリスマスローズは、乾燥や暑さが苦手で、極端に多湿な環境でも育ちにくい植物です。
これを踏まえ、風通しが良く、適度に爽やかな場所で、適度に湿気を与えながら育ててください。