いつもの風邪だろうと思って体調が悪いのにもかかわらず、会社に出勤してしまったという経験はありませんか?
実は風邪だと思っていた症状が重症化すると怖いインフルエンザだったということもよくあるのです。
「そんなこと言われてもどうやって見分ければいいの?」と思う人が多いはず。
そこで今回はインフルエンザと風邪の見分け方をご紹介したいと思います!
風邪とインフルエンザの違いとは?
風邪とインフルエンザには主に以下の3つの違いがあります。
・発症時期
・主な症状
では1つずつ見ていきましょう。
そもそも風邪とインフルエンザではウイルスの種類が違います。
風邪は主にエンテロウイルス属に属するエコーウイルスやコクサッキーウイルスなどが挙げられます。これらはのどや鼻などに症状をもたらします。
一方、インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスはおおよそA型、B型、C型の3つに分けられます。
C型に感染するのは免疫力が弱い幼い子どもがほとんどであり、大人はあまり感染しません。それに加えて感染力も弱く、風邪と間違えられるくらいです。
しかし、A型、B型は感染力が非常に強く、世界的にも流行しやすいタイプのインフルエンザと言えます。
A型に関しては人だけでなく他の動物にもかかります。鳥インフルエンザはあまりにも有名ですよね。その種類も140種類以上と多くのものが存在し、症状も重い傾向になりがちです。
B型に関しては人以外の動物にはほとんど感染しませんが、A型と同様感染力が強いことが特徴です。ただ、種類は2種類と数に限りはありますが、ウイルスの体内に残留する期間が長く、身近な人に移してしまう可能性が高いので少々厄介なウイルスと言えます。
2つ目に発症時期です。風邪の場合は1年中発症する可能性がありますが、インフルエンザの場合は空気が乾燥する11月~3月頃に流行の時期が見られます。ただ、C型のインフルエンザなどは年中感染する可能性があるため、夏場だからといって必ずしもかからないとはいえないので注意が必要です。
3つ目の症状に関しては続いての部分で詳しく見ていきましょう。
風邪とインフルエンザの症状とは?
風邪とインフルエンザには共通の症状も見られます。そこで主な症状をそれぞれ以下にまとめてみました。
風邪
・くしゃみ
・咳
・鼻水
・鼻づまり
・弱い悪寒
・軽い頭痛
インフルエンザ
・くしゃみ
・激しい咳
・鼻水
・鼻づまり
・強い悪寒
・ひどい頭痛
・筋肉痛・関節痛
・倦怠感
以上から分かるように、インフルエンザの症状は風邪の症状に比べても重い症状となりやすい傾向にあります。
加えて風邪の症状には見られない、太字で示したような関節痛や筋肉痛、倦怠感といった全身症状がみられることも特徴です。
風邪とインフルエンザの見分け方のコツは?
風邪とインフルエンザの大きな違いとは、なんといっても症状が突然現れることでしょう。というのは、例えば一個のウイルスが体内に入った場合、24時間後にはなんと100万個にまで増殖するからです。半端ない…。
また、風邪の症状には見られない筋肉痛や関節痛、倦怠感などの全身症状があることもポイントの1つとなります。
まとめ
現在使用されているタミフルやリレンザなどのインフルエンザ治療薬は発症から48時間経ってしまうと効果が薄れるといわれています。
なので、もし上記のようなインフルエンザの症状が出てしまったら会社を休み、すぐさま病院に行くことをおすすめします。
早めの対応が自分自身だけでなく、あなたの周りの人にも良いことですからね。
私はまんまとうつってしまって(人生初のインフルエンザ)忙しい時期にがっつり休むことになりました。新入社員君はかなり怒られたらしいです。
忙しいならなおさら早く病院でインフルエンザかどうか見てもらってくださいね。周りにもうつっちゃったらそれこそ目も当てられませんから(^^;
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