宝塚歌劇団の名前は聞いた事があっても、実際に観劇した事がある人は割と少数派な気がします。
宝塚観劇って、いろんな決まり事がありそうで正直ちょっと敷居は高いです。ましてや、初めて行く人を受け入れてくれるのかって心配しちゃいます。
そこで、今回は宝塚観劇に一人で行っても大丈夫なのか、その際の注意点はあるのか、観劇するにはオペラグラスは必須アイテムなのか、もしオペラグラスを持ってなかったら劇場でのレンタルはできるのかについてご紹介します。
目次
宝塚の観劇って一人でも大丈夫?注意点は?
初めての宝塚観劇が1人なんて不安になりますが、意外と1人で観劇しに来る人も多いんですよ。
チケットも、2枚以上の連番で取るよりも1枚で取った方が良い席が取れたりするというのも1人で行く人が多い理由でもあります。
劇場に入ってしまえばワイワイと騒ぐような所ではないですし、周りの皆さんも事前に購入したプログラムを読んだりしながら静かに過ごされています。
なので、1人でいるせいで目立ってしまうようなことは全くありません。
今まで宝塚を観劇される方は、圧倒的に女性が多かったのですが、最近では男性が1人で観劇されているというのも珍しくなくなってきています。
昔は、休憩時間になると女子トイレは長蛇の列で男子トイレはガラガラという状態だったのに、ここ最近は男子トイレにも少し列ができるという現象も起こってきています。
観劇したいけど、1人は恥ずかしくて嫌だなと思い躊躇しているなんてすごく勿体ない事です。
緊張するのは最初だけです。
そこさえ乗り越えてしまえば、案外あっさり抵抗なく観られるようになるかもしれません。
一人でも安心!宝塚観劇中の注意点
観劇中はもちろん、飲食禁止です。
ただし、宝塚大劇場も東京宝塚劇場も幕が開く前と幕間は、お弁当を食べたり飲み物を飲んだりすることができます。
また、上演中の劇場内では小さな音でもかなり響くので、注意して下さい。
特に、レジ袋などのビニール袋特有のシャカシャカした音などは結構耳障りな音になるので配慮が必要です。
ついつい夢中になりすぎて、身を乗り出して観劇するのもあまり良くありません。
後ろの方が見えずらくなるので気をつけましょう。
そして、1番注意しなくてはいけないのは、スマホや携帯電話の呼び出し音です。
一応、開演中の劇場内は電波を遮断する仕組みになっていますが、まれに、けたたましい電話の呼び出し音が鳴ってしまう事もあるようです。
バイブにしておいても、鞄の中で震えると結構うるさかったりします。
なので、観劇中は必ず電源をオフにしておいて下さい。
宝塚観劇の持ち物
一人で行くとなると事前に誰かと持ち物確認なんて出来ないので忘れないようにチェックしてくださいね。
・オペラグラス(又は、レンタル料5500円<保証料5,000円は後程返還>)
・ストールや羽織物
・ハンカチ
チケット
こちらは言うまでもないですが…前売チケットを事前に購入したら、絶対に忘れないように 気をつけましょう。
これ忘れたら泣くに泣けないですからね。
何度もチェックして絶対に忘れないでください。
オペラグラス
また、自分のオペラグラスを持っているなら必ず持っていきましょう。
宝塚大劇場も東京宝塚劇場も後方席でも見やすいようにはできているんですが、やっぱり舞台上を見るとなるとオペラグラスは必需品です。
ストールや羽織物
ストールや羽織物は、空調がどんな具合かわからないので調節用に1枚持っていても損はないです。
劇場内は快適になるよう配慮されていますが、人によって寒いと感じられることもありますからね。
せっかくの観劇中に寒いがために集中できないとかもったいないです。
それほど荷物になるものではないのでぜひ1枚バッグに忍ばせていって下さいね。
ハンカチ
ハンカチは、感動して泣いた時用です。
実際間近で観劇するとそのすごさに感極まる人が多いようで、ハンカチで涙を拭っている人が多く見られます。
はじめての宝塚観劇ならぜひぜひ忘れずに用意してくださいね(笑)
宝塚観劇の服装って?
映画を見に行くぐらいの、外出着程度の服装で大丈夫です。
でも、せっかくの非現実空間なので普段とは少し違うおしゃれをしてもいいかもしれません。
とは言え、パーティなどに出席するようなフォーマル感は必要ないので注意しましょう。
あんまり派手な服装だと劇場内で浮いてしまう場合があるので、気をつけて下さい。
また、髪の毛を高い位置でアップにしたりするのはやめておきましょう。
後ろで観劇される人の迷惑になります。
もし、帽子を被って行っても迷惑なので観劇時は必ずとって下さい。
観劇中は、動けないのでゆったりとした着慣れた服装で行かれる事をおすすめします。
普段、着慣れない洋服だと窮屈になって疲れてしまいますからね。
宝塚を観るならオペラグラスは必要?
劇場まで足を運ぶコアなファンは必ず、オペラグラスを使って観劇をしています。
宝塚以外でも舞台やコンサートに行っていて使い慣れているオペラグラスがあればより楽しめるかもしれません。
ただ、オペラグラスを普段使った事がないような初心者の方は、いきなりオペラグラスで観劇するのは少しハードルが高いかもしれません。
オペラグラスを使うメリットは舞台での小道具や人の顔などがよく見えるようになることです。
でも、オペラグラスを使い慣れていないと、ピンポイントで見たいところを見るというのがなかなか難しいんですよね。
さらに、オペラグラスで気になる人の顔を見る事に集中してしまうと、大事なお芝居の流れを見逃してしまうなんてことにもなってしまいます。
あまり夢中になりすぎずに全体を見渡す余裕が出てきたら、オペラグラスを使って観劇するのがいいかもしれません。
ちなみに、オペラグラスがあった方がよく見えるなという席は、1階の17列以降、2階の7列以降ぐらいです。
少し後ろの席になってしまったらオペラグラスを使うのもアリだと思います。
劇場でもレンタル可能ですが、今後も観劇する予定があるなら、安価なものを購入しておくのもいいかもしれません。
宝塚の劇場でオペラグラスはレンタルできるの?方法は?
自分でオペラグラスを持参しなくても、各劇場にはレンタルオペラグラスがあります。
オペラグラスのレンタル料金は500円になりますが、レンタル時に補償金5000円も支払うので合わせて5500円が必要になります。
観劇が終わった後にオペラグラスを返却すると補償金の5000円は返金してくれます。
*オペラグラスが借りられる所
・東京宝塚劇場は劇場入口を入って右側にあるフロント
にて借りる事ができます。
宝塚のレンタルオペラグラスの倍率は8倍の物です。
購入する際もそのぐらいあれば十分って事ですよね。
ちにみに、オペラグラスの色は組カラーになっていて、花組はピンク、月組はイエロー、雪組はグリーン、星組はブルー、宙組はパープルというようなカラーバリエーションになっています。
何色を借りられかというのも楽しめそうですね。
まとめ
敷居が高そうな宝塚観劇ですが、きちんとマナーを守れば楽しそうですね。
ちょっとした、異空間に行くのってワクワクしますよね。
宝塚独特の空気感というのがあるようで、一度ハマると大変みたいです。
でも、抜け出せなくなる程の趣味を持てるって結構幸せな事かもしれませんよね。