入学式や始業式が終わり、あっという間に夏休みというような感じの方は多いのではないでしょうか?
夏休みと言えば大量の宿題が待っています。そして意外と厄介なのが「自由研究」です。自分で考えて、やってみて、それを発表するって大人でも難しかったりしますからね。それをやるんだから大変です(-_-;)
そんな自由研究ですが思いの外、簡単に出来てしまう方法があるのです。
今回は自由研究についてちょっとまとめてみました。
目次
自由研究のまとめ方は模造紙が簡単って言うけど本当?
子供の夏休みの大量の宿題もそうですが、自由研究について困ってる方も多いのではないでしょうか?
課題が自由なので、何かの研究や読書感想文、工作や観察日記などやろうと思えばたくさんありますが、これが意外と難しかったりします。
さらにこれをどうまとめればいいのかも悩みの種のはず。
そこで今回は、模造紙を使った自由研究について取り上げます。
「模造紙ってハードル高くない!?」と思われがちですがそんな事はありません。コツさえ覚えてしまえば簡単に出来ます。
ただ、学校によって自由研究のテーマや提出方法が決まっている場合があります。
長期休み前に配られているプリントなどをしっかり確認してから取り組むというような注意も必要です。
まずは模造紙を使うにあたっての基本的な書き方から。
模造紙の書き方
- タイトル
タイトルを決めます。どんな内容なのかわかるように書きましょう。 - 名前・学年・組
書いた人の名前と学年、組を書きます。 - 研究内容の理由
なぜその研究内容にしたのかを書きます。 - 研究の内容の説明
メインになる部分で、どのように研究や実験をしたのか書きます。 - 研究の結果の説明
研究結果を書きます。何がどのように変化したなど。 - 結論
研究を通してわかった事を書きます。必要に応じて参考文献を使うのも可能ですが、参考文献の名前などもしっかり記載しましょう。
基本的な書き方はだいたいこのような感じでしょうか。基本を崩さず書けばきれいな形になります。
パッと見た感じ「やっぱり難しそう…」と感じるかもしれませんが、模造紙の書き方自体は簡単に出来ます。
詳しい書き方は次の項目で説明します。
自由研究を模造紙でまとめるときおすすめのレイアウトは?
では、肝心の模造紙の書き方です。
まず最初に、どこに何を書くのかを鉛筆でレイアウトします。レイアウトは簡単なものでも大丈夫です。その後下書きや清書をします。
模造紙にまとめるためのポイントは!?
さらに先に説明した基本的な書き方に沿って、模造紙にまとめる為のポイントを紹介します。
①タイトルを考える
まず他の人の目を惹くのがこのタイトルです。
どのような研究をしたのか、見るだけで分かるようなものが好ましいです。それに更に他の人が興味を引くようなタイトルであればなお◎です。
タイトルは目を惹くところなのでじっくり考えてみましょう。内容をまとめてから最後にしっくりくるものに変えてもOKです。
②研究のきっかけや動機
自由研究は「なぜなのかな?」と思った事に取り組みます。
「これが不思議だったから」などというような事を普通に書くのではなく、少し膨らませながら書くとより印象深くなります。
③何を調べたいと思ったか
自由研究の動機とつなげるような流れで調べたいと思った事を挙げていきます。
④結果の予想
研究の結果の予想をして、書き出してみます。この予想はとても大切な事です。
自分自身で考えてみるという作業は大人は当たり前にこなしますが、子供にとってはとても貴重な経験になります。
自分自身で考えるという作業が、子供の成長にも繋がります。
⑤準備する物
自由研究に必要なものを箇条書きで書き出していきます。
⑥研究の方法
どのようなやり方で調べたのかを詳しく書き出します。
研究の工程をイラストで描いたり、写真を撮って使ったりすると分かりやすくなります。
「いつ」「どこで」「何を」「どうやって」の4つを書く事で読む人に伝わりやすくなります。
⑦わかったこと
研究の結果を書きます。
研究の方法と同じで、わかった実験データは表にしてみたり、イラストや写真を使うとわかりやすいです。
⑧感想や反省点
研究を通して感じた事やもう少しこうすればよかったと思う事を書き出します。
「こういう事を調べれば深い研究になる」と言うような事を書くと、次回の自由研究をやる時に生かされます。
⑨参考にした資料
研究をした時に本などを参考にする事も多いはず。何かしら参考にした資料などがある場合は「本や資料の名前」「書いた人の名前」「出版社」などをきちんと書いておく必要があります。
また、最近ではインターネットを使って検索する場面も多く見受けられます。インターネットも同様で、参考にしたホームページの題名やURLも一緒に書いておくと良いでしょう。
書き方の流れはだいたいこのような感じです。
次はレイアウトの仕方のコツについてです。
レイアウトのコツは!?
①文字は見やすい大きさで書く
模造紙は紙自体も大きく、文字を大きく書いているつもりでも、実際離れて見てみると小さかったりして見えにくかったりします。
「大きいかな?」と思うくらいがいいかもしれません。
②文字の大きさにメリハリをつける
全部の文字が同じ大きさだと、見る側の人はかなり見づらいです。
タイトルや見出しなどを大きくして、メリハリがつけると見やすくなります。
これに合わせて重要な部分は色ペンなどを使うと目立つので見やすくなります。
③目線を上から下へ誘導するように書く
模造紙はサイズが大きい為、あちこち空いているスペースに書こうとすると見る側の人ではなく、自分でもかなり見づらいと思うはず。
その為目線を上から下へ順に誘導していくように書くととても見やすいです。
④イラストや写真、グラフを使う
イラストや写真、グラフを入れると、見る人にわかりやすいです。
自分なりに吹き出しを描いてみたり、マークを描いてみたりするのも良いですね。
さらに、結果をグラフにしたりするとなお効果的です。
「書くことがいっぱいある」と思いがちですが、イラストや写真を使う事で文字を書く負担を減らすほか、見やすくなるので一石二鳥です。
模造紙を使った発表のコツは?
では最後に、模造紙を使った発表のコツです。
せっかく書いたならやっぱり発表もちゃんとやりたいですよね。
発表するのにもいくつかコツがあるので紹介します。
発表のコツ
①順序にそって発表する
書いた順番に沿って発表しましょう。
書いた通りに話すのはもちろん、研究をやっていて感じた事や、苦労した事などを交じえて話すと見る側の人も興味を持って聞いてくれたりします。
②リハーサルをする
大人の方もそうですが、やはり人前で発表するのはとても緊張します。
なので事前に家でリハーサルをしておきましょう。これをやっておくと、本番でだいぶ話しやすくなるのではないでしょうか。
③はっきり、わかりやすく話す
発表する時は、見る側の人全員に聞こえるような大きな声で話しましょう。
緊張すると早口になりがちです。早口にないように気をつけて、ゆっくりと大きな声で話しましょう。
模造紙にイラストや写真を載せている場合は示し棒などで示しながら発表するとなお◎。
子供の発表だけではなく、大人にもどこか通ずるものがありますよね。
子供が発表の練習をするとなった場合は根気良く付き合ってあげて下さい。
まとめ
自由研究は子供を成長させてくれる課題の1つだと思います。
なかなか何をテーマにするか決まらない場合もありますが、そこは子供の「なぜ」などと行った気持ちを大切にして決めてもらいたいものです。
子供達の考えを尊重して、より良い自由研究にしたいものですね。