最近の家庭訪問は、「玄関先で済ませる」という形が定着しつつあるようです。
でも、迎える側にとっては、「万が一、家に上がることになったらどうしよう」という不安もありますよね。
ここでは、最近の家庭訪問の形や、当日の家の片付け、玄関先での迎え方などについてお話します。
目次
家庭訪問は上がらないのが普通なの? どこで話すのが良い?
最近の家庭訪問は、「家に上がらず玄関先で」という形がほとんどのようです。
もちろん、学校によって方針は違うので、全てがこの形とは限りません。
例えば、私立の学校などは、「家庭訪問はせず、学校内で個人面談」という形も多いです。
でも、最近の大半の学校は、「玄関先で、短い滞在時間の家庭訪問」という形が一般化されつつあるようです。
やはり、今これだけプライバシーに関して、皆が神経を使うようになったことも関係しているのでしょう。
学校側も、時代に合わせて配慮を変え、家庭訪問の形を変えていったようです。
ただ、玄関先とは言っても、「ドアの外での立ち話」という形は、さすがにありません。
「玄関に入ってもらって、ドアを閉めた状態での立ち話」という形です。
家庭訪問のために片づけるポイントは? 万が一に備え家の中も?!
最近は少なくなりましたが、それでも、家庭訪問で先生が家に上がるケースもゼロではありません。
そんな時、家の中がきちんと片付いていないと、子供にも恥をかかせてしまいますよね。
では、家庭訪問の前は、家の中のどのようなポイントを片付けておいたら良いのでしょうか。
まず、玄関先は靴を全て靴箱に片付け、玄関を拭き掃除しておきましょう。
玄関は、その家の全てを語るような場所ですから、ここの掃除と片付けは必須です。
そして、先生がトイレを借りることもあるので、トイレと洗面所もきれいにしておきましょう。
水回りが汚いと、使った人が気分を悪くするので、このエリアの清潔感も大切ですよ。
特に、髪の毛がたくさん落ちていたりすると、そのトイレや洗面所を使いたくなくなってしまいます。
トイレと洗面所の拭き掃除をする傍ら、掃除機もひと通りかけておいてくださいね。
更に、客室やリビングなど、先生を通す可能性がある部屋はしっかり片付けましょう。
家の中の全ての部屋を片付ける必要はないので、先生を通す部屋だけはきちんと掃除してください。
できるだけ余計な物が置かれていない、すっきりした状態にしておくことが理想です。
そして、余裕があれば、先生を迎える前に、その部屋の換気をして、風通しを良くしておくといいですね。
家庭訪問を玄関先でする場合も座る? 飲み物や座布団って要る?
玄関先で家庭訪問をする場合は、立ったままでも、座った状態でもOKです。
なので、先生が立っていたらあなたも立ち、先生が座るならあなたも座る…という形になります。
もし先生に座ってもらう場合は、できれば座布団を出した方がいいと思います。
床に直接座ってもらうのは失礼ですから、1度は座布団を勧めましょう。
そして、先生が断ったら、それ以上は勧めずに、そのまま座ってもらう形にします。
この時、前もって座布団を確認し、お出ししても失礼にならないかどうかチェックしましょう。
シミがあったり、生地が薄切れていたりする座布団を出すのは失礼になりますよ。
玄関先の家庭訪問でお茶やお菓子は?!
そして、玄関先で家庭訪問を済ませる場合、お茶やお菓子を出す必要はありません。
というのも、滞在時間が5~10分と短いため、お茶を出すとあわただしくなり、かえって迷惑だからです。
その代わり、帰りに300mlくらいの小さいペットボトルを渡すといいと思います。
このサイズであれば荷物になりませんし、家庭訪問の道中でも飲めるので助かります。
この時の飲み物は、日本茶かミネラルウォーターなら、好みが分かれないので無難です。
まとめ
近頃の家庭訪問は、玄関先で簡単に済ませる形が一般的になっているようです。
この場合、立ち話になる事もありますが、座布団を出して座ることもあります。
そして、滞在時間が短いので、お茶は出さず、帰りにペットボトルの飲み物を渡すと良いでしょう。
又、万が一先生が家に上がることも想定し、玄関・トイレ・洗面所・先生を通す部屋は片付けておきましょう。