数の子の塩抜きを行うのが初めてという場合、どの程度まで塩に気をしたら良いか悩みますよね。
実は、数の子の塩抜きは失敗が多く、塩を抜きすぎてしまうことがあるのです。
では、数の子の塩抜きを失敗なく行うには、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。
又、数の子の塩抜きに失敗した場合、どうリカバリーしたら良いのでしょうか。
目次
数の子の塩の抜き加減ってどう判断すればいいの?コツは?
数の子は、「ほんのり塩味が残っている程度」がちょうど良いと言われています。
塩分を抜きすぎてしまうと、味がなくなるどころか、苦みが出てしまいます。
なので、ちょうど良い加減を判断して塩抜きをしなくてはなりません。
数の子の塩抜きは、丸1日がかりで行わなくてはいけない作業です。
1.数の子を薄い食塩水の中に入れて、3~4時間くらい放置します。
2.その食塩水を捨て、新しい食塩水の中に、更に3~4時間浸しておきます。
1,2の作業を5~6回繰り返す
5~6回近く繰り返すため、どうしても1日がかりになってしまうのですね。
この作業中、数の子の端の部分を何度か口に含んで、味を確認してみてください。
そして、「ほんのり塩味が残っているくらい」の塩味になっていたら、塩抜きが完了です。
なので、数の子の塩抜き加減を判断するには、味見を何度かしてみるということがポイントです。
数の子の塩抜きに失敗すると?リカバリーできる?
では、数の子の塩抜きに失敗した場合、どうすればリカバリーできるのでしょうか。
塩抜きが上手くできていない時は?
まず、塩抜きが不十分で、塩辛くなってしまった場合についてです。
この場合は、少し濃いめの塩水につけて、もう1度塩抜きをしましょう。
1時間くらいつけ込んだら、1度塩水を捨て、塩水の濃さを少しずつ薄めながら塩抜きしていきます。
こうすることで、数の子が塩水と同じ塩分になろうとして、徐々に塩分が抜けていきます。
より手早く塩抜きをしたい場合は、塩水を40℃くらいのぬるま湯にすると良いでしょう。
塩分を抜きすぎてしまったら?
では、逆に、塩分を抜きすぎてしまった場合は、どうしたら良いのでしょうか。
この場合は、最初に塩抜きをした塩水の、3倍の濃さの塩水に1時間くらいつけておきます。
こうすることで、数の子に塩分が戻ってくるので、しっかりリカバリーできますよ。
手間のかかる塩抜きですが、失敗しても簡単にリカバリーできるのでとにかくやってみましょう!
やらないことには始まりませんからね。
やらず嫌いは卒業です(笑)
数の子は塩抜きしないで食べても大丈夫?
ちなみに、数の子を食べる時は、必ず塩抜きをしてから食べてください。
塩辛い味が好きだからと、そのまま食べてしまうと大変なことになってしまいます!
あまりの塩辛さに、「飲み込むことができない」という人までいるほどです。
それだけ、塩抜きをしていない数の子の塩分は、かなり強いと言えますね。
例外は味付け数の子
但し、塩抜きをしなくても良いというタイプの数の子もありますよ。
その数の子とは、「味付け数の子」と表示されている商品です。
味付け数の子は、そのまま食べても良いように、あらかじめ味付けがされています。
そのため、味付けの前に塩抜きも済ませてあるので、こちらで塩抜きをする必要はありませんよ。
逆に、間違えて塩抜きをしてしまうと、せっかくの味が流れて行ってしまいます。
塩抜きをしなければいけないタイプの数の子は、「塩数の子」という商品です。
塩数の子は、しっかりと塩漬けにされていて、出汁など、他の味はついていません。
なので、食べる前に塩抜きをし、その後で味付けをする…という手順で食べる必要があります。
これらの点から、数の子を買う時は、「塩数の子」か「味付け数の子」かを確認しましょう。
どちらを買ったかによって、塩抜きをするかしないかが変わってきます。
まとめ
数の子の塩抜きは、およそ丸1日かけて行うので、長丁場の作業になります。
その途中で何度か味見をし、塩加減がちょうど良いかどうかを確認してください。
数の子の塩抜きが不足したら、ぬるま湯の塩水を使い、もう1度塩抜きを行ってください。
一方、塩を抜きすぎてしまったら、濃い食塩水に1時間くらい浸すとリカバリーできますよ。
塩数の子は必ず塩抜きしないと、塩辛くて飲み込むことができません。
でも、味付け数の子の場合は、塩抜きをせずに、そのまま食べてくださいね。
数の子はお正月の食卓に上る事が多いですよね。
お正月にカニをという家庭も多いのではないでしょうか?
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