冬になる前にチェックしなきゃいけない物として、石油ストーブがあげられます。
いざ、出してみるとつかなかったりして冬になるのに使えなかったりして、困る事もあります。使えなくて困るのはもちろんですが、使ってる時に不具合が発生して発火とかしたらさらに大変な事になります。
そうならないように今回は、石油ストーブがつかないのは故障なのか、その場合どう対処するか。石油ストーブがつかない原因や石油ストーブがつかなくて煙だけ出る時は危険なのかについてお伝えします。
目次
石油ストーブがつかないのは故障なの?どう対処する?
灯油を使うストーブで火がつかない原因は一つの原因と限らず、様々な原因が考えられます。
燃焼の制御に電気を使うストーブについては、故障時にストーブがエラーコードを表示し、点検個所と故障原因を特定しなければならない程です。
最初に、石油ストーブを燃焼させるには何が必要かというと、
②着火の熱源
③空気
まず①の灯油が必要なのは当たり前ですが、大事なのは劣化していない、不純物や水など混ざっていないきれいな灯油が必要になります。
そして②の熱源は、ストーブでは点火ヒーターを指します。
気化した灯油に、熱を加えて点火する仕組みです。
最後の③の空気ですが、火は空気が無いと燃焼し続ける事がでぎせん。
ストーブが点火しない理由は、①灯油②熱源③空気の3条件がちゃんと揃っていない場合におきてきます。
火がつかなかったり、点火できなかったり、エラーが出たり、臭いがしてきたりしたら、まずは、灯油はちゃんと入っているのか、灯油コックは開けてあるのか、リセットボタンは押してみたか、電池はあるのか、煙突やストーブのフィルターが詰まってないかなどたくさんの原因を確かめてみて下さい。
最近のストーブは、安全装置や制御基板、温風を送る送風機など部品がたくさん付けられていて、どれか一つでもおかしかったら稼動しません。使う前には、どの部分が原因になっているか見極める必要があります。
それでもまだストーブの火がつかずに点火もできない場合は、すぐに修理をしてもらった方が安全です。
石油ストーブの保管方法
季節が終わって石油ストーブを使わなくなったら、よく考えずに「使わなくなったからそのまま片付けただけ」という人は多いのではないでしょうか。
最悪、火災の原因にもなるので、保管は十分な注意が必要となってきます。
正しい保管方法
1、ストーブからタンクを取り出し、灯油を残らずきれいに拭き取ります。
2、電池を外す。
3、消化ボタンを押して、完全に芯を下げます。
4、本体のネジを外して、油受け皿の内部に溜まっている灯油を抜き取ります。
5、全体のごみやホコリをしっかりと拭き取ります。内側は念入りに。
6、タンクを元に戻して、湿気の少ない、直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管して下さい。
いまからしまうだけなのに結構めんどくさいと思いますが、ここまできちんと丁寧に保管すれば、石油ストーブの寿命も大分伸びます。
ちゃんと保管しておけば、翌年の冬に出して点けてみたら点かなかったなんてこともなくなります。
保管方法を間違えていると、サビが発生して変形してしまう恐れもあるので、正しい保管は大事です。
石油ストーブがつかない原因は?
原因①灯油が芯にしみていない
石油ストーブでの初期不良で多いのがこの原因です。
新しい石油ストーブを買った時や芯の交換をした時に空焚きをした後には必ず、灯油タンクに灯油を入れてからストーブにセットした後20分以上放置しなければいけない決まりがあります。
芯に灯油が染み込んでいないまま火をつけると、芯が燃えて縮んでしまいます。
説明書をよく読めば書いてあるし、箱を開けると別紙に印刷されていて目立つ様になってたりします。
使い始めは焦らず、必ず20 分待ってみて下さい。
原因②不良灯油を使った
前の年に使った灯油を取って置いたり、保管容器や場所が悪い為に変化してしまった灯油は「不良灯油」と言われます。
不良灯油はもう、使えない灯油なのでストーブに入れても稼動しません。
新しい灯油を買って入れてみて下さい。
また、灯油を不良灯油にしないためには、
・高温多湿、日光、火気、水気を避けた場所で保管する。
・灯油専用のポリタンクに入れて保管する。
・フタをしっかり締めて蒸発させないように保管する。
灯油に異物を近づかせない、変質させないという事を意識して保管して下さい。
原因③その他
細かい故障ではなくちょっとしたことで解決する原因です。
・灯油タンクのフタがちゃんと閉まっていない。
・灯油タンクと本体が接触する部分がずれている。
・点火する芯が燃えてなくなっている。
慌ててすぐに故障だと思わずに、説明書を確認してみると良いですね。
石油ストーブがつかない…煙だけ出るって危険?!
ほとんどの石油ストーブは、灯油を気化させてそこに点火をして暖かくなります。
白い煙は、気化しないで生のまま残っていた油か古い油の塊の残りが、加熱したことで温風と一緒に出てきたものとなります。
しばらく使っていると、そのうち煙が薄くなってきて、最後は焼かれてしまうので徐々に出なくなってきます。
また、灯油臭いにおいも消えていきます。
なので、煙が出てきてもしばらくは様子を見てみるのが良いですね。
他にも、火がつく為の芯がなくなってしまっているか、完全燃焼するまでに時間がかかっている可能性もあります。
この場合は、芯を交換すれば使うことができます。
芯はこまめに確認して、減っているようなら交換して下さい。
もし、古い石油ストーブなら思い切って買い替えてみても良いですよ。
1週間毎日使っても煙が出てくる場合は、気化器の変形か電磁ポンプかバーナーガスケット(パッキン)が原因となるので、修理が必要となります。
ちなみに、最近の石油ストーブは安全装置が作動するので、よっぽどの事がない限り燃えたりしないので、故障の判断はしばらく使って様子をみてからでも大丈夫です。
まとめ
冬になると石油ストーブは必需品ですよね。
でも、いざ物置きから出してみたら使えないなんて事になったらショックですよね。
もし、そうなった場合でも困らないように、対処方法は知っておくべきですね。
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