生活

ダニ対策には掃除機が一番!?中はどうなってる?粉の正体って?!

ダニの対策として有効だと思われているのが掃除機で吸うことだと思っている方は多いのではないでしょうか?

今や細かい埃だけではなくダニなども吸えると宣伝している掃除機が多くありますよね。

果たして本当に効果があるのでしょうか?!

ダニの退治にはどんな方法が有効なのかも含めてご紹介しますね!

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ダニ対策のためには掃除機がいいって本当?

ダニは私たち人間の目には見えない生き物なだけにちゃんと退治できているのか不安になりますよね。

そんなダニへの対策方法として有効とされているのが掃除機で吸うことと言われています。
しかし掃除機で本当に吸えているのかは目に見えないしよく分からないのが本当のところ。

実は掃除機で全てのダニが吸えているのかというと吸えていないのです。
かなりショックですが、事実です。

では全く意味がないのかというとそうではありません。

ダニは生きているうちは湿気があり暗いところへと入り込んでいく性質があります。

それにダニの足の先には吸盤になっていたりカギ爪になっていて布団やカーペットの奥に入った上に繊維に絡みついて取れないようにしがみついているのです。

表面と内部を比較すると1000倍くらい多く内部にダニが潜んでいるのです。

だから掃除機で吸うのは実際には不可能なのです。

「じゃあ、やっぱり掃除機をかけても意味ないじゃん」と思いますよね。

生きているダニに対しては掃除機だけを丁寧にかけたとしても有効な対策方法とは言えません。
しかし、ダニのフンや死骸などに対しては掃除機はかなり有効な対策方法と言えます。

ダニのフンや死骸がアレルギーの原因?!

ダニと言っても家の中に潜むダニだけでも数種類のダニがいます。

その中でも多くの割合を占めているのが『チリダニ科のダニ』です。
そのダニは人のことは刺さないのですが、その死骸やフンがアレルギーの原因になると言われています。

特に小さな子どもはこのチリダニ科のダニのフンや死骸に影響を受けやすいので注意が必要です。

しかしやはりこれらも生きているうちは奥に入り込んでしまうのでいくら表面を掃除機で吸ったからと言って完璧ではありません。
まずは生きているダニを殺さなくてはいけません。

そのために有効なのは"熱"と"乾燥"です。

一番は熱湯などで煮沸消毒した後に乾燥機などに入れて乾燥させ、その時に死んだダニの死骸を掃除機で吸うという流れが有効です。

しかし大きなソファやベットのマットレスなどはそれが出来ませんよね。
そんな時は布団乾燥機でなるべく乾燥させてから掃除機で吸うといいです。

布団乾燥機は暖かい風を出して布団を乾燥させますよね。
何度か繰り返し行うことでより奥まで乾燥させることができます。

ダニ対策で掃除機を使うと中はどうなってるの?

ダニを掃除機で吸った後ですが、どうなるか気になりますよね。

万が一、排気口からでる風で部屋中に飛散されてたらどうしよう…!
考えただけでゾッとしますよね。

でも大丈夫です。

日本製の掃除はかなり性能がよくフィルターもかなり目が細かいので掃除機で一度吸って掃除機内に入ったあとは外にダニが出ることはありません。

じゃあ生きたダニを吸ってしまったら?
中でずっと生きてるの?と、これも考えるとゾッとしますね。

でも先ほども書いた通り、ダニは生きた状態だと奥深く暗いところに潜っていき持ち前のカギ爪と吸盤でしがみついて離れないようになっているので掃除機で吸うことはできません。

なので掃除機で吸えるのはダニの死骸とフンだけです。

中でダニが生き続けることはないので安心してください。

でもやっぱりダニの死骸やフンだけでもそのまま放置していたくはないですよね。

掃除機で吸うたびにフィルターなどは小まめに掃除するようにしましょう。

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掃除機の中の粉の正体って何?どう処理するのが良いの?

掃除機をかけた後にフィルター内部に白い粉がたまっていることがありますよね?

サイクロン式の掃除機などを使ったことがある人はよく目にするかと思います。

まさか!あれもダニなの?
と思いますが、ダニはとても小さく私たちの目には見えません。

目に見えないのにそこら中にいてしかもアレルギーを引き起こしやすいとなるから尚更怖いですよね。

だから掃除機でいくら吸った後でも死骸やフンが目に見えることはないのです。

じゃああの白い粉の正体はなんなの?

炭酸カルシウム

一つは炭酸カルシウムというものです。

カルシウムというと骨か何かが落ちてしまっているの?

と思いますが違います。

この炭酸カルシウムというのはカーペットなどの裏に接着していることの多いラテックスゴムと増粘剤(ぞうねんざい)が劣化して剥がれて細かくなったものなんです。

カーペットは毛足の長いものや短いもの様々ですが、これらが抜けないように接着剤として接着用合成ゴムが使用されているものがほとんどです。

また滑りにくくするためにも滑り止めとして接着用合成ゴムが使用されていることが多いです。

買った当初はもちろん出ないですが、長年にわたり使用することで当然ですが劣化していきます。
劣化するとポロポロと剥がれて落ちるのでこれが白い粉として掃除機で吸った時に中に残るものの正体の一つです。

人間の皮膚が剥がれ落ちたもの

もう一つ、白い粉の正体は私たち人間の皮膚が剥がれ落ちたものなのです!

実は私たち人間は1日に2〜3gの皮膚が剥がれて落ちているんです。

その落ちた皮膚に加えてフケや部屋にある埃が加わって部屋中に溜まっていくのです。
特に布団やソファーなどに掃除機をかけるとこの白い粉が出てきやすいです。

この白い粉ですが、掃除機で吸わずに放置すると大変なことになるんです!

なぜなら、ダニは人の垢などをエサにします。
この白い粉は人の皮膚と言いましたが人の皮膚=人からでた垢なんです。

ということは、白い粉を掃除せずにそのままにしておくとダニのエサをそこら辺中に撒き散らかしてダニをおびき寄せていると言っても過言ではないのです!

しかも!

ダニはエサを食べれば当然フンをします。
ダニは人の皮膚=垢をエサにして1日に20回もフンをします。

ダニのフンもアレルギー反応が出る対象物質となりますので放っておけません。

ましてや小さな子どもはこれらにとても敏感に反応してアレルギー反応が出てしまう可能性があります。

こう聞くと「きゃー!」と悲鳴をあげたくなりますよね…!
掃除機で吸ったからといって、もう白い粉をそのまま放置はしておけませんね。

掃除機をかけたあともそれだけで安心せず掃除機内に溜まったゴミは素早くビニールなどに入れて口を縛ってからゴミ箱に入れて、フィルターなども綺麗に掃除しておくことを心がけましょう。

そうすることで掃除機内のカスにダニが寄ってくるのを防ぐことができます。

まとめ

ダニを退治するには掃除機で吸うだけではなく熱や乾燥することでダニを死滅させてから掃除機で吸うことが大切です。

ただ吸うだけでは生きたダニな掃除機では退治できません!

また、掃除機で吸った後も白い粉などはそのままにしておくとそれにダニが集まってくるかもしれません。

小まめにフィルターのお掃除をするなどして掃除機の内部も綺麗にしておくようにしましょうね!

ダニ対策についてはこちらの記事もおすすめです。
→ ダニ対策にバルサンって効果的?いつやるのが良い?注意点は?

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