浴衣でおでかけする時、下駄に慣れていないと、靴擦れ(鼻緒ずれ)が心配ですよね。
なので、「素足ではなく、足袋を履きたい」と思っている人も多いようです。
ところが、「浴衣に足袋はおかしい」という意見も出回っています。
そこで、浴衣に足袋を履くのは本当におかしいのか、その真相に迫ります。
又、下駄の靴擦れ(鼻緒ずれ)予防法についても触れていきます。
浴衣に足袋はおかしいって本当?
人によっては、「浴衣に足袋などおかしい」という人もいるかもしれません。
でも、結論から言うと、浴衣を着た時に足袋を履いても、全く問題ありませんよ。
なので、「浴衣で足袋を履きたい」という人は、安心して履いてくださいね。
浴衣を着て足袋を履くと、むしろ粋な雰囲気に見えて、カッコ良かったりもします。
芸者さんや日本舞踊の舞踊家の方、落語家の方などは、浴衣で足袋を履いていますよ。
なので、「浴衣で足袋」は「絶対にやってはいけないNGマナー」ではないのです。
又、浴衣を着た時に足袋を履くと、足元の冷え予防にもなります。
浴衣の時期は、あちこちで冷房が効き始めますよね。
これが足元の冷えになるので、健康のためには足袋を履いた方が良いかもしれません。
では、なぜ「浴衣に足袋はおかしい」という意見が出回るようになったのでしょうか。
その背景には、「浴衣=素足」というイメージの定着が関係しているようです。
実は浴衣は、本来は「寝間着」「風呂上がりの服装」という位置づけの和服です。
なので、「素足のままラフに着る」というイメージがしみついてしまったのでしょう。
浴衣でのおでかけの時足袋は靴擦れ防止になる?
浴衣でおでかけする時、足袋を履くと靴擦れ(鼻緒ずれ)防止になります。
素足で下駄を履くと、歩くたびに、足の指に鼻緒が当たってしまいますよね。
実はこれは、思った以上に痛く、なかなか治らないのが厄介なのです…。
下駄で歩くことに慣れている人なら、上手に歩きながら予防することもできます。
でも、下駄に慣れていないと、すぐに靴擦れ(鼻緒ずれ)になってしまいます。
なので、これが心配な人は、浴衣でおでかけする時、足袋を履くことをオススメします。
足の指と鼻緒の間に、足袋の布が入っているだけでも、当たりの衝撃が違いますよ!
又、最近は、「足袋ソックス」という足袋型の靴下も出でいます。
足袋ソックスは、足袋よりも柔らかい素材なので、とても履きやすいですよ。
長時間履いていても、足を締め付ないので、足袋や下駄の初心者の人にオススメです。
もちろん、靴擦れ(鼻緒ずれ)防止効果もバッチリあるので、安心ですね。
インターネットの通販などでも、1足1,000円前後で買うことができますよ。
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その他の靴擦れ予防法は?
では次に、足袋を履く以外の、靴擦れ(鼻緒ずれ)予防法を紹介します。
まずは、履く下駄の鼻緒を、引っ張ってほぐし、広げてみましょう。
下駄を履いた時の靴擦れ(鼻緒ずれ)は、きつい下駄をを履くことによっても起こります。
歩いた時に鼻緒が足の指に当たることに加え、きつい鼻緒が足の指を圧迫するのです。
なので、おでかけする前に、下駄の鼻緒をほぐして柔らかくし、広がりやすくしておきましょう。
次に行いたい予防法は、「足の親指と人さし指にばんそうこうを貼る」というものです。
靴擦れ(鼻緒ずれ)は、鼻緒が足の指に直接当たってしまうことで起こります。
なので、鼻緒と足の指の間に、クッションの役割を果たすものを置く必要があります。
そこで活躍してくれるアイテムが、ばんそうこう(※カットバン)なのです。
カットバンに付いているガーゼが、足の親指・人指し指の内側に当たるように貼ってください。
こうすることで、鼻緒が直接足に指に当たらなくなるので、靴擦れ(鼻緒ずれ)予防になります。
まとめ
世の中には、「浴衣=素足」というイメージから、「浴衣に足袋はおかしい」という意見もあるようです。
でも、浴衣でおでかけする時、足袋を履いても全く問題はありません。
足袋を履くことで、下駄を履いた時の靴擦れ(鼻緒ずれ)防止になるからです。
その他にも、足元の冷えを防止してくれるという効果も期待できます。
足袋を履く以外の靴擦れ(鼻緒ずれ)予防は、「下駄の鼻緒をほぐして広げる」というものがあります。
又、足の親指と人さし指に、ばんそうこうを貼るという予防法もオススメです。