お彼岸に実家を訪問する際には、手土産やお供え物を用意しなければなりません。
それには、やはりのしをつけることが正式なマナーです。細かい部分は主人に確認するとして、基本的なマナーは知っておかねばなりません。とくに新婚で初めて主人の実家をお彼岸に訪ねる場合、いろいろと悩むことも多いと思います。
お彼岸に義実家を訪ねる場合の、手土産とお供え物にまつわるマナーをお伝えしましょう。
お彼岸で義実家の手土産にのしは必要?
お彼岸なので仏様に上げるお供え物はもっていくとして、その他に手土産をもっていくべきかに悩みます。
基本的には、お供え物をもっていけば手土産は必要ありません。ただ、地方や家庭によってお供え物と手土産の両方をもっていく習慣のところもあるので、ご主人に確認した方がいいでしょう。
お供え物と手土産の両方をもっていく場合、手土産にはのしは必要ありません。それでも丁寧にのしを付けるときは、手土産には、「御土産」と書きます。
お彼岸で義実家のお供え物にのしは必要?
仏事のお供え物の場合、のしと言ってもだいたいは通用しますが、正式にはのしとは言わず掛け紙と言います。
お母さんお彼岸のお供えを持ってきました、といって問題無いようなフランクな関係ならば、普通の包装紙でいいですが、お母さんご無沙汰しております、お彼岸のご挨拶に参りましたと、三つ指ついて挨拶するような関係であれば、お供え用の掛け紙で包んでいくべきでしょう。
他人じゃなくて身内だから形式的なことはいいのよ、言われたら次から付けなければいいのです。
お彼岸のお供え物としては、お萩(秋)、ぼた餅(春)、故人が好きだった食べ物やお酒、菓子折り、果物、ハムなどの詰め合わせ、高級な線香やろうそくといったものがふさわしいとされています。
お萩とぼた餅はお彼岸の定番の食べ物で、秋のお萩と春の牡丹餅に分かれています。ただ、日持ちのする食べ物ではなく、親戚が多いと重なってしまうこともあり、また実家で作ることもあるので、最近では日持ちのする果物や菓子折りをもっていく場合が多くなっています。
その際に選ぶ基準としては、故人が好きだった食べ物やお酒をもっていったり、果物や菓子折りをもっていくのがいいでしょう。実家にお子さんがいる場合には、ハムの詰め合わせなども喜ばれます。
また、仏壇のある実家の場合には、高級な線香やろうそくをもっていくのもいいでしょう。線香やろうそくは長持ちするものなので、他の親戚と重なっての大丈夫です。
お彼岸でお供え物をもっていく場合、のしは必要です。フランクな関係の場合、のしまで必要ないと義母から言われることもありますが、やはり丁寧にやって気を悪くされることは無いので、形式的ではあっても、のしを付けた方がいいです。
お彼岸で、のしの書き方のマナーは?
お彼岸でもっていくお供え物ののしの書き方のマナーは、とても簡単です。
まず、お供え物をのし紙で包む、水引の上に「御供」と書く、水引の下に主人の名前を書く、それだけです。
お彼岸の仏様にお供えしてほしい場合には、「御供」の他に「献納」とか「奉献」と書いてもいいです。あなたの家の仏様に供えた品物を相手に贈る場合には、「撤下」と書きます。それ以外であいまいな場合には、「上」とだけ書きます。
ただこれだけなので、のしは必ず付けるようにしましょう。
まとめ
以上はあくまでも一般的なマナーです。
地方や家庭で、細かいところは違ってきますから、基本的なところをおさえておいて、あとはご主人に相談しましょう。
マナーや常識のない嫁と思われない為の知識ですから、実家のしきたりを知ることが必要なのです。
義実家との付き合い方はこちらの記事も参考になりますよ。
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