災害が起こると、テレビやラジオなどで避難勧告と避難指示という言葉をよく耳にしますよね。
でも、避難勧告と避難指示はどう違うのかどのくらいのレベルのことを言うのか、また災害が起こった時にスマホにちゃんと通知が来るのか不安になったりしますよね。
そこで今回は、いざという時に焦らないために避難勧告と避難指示の違いとその警戒レベル、スマホでの設定方法についてご紹介します。
目次
避難勧告と避難指示はどう違う?強制力はあるの?
避難勧告と避難指示なんとなく分かるけど、どう違うのか詳しくは分からない。
もし、災害が起こっても意味が分からないし、どうしていいのか分からなかったら大変ですよね。
そうならないためにも「避難勧告」と「避難指示」について書いていきたいと思います。
避難勧告と避難指示(緊急)は「土砂災害」「水害」「高潮」「津波」などの発生時または災害発生の恐れがある場合に住んでいる自治体から発令されます。
- 避難勧告とは、災害発生の恐れのある地域の移住者に避難を促し立ち退きを進める場合に発令されます。
- 避難指示(緊急)は災害による被害の危険性が目前に切迫している場合や人的被害が発生したときに発令されます。
避難指示(緊急)は、避難勧告より強制力が強く移住者等を避難させるために立ち退かせるための行為で「命令」にあたりますが、法的な強制力や罰則はありません。
しかし、災害による被害が想定されるので避難する必要があります。
避難指示(緊急)って何?と思った人もいるかもしれませんが、平成28年12月から避難を開始する必要性を明確にするために「避難指示」から「避難指示(緊急)」になったんですよ。
避難勧告はどのくらいの警戒レベルなの?
避難指示(緊急)より避難勧告の方が警戒レベルは低いのは分かったけど、避難勧告は一体どのくらいの警戒レベルなの?と疑問に思いますよね。
まず警戒レベルは1~5段階に分けられており、数字が大きくなるに連れて危険度が増します。
避難勧告の警戒レベルは「4」に位置付けされています。
- 警戒レベル1「早期注意情報」気象情報に注意
- 警戒レベル2「洪水注意報」「大雨注意報」避難方法の確認
- 警戒レベル3「洪水準備・高齢者等避難開始」高齢者等は避難
- 警戒レベル4「避難勧告」「避難指示(緊急)」全員避難
- 警戒レベル5「災害発生情報」命の危険
避難勧告の警戒レベル4は、全員に避難を促します。
避難行動を取る場合、避難勧告(警戒レベル4)が出た段階がいいとされています。
なぜ、警戒レベル5が出てからではなく「警戒レベル4」の時に避難行動するのがいいのかというと、警戒レベル5が出たタイミングだと命の危険があるので避難行動を取るタイミングとしては遅いからです。
そして警戒レベルが5段階中の「4」と高いので、避難勧告が発令された場合は細心の注意が必要です。
警戒レベル4が出たらすぐ行動できるように日ごろから準備しておくことが重要ですね。
避難勧告をスマホで設定する方法!簡単に確認するには?
避難勧告が発令された際にスマホが教えてくれたら情報を詳しく知ることができて便利でいいですよね。
簡単に避難勧告をスマホで設定、確認 することができるので是非、試してみて下さいね。
各キャリアでの避難勧告の設定・確認をする方法!
避難勧告の設定ができているか、確認しておきたいですよね。
各キャリアでの設定方法をご紹介していきますので、自分のスマホでチェックしておいてくださいね。
- 「設定」をタップ
- 次に「通知」をタップ
- 画面の下までスクロールします
- 「緊急速報」をタップし、オンにします。
- アプリから「au災害対策」をタップ
- 「緊急速報メール」をタップ
- 画面下の「設定」をタップ
- 「災害・避難情報」をタップ
- 「受信設定」をタップ
- 「受信する」をタップ
- 「docomo災害用キット」アプリを開く。
- 「緊急速報エリアメール」をタップ
- 画面右上の「設定」をタップ
- 「翻訳・アプリ連携設定」をONにする
- ホーム画面から「アプリ」をタップ
- 「安心・安全」をタップ
- 「緊急速報メール」をタップ
- 「受信メッセージ一覧」画面の右上をタップ
- 「受信設定」をタップ
- 「緊急速報メール受信設定」をタップし、チェックを入れると設定することができます
緊急速報に対応しているか確認できない場合は、「Yahoo!防災情報」を利用してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
避難勧告、避難指示聞いて分かりそうだけど分からない。
説明してと言われたら説明できないという人も多いと思います。
災害が起こった時に調べるのではもう遅いかもしれません。
今から避難勧告、避難指示の詳しい意味を理解し、災害に備えておくと安心ですね。
スマホでも簡単に設定、確認することが出来るので一度試しておくのもいいかもしれません。
いつ起こるか分からない災害、少しでも疑問を無くし、いざという時の為に備えましょう。