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ラグビーのスクラムはなぜするの?掛け声やモールとの違いは?

2019年9月20日から開催されるラグビーのワールドカップ2019、アジア初ということもありメディアでもラグビーについて取り上げられることが多いですね。
五郎丸選手の活躍もあり一般的な知名度が上がっているとは言っても、ルールがよくわからない、ぱっと見て何をしているのかわからないことが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ラグビーの試合でよく見かける「スクラム」について紹介します。

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ラグビーのスクラムはなぜやるの?意味はある?

まずスクラムとは、試合中に何らかの問題(プレーミスなど)が発生したと審判が判断した際、一時停止させた試合を再開するための「セットプレー」と呼ばれるものの1つです。

ラグビーのルールでは、選手がボールを地面に落としてしまった場合などの「ノックオン」、ボールを相手のゴール側にいる仲間へパスしたり投げたりした場合の「スローフォワード」といった反則があります。

これらの反則が故意におこなわれたと審判が判断した場合にはペナルティキックが与えられるものとなりますが、反則などするつもりがなくてもプレーミスしてしまうなんてことが起きるのは考えられることでしょう。

もちろん故意でなくても反則は反則なのでノックオンやスローフォワードが発生した際には審判が試合を止めなくてはいけません。
そこで故意でないと判断された反則の際にペナルティキックの代わりにおこなわれるのがスクラムとなります。

スクラムを組むって?

両チームからそれぞれ8人の選手がスクラムを組み、その中にボールを投げ入れることで試合が再開されますが、ペナルティでもあるためボールは相手チーム側に渡ることになります。

しかしながら、ここで面白いのがスクラムを組むことになったからと言ってプレーミスをしたチーム側が大きく不利になるものでは無いと言うところでしょうか。

スクラムを組んで試合再開した際の攻防で相手チームからボールを奪うことが出来れば相手の攻撃機会も奪うことが出来ますし、スクラムを組んだ位置が相手のゴール付近であれば強引に押し込むことで得点につなげるなんてことも可能です。

ラグビーと言われてぱっと思い浮かべる状況の1つがスクラムを組んでいる状況かと思いますが、スクラムは試合の駆け引きの象徴でありラグビーの醍醐味の1つなのだとわかりますね。

ラグビーのスクラム中の掛け声は何て言っているの?

さて、スクラムがどういったものかわかったところで、次は実際に組むときの流れです。

スクラムは審判の「クラウチ」、「バインド」、「セット」の掛け声に合わせて組み上げていきます。

  1. クラウチ
    互いのチームで最前列となる3人がスクラムの姿勢を取ります。
  2. バインド
    最前列3人の内、両端にいる選手が正面にいる相手チーム選手と肩を掴み合います。
  3. セット
    この掛け声がおこなわれた瞬間に両チームがぶつかり合ってスクラムが組み上がります。

審判の掛け声に合わせて組むことによって、必要以上に勢いをつけてスクラムを組んだり、相手の準備が整っていない状態でスクラムを組むなどの危険な状況を避けるためというわけです。

また、審判がセットの掛け声をおこなう前にスクラムを組もうとしてしまった場合、「アーリーエンゲージ」という反則になり、相手ボールのフリーキックがおこなわれます。

審判のセットの声が上がる瞬間に呼吸を合わせてぶつかり合う駆け引きも見所ですね。

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9月20日(金)  19:45KO【開幕戦/プールA】日本×ロシア ★マルチアングル配信実施★

9月21日(土)  16:15KO【プールC】フランス×アルゼンチン

9月21日(土)  18:45KO【プールB】ニュージーランド×南アフリカ

9月22日(日)  16:45KO【プールA】アイルランド×スコットランド

9月26日(木)  19:45KO【プールC】イングランド×アメリカ

9月29日(日)  16:45KO【プールD】オーストラリア×ウェールズ

9月30日(月)  19:15KO【プールA】スコットランド×サモア

10月4日(金)  18:45KO【プールB】南アフリカ×イタリア

10月5日(土)  17:00KO【プールC】イングランド×アルゼンチン
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10月6日(日)  13:45KO【プールB】ニュージーランド×ナミビア

10月9日(水)  16:15KO【プールA】スコットランド×ロシア

10月12日(土)  13:45KO【プールB】ニュージーランド×イタリア

10月13日(日)  12:15KO【プールB】ナミビア×カナダ
10月13日(日)  19:45KO【プールA】日本×スコットランド ★マルチアングル配信実施★

10月19日(土)   19:15KO【準々決勝】プールB1位×プールA2位  ★マルチアングル配信実施★

10月20日(日)  16:15KO【準々決勝】プールD1位×プールC2位  ★マルチアングル配信実施★

10月27日(日)  18:00KO【準決勝】準々決勝3勝者×準々決勝4勝者 ★マルチアングル配信実施★

11月 2 日(土)  18:00KO【決勝】 ★マルチアングル配信実施★

ラグビーのスクラムとモールの違いって何?!

ラグビーでは選手が組み合っている状況をよく見かけますが、事前知識が無いとわかりにくいのが、スクラムとモールの違いではないでしょうか。

スクラムは前述したように、試合再開をする際に審判の掛け声に合わせて組み上げるものですが、モールはプレー中に発生する状況を指す単語となります。

具体的に言うとボールを持って相手ゴールへ前進している選手に対して相手チームの選手が組み付いて進行を食い止めようとした際に、両チームから1人以上の選手が参加した状態を「モール」と言います。

つまり3人以上の選手がボールを巡って組み合っている状況を指すわけですね。

モールが発生することで両チームの選手が集まってきて押し合いを始めるため、沢山の選手が組み合っている状況からスクラムと似た印象を感じるのでしょう。

モールもスクラムと同様にラグビーにおいて重要な攻防ですが、試合再開時におこなわれるものか、試合中に発生するものかを覚えておくだけでも印象は大きく変わるかと思います。

なお、モールが発生した状況でもプレーはそのまま続行されますが、両チームがせめぎ合うことから膠着状態に陥ったりすることもあります。
その場合には審判が試合を停止させ、スクラムを組んで試合を再開することになります。

ラグビーの試合中に選手が押し合いしているところで、審判の指示により組み直しがおこなわれていたら、「モールで試合の流れが止まったから、スクラムで仕切り直しをするんだな」と状況がわかるわけです。

まとめ

今回はラグビーにおいて代表的なプレーとなる「スクラム」について紹介してきましたが、試合再開時におこなわれるプレーであることから試合観戦時にはよく見かけることになるかと思います。

試合の流れが切り替わる瞬間になることも多い場面ですので、ここを理解しているだけでもラグビーの面白さが大きく変わるでしょう。

 

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