浅草・浅草寺で毎年夏に行われているほおずき市は、浅草の歴史ある名物行事です。
朝から夜遅くまで、たくさんのお客さんで明るく賑わうお祭りです。
そこで、浅草寺のほおずき市の詳しい情報を紹介していきたいと思います。
行ったからこそわかる混雑回避の方法などぜひ参考にしてみてください♪
又、その見どころや歴史についても触れていきますので、ぜひほおずき市を知ってくださいね。
浅草寺・ほおずき市の日程やアクセス、混雑回避の方法は?
浅草寺のほおずき市は、毎年7月9・10日の2日間行われます。
この日程については、昔から変わっていないようです。
浅草駅へは、東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン・都営浅草線・つくばエクスプレスで行くことができます。
又、浅草寺の境内には、駐車場が用意されていません。
なので、車で行く場合は、雷門の近くにある、雷門地下駐車場を利用する必要があります。
ただ、ほおずき市の期間は、この駐車場もかなり混み合います。
特に、昼の少し前から15時くらいにかけては、全く場所が取れないくらいです。
なので、なるべく電車を使って行くことをオススメします。
ほおずき市の会場は、元々多くの観光客でにぎわっているため、かなり混雑します。
ただ、時間帯によって、混む時間と混みにくい時間に分かれます。
ほおずき市は、朝8時から夜21時までと、かなり長い時間行われています。
夜の時間帯は、お祭りの雰囲気を求めて、多くの人がやって来ます。
逆に、朝の時間帯は、毎年あまり人がいないので、穴場の時間帯になります。
なので、混雑を避けたい場合は、朝の時間帯を狙って行くと良いでしょう。
浅草寺のほおずき市では風鈴も買える?!
浅草寺のほおずき市は、他のほおずき市と少し違うところがあります。
それは、「ほおずきと風鈴を一緒に売っている」という点です。
これには、昔から受け継がれてきた深い意味があるのです。
ほおずきは昔から、縁起の良い植物として大切にされてきました。
ほおずきは薬草として使われ、更に、雷除けのお守りとしても重宝されてきました。
又、お盆に、亡くなった人がこの世に帰ってくる時の、提灯にも似ていると言われています。
そして、ほおずきと一緒に売られている風鈴には、魔よけの効果があると言われています。
これらの縁起の良いもの2つを一緒に売ることで、人々や地域の平安を祈っているのです。
ほおずき市では、どこの店でも皆、大きな声を上げて、毎年賑やかに盛り上げています。
これには、「人々の幸せを祈り、観音様に功徳の感謝を表す」という意味があります。
お店の人たちの明るくポジティブなエネルギーを、ぜひ感じてみてください。
ちなみに、浅草寺のほおずき市のほおずきは、2,500円くらいが相場です。
少し高いかもしれませんが、みんなしっかりした見事なほおずきです。
又、ほおずき市の期間は、屋台も出店するので、お祭り気分を楽しめます。
昭和の情緒あふれる地域のお祭りですから、浴衣を着て出かけるのもいいですね。
浅草寺のほおずき市の由来とは?!
浅草寺のほおずき市は、正式には「四万六千日の縁日」という名前です。
浅草寺では、7月10日は、1年で最大の46000日分の功徳が施されるとされています。
そのため、人々は積極的に浅草寺に参拝するようになったそうです。
そのうちいつしか、「前日から参拝したい」という熱心な人も増えていきました。
そこで、前日9日と当日10日に縁日を開催するようになりました。
これがほおずき市の始まりで、江戸時代から続いています。
では、なぜほおずきを縁日で売るようになったのでしょうか。
先程お話したように、ほおずきは昔から薬草として使われてきました。
そのため、縁日で売ることで、人々の心身の健康に役立てようとしたのでしょう。
このエピソードから見ても、「人々の幸せを守りたい」という思いから始まったことがわかりますね。
まとめ
浅草寺のほおずき市は、江戸時代から続く縁起の良いお祭りです。
縁起の良いほおずきと風鈴を一緒に売ることで、人々の幸せを願います。
そして、大きな声でこれらを売り、観音様への感謝の気持ちを表現しています。
毎年賑やかに盛り上がるので、たくさんの人で賑わいます。
特に、夜の時間帯になるにつれて、混雑が激しくなっていきます。
もし混雑が嫌な場合は、朝の時間帯に行くことをオススメします。