最近、外国人観光客に一番人気のスポットが京都の伏見稲荷大社。
山のうえへと続く真っ赤な鳥居で有名です。
他にも八坂神社、北野天満宮など京都には有名な神社がたくさんあります。
京都の神社に初詣に出かけて、ついでに流行りの御朱印をいただこう!
と思ったら、以下の文章を読んでみてください。
初詣も日本の伝統的な儀式の一種。
ぜひとも最低限のマナーはおさえておきましょう。
目次
御朱印をいただく時の基本マナー
御朱印集めが流行し始めたのは2010年ごろからです。
もともとは「写経」を収めた証として渡されたものが起源とのことですが、最近では流行にのって、比較的小さな神社でも気軽に受け付けてくれるようになりました。
自前の御朱印帳を持っている方もたくさんいるようですね。
まずは出かける前に神社と御朱印の御利益や受付時間、受付場所について、ホームページなどで調べておきましょう。
規模の小さな神社などでは事前連絡が必要な場合もあります。
小銭を用意しておくことも重要です。現地でうまく両替できるとは限りません。
後で詳しく書きますが、神社に納めるお金にはお釣りが出ないようにするのが基本です。
初詣シーズンは混雑するので、到着したら早めに御朱印の受付場所をチェックして、受付票を配布していないか確認した方が良さそうです。
事前受付や受付票の配布がないようでしたら、先に参拝へ向かいます。
御朱印は参拝した証でもあるので、まず先にお参りします。
参拝せずに御朱印集めだけを目的に来る人がいて、トラブルになってるケースもあるようです。
参拝は必ず済ませるようにしましょう。
受付場所で御朱印代を納めたら、御朱印帳の記載ページを開いてお渡しします。
書いてもらっている間は静かに待ちます。
スマートフォンを操作したり、動画を撮影するなどは、相手に失礼ですのでやめましょう。
書き終わった御朱印帳を受け取る時はお礼を言います。
忙しい初詣時期でも御朱印をいただくのは失礼にならない!その理由とは?
当然ですが正月三が日は神社の参拝客が一年でもっとも増えます。
京都では伏見稲荷大社、八坂神社、北野天満宮などが全国でもトップクラスの参拝数となっていて大変混み合います。
初詣のついでに御朱印をいただきたくても、混雑している中でお願いしてよいものか考えてしまいますよね。
ですが、初詣の時期に御朱印を依頼することが、マナーに反するとか相手方に失礼ということにはなりません。
ご祭神のご神徳を伝え広めるのが神社の役割だからです。
混雑時でも可能な限り対応するよう各社とも努力されているようです。
しかし現実的な混雑時の対応として、引換券を配布して御朱印帳をいったん預かるケースや、書き置きの御朱印をわたす、スタンプのみでの対応なども行われているようです。
マナー違反ではないとはいえ、あまりにひどい混雑の場合は日を改めるなど配慮したほうがいいかもしれません。
5000円札や10000円札は失礼!?その理由とは?
御朱印代はだいたい300円〜500円といわれています。
金額をはっきり書き出しているところはその金額を、「お気持ちで」と言われたり、金額が書かれていないところでも
だいたい300円でかまわないようです。
基本的にはお釣りの出ないように用意しておきます。
筆者が以前、厄除けの祈祷をしてもらいに近くの神社に行った時こんなことがありました。
たまたま一万円札しかなかったので、「お釣りは出ますか?」とたずねると「神様ごとですから、お釣りのないように事前にご準備願います!」と強い口調で注意されました。 「今回はお出ししますが、次からお願いします」とのこと。
せめて事前に封筒などに新札を入れるなどして、準備しておくべきだったかなと反省しました。
御朱印をお願いする際に、5000円札や10000円札を出すのさずがにご迷惑です。
避けるようにしましょう。
京都在住でない場合は要注意!?ご利益を得られるのは神社の大きさではない!
氏神様と言う習わしを耳にしたことがありますか?
転居の際などはその地区の氏神様をまず参拝するというのが、神道の考え方です。
初詣についても氏神様への参拝を忘れないようにしてください。
しかし、遠方の神社に参拝することが、氏神様に対して失礼にあたるということはありません。
また、参拝するのに順番があるというわけでもありません。
必ずしも氏神様を先に参拝する必要はありません。
まとめ
初詣とはその年の最初の参拝という意味ですので、初詣の期限というのもありません。
以前から行きたかった有名な神社や、御朱印が欲しいと思っていた神社に初詣に出かけることはとても良いことです。
注意したいのは…
神社の規模や大きさによって、願いが成就しやすいとか、御利益の効果に違いがある、といったことではないということです。
神様とそのご神徳にも学業や縁結びなど種類があります。
その時のご自分の状況に合わせて参拝する神様を選ぶべきかもしれません。
以上のことに注意して気持ちの良い初詣と御朱印集めをぜひ楽しんでください!
京都には初詣スポットがたくさんあります。
おすすめのスポットや参拝のマナーをまとめました。
⇒ 京都のおすすめ初詣スポットや参拝マナーまとめ!