最近、錦織圭選手や大坂なおみ選手などの活躍で人気が急上昇しているテニスですが、軟式テニスと硬式テニスの違いはボールだけだと思っている方も多いでしょう。
ボールが違うという事は大体分かっていますが、どのように違うのか気になりますよね。今回は軟式テニスと硬式テニスの違いやルールについてなどを詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
軟式テニスと硬式テニスの違いは何?
一番の大きな違いはまずボールです。
- 軟式テニスはゴムで出来ている柔らかいボールを使います。
軟式テニスのボールは白色が多いです。 - 硬式テニスでは、テレビの試合などでよく目にする黄色の固いボールを使います。
軟式テニスと硬式テニスのボールの違いは?!
軟式テニスのボールはゴムの中に空気が入っています。
ラケットに当たる感触は軽い感じになるので遠くに飛ばそうと思うと思いきりラケットを振る必要があります。
硬式テニスのボールはゴムとフェルトで出来ているので軟式テニスのボールより弾力があって、タイミングがバッチリ合えば軽い力で遠くまで打ち返す事が出来ます。
ボールの打ち方も違う…
- 硬式テニスではラケットを両面使います。
- 軟式テニスは片面だけを使います。
フォアハンドもバックハンドも片面のみで打ち返します。
軟式テニスと硬式テニスの普及度は?!
硬式テニスは老若男女問わず、多くの層の人に親しまれています。
また世界中でプレイされています。
軟式テニスは中学の部活などで導入されているケースが多いですね。
軟式テニスはソフトテニスと呼ばれ、日本や一部の国でプレイされています。
軟式テニスと硬式テニスはコートも違う?!
次に硬式テニスと軟式テニスのコートの大きさは同じです。
軟式テニスと硬式テニスで違う点はネット形状です。
- 硬式テニスではネットの真ん中を低くするためにベルトを着けます。
- 軟式の場合はネットはピンと張られていて平行になっています。
軟式テニスと硬式テニスって両立できるの?
硬式テニスと軟式テニスが両立出来るかですが、同じテニスですがスポーツとしては全く別物として考えた方が良いです。
もちろんどちらも経験している方もいますが、硬式と軟式どちらかで自分に合った方で専念していくという形が理想的で、上達にも繋がります。
硬式テニスと軟式テニスはフォームや打ち方も全く違うので、両立するとなると難しいのです。
プレイする時に理解しているつもりでも、フォームなど頭が混乱して瞬時にボールを返せなくなったりする場合もあります。
全く無理という訳ではないので器用にすれば可能かもしれませんが、趣味で楽しむ程度では満足しないという方や競技として打ち込みたいという方、まだどちらも不慣れな方は両立はやめておいた方が良いですね。
軟式テニスと硬式テニスではラケットも違う!?
実はラケットにも軟式テニスと硬式テニスの違いがあります。
- 硬式テニスはガットのテンションをキツめに張っています。
- 軟式テニスの場合は硬式にべると柔らかめに張っています。
硬式テニスの方がボールの反発が大きくラケットに負担がかかるので、フレームの強度も硬式テニスに使うラケットの方が強く作られています。
ラケットの面積も
- 硬式テニスは大きめ
- 軟式テニスのラケットは少し小さい。
強度などの違いがあるので、硬式テニスのラケットの方が軟式テニスのラケットより重くなっています。
フレームからグリップまでの長さをシャフトと言いますが、シャフトの長さも軟式テニスと硬式テニスでは違いがあります。
- 硬式テニスはシャフトが短い。
- 軟式テニスはシャフトが長い。
硬式テニスのラケットはどっしりとした感じで、軟式のラケットは華奢なイメージになっています。
そして軟式のラケットには表側に「STA公認」のマークが入っているのが特徴です。
公式の試合ではこのマークが入っていないラケットは使用出来ません。
一見似ていますが、ラケットだけでもたくさん違いがありますね。
軟式テニスと硬式テニスのルールって違う?
軟式テニスと硬式テニスのルールの違いですが、スコアの数え方に違いがあります。
硬式テニスでは0、15、30、40となりますが、軟式テニスでは0、1、2、3と数えます。
4ポイントを取るとそのゲームを先取出来るという所は一緒です。
- 硬式テニスは6ゲームを先に取った方が1セット獲得します。
- 軟式テニスでは4ゲーム又は、5ゲームを取ると1セット取ることが出来ます。
デュースなどのルールは大体同じです。
- 硬式テニスはサーブでトスを何度もやり直ししても良いですし、わざとでなければ二度打ちしても大丈夫です。
- 軟式テニスではサーブのトスは一回しか認められていません。
また、二度打ちしてしまった時点で失点となってしまいます。
軟式テニスの方がミスすると響いてしまいますね。
どちらもシングルスとダブルスがありますが、硬式テニスはシングルスがメジャーで、軟式テニスはダブルスの試合が多いです。
まとめ
硬式テニスも軟式テニスもこんなに違いがありますが、どちらにもそれぞれの魅力がありますね。
テニスはプレイをするのはもちろんですが、試合を観戦するのも面白いですよね。
試合を見る時も、軟式テニスと硬式テニスの違いが分かっているともっと楽しめますね。
日本人選手の活躍も素晴らしいので、これからももっとテニスはたくさんの人に愛されるスポーツになるでしょう。