生活

台風の渦の向きは決まってる?ハリケーンとの違いやどっちが強い?

台風って実は1年中発生するって知っていますか?

私は実は知らなかったんです(-_-;)台風1号とかいうのをニュースで見て、えっこんな時期に?!となって、改めて考えてみると台風シーズンなんて言われる9月あたりってもうすでに台風1〇号とか言ってますもんね。

台風の事って全然知らないな~とちょっと気になったので色々調べてみました。へぇって思ったことが多かったのでご紹介していきますね。

台風の渦の向きは決まっているのか?台風と海外で発生するハリケーンってどう違うのか?どっちが強いのかについて取り上げていきますね。

本格的な台風シーズンの前に台風についての知識もつけておいてはいかがでしょうか。

台風の渦の向きって決まっているの?

台風のニュースを見ると「嫌だな…」と感じる方も少なくないはず。

気づいている方もいるかとは思いますがこの台風、天気予報を見ているとなんだか渦が同じ方向に動いているように見えませんか?

気にして見てない方も多いかもしれませんが、このように見えるのには何か理由があるのでしょうか?

台風の目は左巻き!?

台風の目は実は左巻きになっています。

右巻きの台風があるのかと思いますが実はありません。台風の渦は常に左巻きです。

では、なぜ左巻きと決まっているのでしょうか?

なぜ台風の目は左巻きなのか?

なぜ台風は左巻きなのかというとある法則があるからです。
その法則は「コリオリ力(りょく)」と呼ばれてです。

※コリオリ力とは?
例えば円板で例えるとします。
この円板が反時計回りに回っている時、円板の上に立って観察すると、ボールは進行方向に対して右向きに曲がります。

さらにこの円板が逆の時計回りになると、ボールは左向きに曲がります。
このボールを横向きに曲げる力を「コリオリの力」、あるいは「コリオリ力(りょく)」と呼びます。

地球は1日1回自転をしている為、コリオリ力が作用しています。普段はとてもゆっくり回転しているので、コリオリ力が肌で感じることはありません。

ですが台風のように大きくなると肌で感じられるようになります。台風の目に流れ込む空気で例えると、空気は常に右へ旋回しながら台風の目に流れ込みます。その為物などは右へ逃げようとするので左巻きの渦になります。

これが一般的にコリオリ力の為に「台風は左向きの渦になる」という説明と言われています。

台風の左巻きの渦にはこのようなものがあったのですね。
初めて知ったという方も多いのではないでしょうか?

台風とハリケーンの違いって何?

日本では「台風」と呼ばれていますが、海外では「台風」という名前ってあまり聞いた事がないと思いませんか?

同じような現象なのに海外ではまた別の名前で呼ばれていたりしますよね。
これらの名前には何か定義があるのでしょうか?

「台風」とは

熱帯・亜熱帯の海洋上で発生する熱帯低気圧のうち、中心が赤道以北かつ東経180度から100度の間に存在し、中心付近の最大風速が17.2 m/s(34ノット、風力8)以上のものを指す。
引用 Wikiより

「ハリケーン」とは

以下の地域で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速が64ノット(約33メートル毎秒、約74マイル毎時、約119キロメートル毎時)以上のものをいう。

・大西洋北部(カリブ海・メキシコ湾を含む北大西洋)
・大西洋南部 (ただし、ほとんど発生しない)
・太平洋北東部(西経140度より東の北太平洋)
・太平洋北中部(180度~西経140度の北太平洋)
引用 Wikiより

このように発生する地域などによっても呼び方は変わるようです。台風よりハリケーンのほうが強いように感じます。

この2つの他にも「サイクロン」というインド洋などで発生する熱帯低気圧もあります。

スポンサードリンク

台風とハリケーンってどっちが強いの?

先にも説明したように台風とサイクロンは名前の違いだけではなく、発生する地域や強さも違うようです。

では実際どちらが強いのでしょうか?
過去にあった台風とハリケーンの被害を紹介します。

過去最大の台風は…

1959年 「伊勢湾台風」

最低気圧 895 hPa、最大風速75 m/s
死傷者数死者 4,697名、行方不明者 401名、負傷者 38,921名

観測史上最大の台風と言われている台風です。国内で過去最大級の風速と被害をもたらしたと言われていて、阪神淡路大震災と同様、自然災害で最悪の被害を記録した台風でした。

過去最大のハリケーンは…

1780年 「グレート・ハリケーン」

最低気圧???、最大風速???
死傷者数22000人超

ハリケーンの中では観測史上最大と言われていますが、発生時期が古いものなので詳しい数値は分かりません。ですが被害を見れば伊勢湾台風よりかなり強いもののようです。

参考までに現代で強いハリケーンと言えば
2005年8月23日に発生した「カトリーナ」です。

2005年 「カトリーナ」

最低気圧902 hPa、最大風速78 m/s (280 km/h)
死傷者数453名〜1,335名

近年の記録で見ると台風もハリケーンも同じくらいに感じますが、最低気圧で見ると伊勢湾台風が強く死傷者も多いです。

ただ、過去を遡れば死傷者が22,000名を超えるようなハリケーンもあります。
一概にどっちが強いとは言い難いですが、死傷者の数を見るとゾッとしますよね…。

まとめ

暖かい時期になってきましたが、台風が増えてくる季節にもなりました。

自然災害だから仕方がないかもしれませんが、自分や家族を守る為に防災意識を高めておきたいものです。

スポンサードリンク