端午の節句であるこどもの日は、五月人形を飾ってお祝いをしてあげますよね。出して飾るのは意外と簡単にできますが、正しいしまい方ってあるのかなって疑問ですよね。
間違ったしまい方で、ケースが割れたり傷ついたりしたら悲しいですよね。
そこで、ガラスケースに入った人形のしまい方。ガラスケースに入った五月人形をしまう時に気をつけるべき事は何なのか。五月人形をしまう時に揃えておくと便利な物。しまった後の保管場所について。
など、ガラスケース入りの五月人形の片付けの仕方についてご紹介します。
ガラスケースに入った人形のしまい方は?
ガラスケースを扱う際に一番気を使うのは、割れない様にしまう事ですよね。割れない様にする為には、ガラスケースとしまっておく箱の相性によっても変わってきます。
ガラスケースを買った時に入っていた箱でも、あまりにもピッタリサイズの場合は出し入れする時に変に力を加えてしまったりするので危険です。
また、無理に押し込んだりしてガラスを割ってしまう事もあるので気をつけましょう。
たとえ最初にガラスケースが入っていた箱でも、 なかなかしまえない場合は少し大きいサイズの箱を用意した方が良いですね。
適度な箱がない場合は、ホームセンターなどでダンボールを購入するのがおすすめですよ。無料の物を貰ってきても良いのですが、湿気があったり臭いがあると困りますからね。
湿気があったりするとカビが発生してきて、ガラスケースだけでなく人形にまで悪影響を与えてしまいますので注意が必要です。
丁度良いサイズのダンボールが見つかったら、ガラスケースをガラス専用の洗剤を染み込ませた柔らかい布巾などで優しく拭いた後、乾拭きもして水気をしっかりと取ってなるべく晴れて乾燥している日にしまうのがベストです。
もし、丁度良い大きさのダンボールがない場合は丸めた新聞紙や緩衝材を隙間に詰めると良いです。箱に詰めるにあたってのポイントは、あまりぴったりに詰め込まずに隙間に指が1本入るぐらいの余裕を残して詰める様にしましょう。
きちんとした、手入れをしてしまっておけば、来年も綺麗な状態で簡単に出せる様になります。
ガラスケースの五月人形をしまう時に気をつける事とは?
ケース入りの五月人形はしまうのがとても簡単です。人形自体の手入れはする必要がないのでガラスケースの手入れはしっかりしてあげましょう。
②箱にしまう
ガラスケースは傷つきやすいので柔らかい布と柔らかい毛ばたきで飾っていた時についた、ほこりを優しく払ってあげましょう。
そして少し大きめの箱に入れて、出し入れを楽にしておきましょう。
五月人形をしまう時に揃えておきたい物は?
①少し大きめのダンボール
五月人形を入れるための箱。もちろん、最初に入っていた箱が丁度良ければ必要ないです。
②新聞紙や緩衝材
少し大きめのダンボールや箱を使う場合は、これらを丸めて隙間に入れます。
③薄めの手袋
五月人形はデリケートなので素手では触らずに、必ず薄めの手袋をして作業しましょう。
手垢や汗が付着すると装飾部分の金具がサビたり変色する恐れもありますので、素手では触らない様にしましょう。
④柔らかい毛ばたき
五月人形についたほこりを払います。傷つけないようにする為に毛ばたきの素材は柔らかい羽根の物を使えば安心です。
⑤柔らかい布
タオルやティッシュだと種類によって傷をつけてしまう恐れがあるので、めがね拭きみたいな柔らかい布で乾拭きするのが良いです。
⑥飾りや人形を包む紙(和紙など)
飾りや人形をそれぞれ和紙など柔らかい紙で包んでしまいます。きっちり包みすぎると型崩れの原因になるのでふんわりと優しく包みましょう。
兜などの金属は新聞紙で、包む事でインクがサビを防いでくれます。
⑦人形専用の防虫剤(少量)
五月人形を箱に収納する際に、一緒に防虫剤も入れます。人形専用の防虫剤があるので、それを人形や金属部分には直接、触れない様に入れておきます。
毎年、同じ種類の防虫剤を使用しましょう。別の種類の物を使うと化学反応を、起こす恐れがあるので気をつけて下さい。
⑧防湿剤、乾燥剤(少量)
五月人形にとって湿気は大敵です。湿気が多そうな場所にしまっておかなくてはいけない場合は防湿剤や乾燥材を入れた方が良いです。
あまり入れすぎると、乾燥しすぎてしまうので少量で大丈夫です。
注意しなければいけない事として、いろんな薬剤や防虫剤を混ぜて使用するのは危険なので注意して下さい。
⑨用意しておくと使える物
めん棒・脱脂綿・柔らかめの小筆などは、細かい所のほこりを払うのに使えます。人形を傷つけない様に優しく作業しましょう。
五月人形を保管するのに適した場所は?
日が当たらない湿気が少なめで、風が通る場所にしまっておくのが最適です。
押入れの上段や天袋など、高い所に入れるのが良いです。押入れがない場合はクロゼットやタンスの高い所に置いておくと良いですね。
まとめ
きちんとお手入れしてしまっておげは、出し入れするのも楽になるので、めんどくさがらずに出してあげる事ができそうですね。
毎年やってくる行事なので少しでも負担が減るのは嬉しいですね。いつまでも、変わらず綺麗な五月人形でお祝いしてあげましょう。