雛人形を飾りたいけど、子供が小さいと段飾りを壊しちゃいそうで…なんて飾らない人も居るかもしれませんね。
そんな人は子どもと一緒に雛人形を工作してみてはいかがでしょうか。折り紙など身近なものを使って簡単に作れちゃいますよ。
今回は簡単な雛人形やひな飾りの作り方をご紹介します。手作りひな飾りなら遊びに使ってしまってもOKです。
参考にしてみてください♪
目次
折り紙で作るとっても簡単雛人形の作り方!
では、工作とは言ってもどのようなものがあるのでしょうか?
お子様と一緒に出来る簡単な工作と言えば折り紙でしょうか?
折り紙なら幼稚園や保育園でもやっていますし、お子様の発達にも良いものです。
今回は雛人形、雪洞(ぼんぼり)、屏風、桃の花の作り方を紹介します。
雛人形(男雛・女雛)
用意する物
・折り紙2枚(男雛用 青1枚、女雛用 赤1枚)
・ペン(黒)
折り方
1. まず折り紙の白い面(裏側)を上にします。下の角を三等分に折り、菱形の状態になるようにします。この時上から⅓位の面が白い面(裏側)が見える状態となり、下の面は色紙が見える状態(着物の合わせみたいな感じ)になります。
2. 折った菱型の折り紙を裏返しにし、下から半分に折り上げます。
3. 折り上げた部分の中心に向かって、折り上げていない部分の両端を折ります。
4. 白い部分の縦半分に軽く折り目を付けます。色の変わり目に向かって折って、人形の頭になる部分を作れば女雛の完成です。
5. もう1つの人形は頭の先を更に上に向かって折り上げると烏帽子になります。これで男雛の完成です。
6. それぞれの人形に顔を書けば雛人形の完成です。
雪洞(ぼんぼり)
用意する物
・折り紙黒1枚(1枚で雪洞を2つ作ります)
折り方
1. 縦横半分に折り、折り目を付けます。
2. 折り目に沿って切り離して折り紙を半分にします。
3. 白い面(裏側)を上にして、上から¼の部分を後ろに折ります。
4. 縦に3等分になるように折り、右側が下にくるようにします。右側の部分を外に向かって折って、白い三角形を作ります。
5. 白い三角形の部分を袋折り(右上に裏側の黒い部分が見えるように折る)にします。
6. 下の黒い部分を下から¼を外側に折り上げる(上の部分で作った三角形を小さくしたような形にする)。
7.上の三角形の左下の角を、下の三角形の左上の角がくっつくようにします。上の三角の左下の角も下から¼の所になるように折り直します(三角形を少し大きくする感じです)。
8. 今度は反対の左側も同じように折っていきます(4〜6の作業をします、7は雪洞の形が崩れるのでやらないで下さい)。
9. 足の部分が台形になるように白い三角の部分(左右まとめて)折り上げます。
10. 左側にある袖の下の部分を少し折り、袖全体を段折り(谷折りをして更に山折りをして段を作る)にして完成です。
屏風
用意する物
・折り紙金色1枚
折り方
1. 折り紙を白い面が見えるよう(裏面)に置き、縦横それぞれ半分に折り目を付けます。
2. 横の折り目に向かって下の¼を折ります。
3. 縦線の折り目に沿って折ります(縦半分に折ります)。
4. 更に縦に3つに折り、折り目をつけます。
5. 折り紙を開き、折り目に沿って縦の線を段折りにしていきます。
6. 軽く広げれば完成です。
桃の花
用意する物
・折り紙桃色1枚(作りたい数に応じて増やしてもOK)
・はさみ
・ペン(鉛筆でもOK)
折り方
1. 折り紙を白い面(裏面)が上になるように置き、下から半分に折ります。
2. 更に半分に折り、1の状態になるように開きます。
3. 上の部分を縦の中心部分に向かって折り、折り目をつけます。
4. 出来た折り目のところまで上の頂点を折り、そこで出来た三角の右側と真ん中の縦の折線に合わせて右下の角をに折ります。
5. 左側にきた先程の角がある辺に合わせて、更に内側へ半分になるように折ります。
6. 裏返して裏面も同様に内側へ折ります。
7. だいたい真ん中辺りにペンで上向きのカーブを描きます。この線は切る印になります(下向きにするとお花になりません)。
8. 描いた線をはさみで切って広げれば完成です。
年齢によって出来る作業と難しい作業があります。雪洞は折るのが難しいので保護者の方が作ってあげてもOKです。
桃の花も簡単そうですがはさみを使う作業があるのでお子様によっては難しい作業になります。(2〜3才の子にはさみを持たせる場合は必ず保護者と一緒に作業させて下さい)
はさみを使う際はなるべく近くで見守って作業するようにして下さい。
お子様が小さい場合は雛人形だけでもいいかもしれませんね。
ペーパークラフトでもっと本格的に
もし「もっと本格的に作ってみたい!」と言う方もいるかもしれません。
そんな本格派な方にはペーパークラフトがおすすめです!
ペーパークラフトははさみやカッター、のり、セロハンテープなどで切ったり貼ったり作業する事が多いので4才以上向けかと思います。
3歳以下のお子様と作業をする場合は、お子様にはのりやセロハンテープなどを使う組み立て作業をおすすめします。
ペーパークラフトは自分で図案から作るのはかなり難しいのでインターネットで検索すればたくさん図案が出て来ます。
お子様と作るのであれば、子供向けのかわいいひな人形がおすすめです。
「ペーパークラフト ひな祭り 無料」などとインターネット検索すれば、たくさんの種類の図案を見つける事が出来ます。
「無料」とつけて検索すればペーパークラフトの図案を無料でダウンロード出来るので、自分で図案を考える手間が減ります。
またペーパークラフトは図案をクラフト紙にプリンターで印刷する為インターネット環境の他、プリンターも必要になってきます。
・プリンター
・クラフト紙(厚手の紙)
・ハサミ、カッター
・のり
・セロハンテープ
男雛、女雛以外にもに三人官女なども作れるので本格的にひな壇にする事が出来ます!
ペーパークラフトをしたいけどプリンターがないorパソコン環境がないという方もいるかと思います。
スマートフォンなどのインターネット環境しかないと言う方は作り方を解説しているダウンロードが必要ない図案もあるので、そちらを参考にしてみて下さい。
ペーパークラフトは折り紙よりちょっと手間がいる作業が多いですが、本格的に出来るので完成度は高くなります。
折り紙で雛人形を作った事がある方は、ペーパークラフトに挑戦してみるのも良いかもしれません。
紙皿を使っておひな様を作ってみよう♪
「ペーパークラフトみたいに本格的にじゃなくて簡単に工作したい!」という方は身近にあるものでおひな様を作ってみませんか?
壁掛けおひな様
用意する物
・紙皿1枚
・紙コップ2個
・折り紙4枚( 好きな色でOK)
・画用紙(顔を描いておく)
・のり
・カッター
・吊すための紐(リボンでもOK)
・はさみ
作り方
1. まず折り紙をちぎっておく。そして紙コップを縦半分に切って、その紙コップにちぎった折り紙をのりで貼りつけます(折り紙は着物の部分になります)。
2. 顔の描いた画用紙を紙コップに貼りつけます。雛人形はこれで完成です。
3. 次に紙皿に引っ掛ける部分を作ります。画用紙を長方形に切って、紙コップの裏側の真ん中辺りに貼ります。
4. 3.で作ったものを紙皿に取り付けます。3.で作った引っ掛ける部分に合わせて、紙皿のだいたい真ん中辺りに切り込みを入れます。
5. 作った雛人形を切り込みにはめ込みます。最後にバランスを見て紙皿の上に穴を開けて紐を通せば壁掛けおひな様の完成です。
紙皿おひな様
用意する物
・紙皿½
・折り紙2〜4枚(千代紙でもOK)
・顔を書いた画用紙
・はさみ
・のり
・クーピー(クレヨン、色ペンでもOK)
作り方
1. まずはさみで紙皿を半分に切ります。切った紙皿は、更に半分に切り込みを入れ、ボコボコしている部分切らずに残しておきます。
2. 切り込みを入れた部分を折り上げます。
3.折り紙で着物の部分を作ります。折り紙を紙皿にのりで貼り付けます。鳥帽子や扇なども作っておくと可愛くなります。
4.折り上げた部分の上部(尖っている所)に、それぞれ顔を貼り付けます。更に道具なども一緒に貼り付けます。
5. 最後にクーピーやクレヨンなど好きな色でボコボコしている部分を塗ったら紙皿おひな様の完成です。
まとめ
今からでも待ち遠しいひな祭り。パーティーで盛り上がるのも良いですが、お子様と一緒におひな様を工作して楽しむのも良いですよね。
工作をする事によって親子の時間も出来ますし、何よりお子様の成長を実感出来るのでおすすめです。
今度のひな祭りは親子で工作してみるのはいかがですか?