パウンドケーキは、お家で手軽に作れるケーキの一つでもあります。
また、日持ちもするので誰かにプレゼントする際にも重宝します。混ぜて焼くだけだし、失敗もしないんじゃないかと思われがちですが、最後の最後で残念な事になる場合もあります。それは、型から外れない時です。せっかく作ったのに、最後に崩してしまったら元も子もありません。
そこで今回は、パウンドケーキが型から外れなくなったらどうしたら良いか。粗熱をとるって言うけど、どれくらいになったら粗熱はとれるのか。
パウンドケーキが出来上がったけど切るタイミングがわからたい。などについてご紹介します。
目次
パウンドケーキが型から外れない時はどうすれば良いの?
パウンドケーキは、熱いうちに外さないと型から外れなくなるんです。
パウンドケーキが型から外れなくなるのは、材料の中のバターが冷えて固まってくっついてしまう場合が多いです。
なので、外れない場合は、型の周りを温め直してあげてから、ヘラなどでちょっとすくうと外れやすくなります。
固まってしまったなら、また温めて柔らかい状態にすれば外れてくれます。
パウンドケーキを型から外れやすくするための下準備!
でもまずは、外れやすいようにきちんとした下準備をする必要がありますね。
型を使って焼くケーキなどには、必ず型に薄くバターを塗って、小麦粉をはたくという準備をします。
バターと小麦粉を塗っておけば、ケーキが焼けた時に型に張り付いて取れなくなるという事を防いでくれます。
手で塗ると溶けるのて、フォークに刺してやると塗りやすいです。
小麦粉も最初は、多めにはたきますが、余分な粉は振って落としておきます。
最近では、便利なスプレーオイルもあります。
製菓材料店やネットなどで売られています。
バターの代わりにスプレーをして小麦粉をはたきます。
結構手軽なので、ケーキ作りをよくするなら、1本お家にあってもいいかもしれませんね。
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まぁでも、材料が無駄になって嫌だわって人には、クッキングシートを敷いておくのがいいですね。
「パウンドケーキ クッキーグシート綺麗な敷き方」とかで検索すると、出てきますよ。
型の底面、側面に合わせて敷いておいて、パウンドケーキが冷めたら紙の隅を持って引き上げるだけなので失敗は少ないですね。
パウンドケーキの粗熱をとるってどれくらいになればいいの?
粗熱というのは、指で触ったら少し熱いかなと感じる40℃ぐらいを言います。
粗熱を取るという事は、それ以下になれば次の工程に進んでも良いという事です。
粗熱を取ると言われても、若干ぼんやりしてますがきちんと意味もあります。
熱いままだと、パウンドケーキが固まりきっておらず崩れやすかったりします。
少し冷めると、生地が落ち着いて崩れにくくなります。
つまり、粗熱を取るのは触って形が崩れてしまうのを防ぐ目的があるんですね。
その他の料理で使う時は、熱すぎるとこれから混ぜるものが煮えてしまうのを防ぐなどといった理由もあります。
粗熱を取った後の美味しい保存法!
そして、パウンドケーキは粗熱を取ったら、ラップにくるんで冷ますとしっとりとして美味しくなります。
冷ます時に、型に入っていたような縦型のまま冷ますとパウンドケーキの側面がへこんでしまいます。
なので、横に倒して冷ましてあげると、形もきれいに仕上がります。
様子を見ながら、いろんな方向に倒す位置を変えてあげましょう。
ひと手間でよりしっとり美味しいパウンドケーキに!
また、よりしっとりしたパウンドケーキにしたい場合は、一手間加えれば重厚な味わいに変わります。
ラップにくるんで冷ます前に、パウンドケーキの表面と側面に、シロップを塗るんです。
シロップの作り方
材料
・砂糖…20g
・水…40cc
・お好みの洋酒….40cc
作り方
- 鍋に砂糖、水を入れて火にかける。
- 1が溶けたら洋酒を加えて冷ます。
※パウンドケーキを子供も食べる場合は、洋酒のアルコールが飛ぶまで煮詰めて下さい。
塗り終えたら、ラップで包んで横にして馴染ませておきます。
パウンドケーキは、一晩寝かせると味がなじんでしっとりして美味しくなります。
早く食べたいところをグッとこらえて、次の日の楽しみに取っておきましょう。
パウンドケーキを切るタイミングはいつ?
パウンドケーキが出来上がって、切るタイミングですが、それは完全に冷めた後がいいですね。
出来たての熱いうちはパウンドケーキがまだ、落ちついていません。
そんな時に切ってしまったら、柔らかくてふわふわしているので、切るのが難しくて形が崩れてしまいます。
パウンドケーキが完全に冷めていれば、生地が落ち着いて締まってくるので切りやすいです。
ただ、パウンドケーキは一晩寝かせておいた方が美味しくなるので、冷めても切らないで、ラップに包んだまま置いておいて食べる時に切ってもいいですね。
また、パウンドケーキを切る時に普通の包丁だと切りにくくて形が崩れる場合もあります。
なるべく、薄い刃の包丁がおすすめです。果物ナイフがあれば、小ぶりだし使い勝手が良いですね。
逆に、パンを切るとき用の包丁は止めて下さいね。
刃がギザギザなので、パウンドケーキがボロボロになる恐れがあります。
パウンドケーキを切るときは包丁の温度にも要注意
そして、薄い刃の包丁が準備できたら包丁の温度も重要です。
油分の多いケーキなどを冷たいままの包丁で切ると、油分が固まって刃についてしまい切りにくくなります。
そこで、包丁を温めておけば切る部分の油分は溶けるので、パウンドケーキに刃が入りやすくなります。
この切り方は、パウンドケーキが完全に冷めた状態じゃないと意味はないですからね。
温かい状態のパウンドケーキだと、全体が柔らかいので包丁を温めて切っても無意味ですよね。
包丁を温める時は、お湯につけて温めるようにしましょう。
直火で温めてしまうと、熱くなりすぎて包丁を傷めてしまうので止めておきましょう。
包丁を温めたらパウンドケーキを切るんですが、のこぎりで板を切る時みたく、包丁を前後に動かします。
優しくやるのがポイントです。
パウンドケーキの上から包丁を押し付けて切るような切り方だと、パウンドケーキが潰れてしまいます。
なので、切る時にはゆっくりと前後に動かしましょう。
ちなみに、パウンドケーキの厚さの理想は、2〜3cmと言われています。
厚すぎでも、口の中でボソボソになるし、薄すぎるときれいに切れないからと言われています。
まとめ
パウンドケーキを焼いて、外すときにうまく外れなかったらかなりショックですよね。
せっかく作ったパウンドケーキを最後の最後で失敗しないために、型からはずれやすくするひと手間など参考にされてください。
そして、一晩寝かせた方が美味しいって言われているので、食べたい日の前日には作る事をおすすめします。
余ってしまったパウンドケーキの日持ちや保存についてはこちらにまとめています。
⇒ パウンドケーキの日持ちはどのくらい?冷凍するなら生地とどっちがいいの?